診断士活動2年目に向けて。(たまご@5期)
こんにちは、たまご@5期です。
昨年のタキプロでは勉強会とセミナーを中心に活動していましたが、今回久々にブログに登場することになりました。
今年挑戦する受験生の皆さんにどういうメッセージを残すか考えたのですが、私自身の診断士としての活動を紹介して、皆さんに合格後のイメージを少しでも持ってもらえたらいいかな、と思います。
診断士合格後は、大きく分けて、
- 「独立診断士」と呼ばれる、経営コンサルタントを生業とする人
- 「企業内診断士」と呼ばれる、勤務先に留まって診断士活動を(本業とは別に)行う人
の2つの進路があります。
自分は企業内診断士として活動していますが、1年目にしてすでに独立した診断士の方もいますし、独立を目指して診断士協会の研究会や勉強会に参加している方もたくさんいます。
昨年1年、私自身が診断士としてどんな活動をしてきたか振り返ってみます。
もちろんタキプロでの受験生支援活動もありますが、それ以外で。
1. 勤務先への経営実務
勤務先はITベンチャー企業で、自分自身はシステム開発職についています。なので普段はシステムの設計や開発、プログラムのコーディングなどに携わっているのですが、それとは別に自社内の経営に関わる市場調査や事例調査などを、役員や社長(!)から直接依頼されるようになってきました。
この調査も勤務として扱ってもらえる(逆にいえば、コンサルとしての報酬はありません)のですが、勤務先は中小企業なので、診断士の登録更新に必要な「実務従事」になります。
個人的には非常に助かっています。というのも、企業内診断士の中には5年間で30日以上の実務従事が確保できずフェードアウトしていく人も多い中で、勤め先に貢献しながら自分の更新要件も満たせるので。
ただ、役員や社長へのヒアリングの中で求められているものを適切にくみ取り、きちんと返していくという意味では、まだまだ失敗ばかりです。自分の思い込みで、要件から外れたものを出してしまい、やり直しになったこともあります。
2年目に向けて、仕事の精度を高めていかないと信頼を失うばかりですし、しっかりやっていかないと、とこの文章を書きながら気を引き締めています。
2. 執筆活動
診断士の業務として、執筆活動も大きなウェイトを占めます。受験生時代にお世話になった市販の参考書(「ふぞろい」「全知全ノウ」など)も、前年の合格者を中心とする診断士が執筆に関わっているものが少なくありません。
私の同期にも、もちろんタキプロにも、参考書の執筆に参加した人もいますが、自分は別のことをやっていました。
ひとつは診断士の研究会で取り組んでいるのですが、インターネット上のあるQ&Aサイトで、経営相談に対する回答の作成や検討を行っています。
海外でのネット通販を立ち上げたいとの質問があれば、回答のためにJETROの情報を調べたりと泥縄感がありますが、自分自身の知識の向上にも役立てています。
もうひとつは、タキプロの先輩からお話をいただいたもので、診断士受験生向けの通信教材のパンフレットへの執筆があります。
受験科目の講座ではなく、学習方法や合格後の活動などを書かせていただきました。
もしかしたら、受験生の皆さんの中にも、パンフレットに執筆した私の文章を目にする人がいるかもしれませんね。
3. 研究会活動
中小企業診断士の登録と並行して、都道府県ごと(東京はさらに6つの支部に分かれます)の診断士協会に加入し、診断士協会所属の研究会に参加することができます。
研究会の中には、独立診断士を目指す人が参加する「プロコン塾」や、業種などで特化した多くの研究会があり、私は本業のITに関わる研究会に3~4つ参加しています。
研究会では独立診断士として長いキャリアを持つ方々も多く、研究会で取り上げられるテーマへの知見はもちろん、人的な繋がりも広げる良い機会となります。
自分が参加している研究会の多くは、月例の定例会で会員の発表があり、診断士としての活動事例や知識の共有を行っています。
昨年の自分は参加者として聞くだけの立場でしたが、2年目となる今年は定例会での発表の機会を積極的に増やしていければと思っています。
診断士として2年目になったので、タキプロでの受験生支援は6期生に引き継ぐことになります。
その代わり、診断士としての能力を発揮し、社会に還元することが求められるようになります。
当面の自分の目標は、「診断士とIT開発者を両輪とした、経営を改善するシステムを提案・構築できる人材」です。
そのために学ぶべき知識、得るべき経験や信頼はまだまだたくさんありますが、そこに一歩でも近づけるように日々努力していきたいと思っています。
受験生の皆さんも、合格した後の自分の活動や仕事、活躍ぶりを想像してみてください。
その姿を強く思い続け、具体的な形として見えるようになれば、合格はぐっと近づきます。
そして、ちょっと先走りすぎかもしれませんが、皆さんが「タキプロ7期生」として活躍されることを期待しております。
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