解答プロセスを磨く(by fukatas)
隔週土曜日担当のfukatasです。
二次本試験までにやるべきことを三つお伝えします。
1.二次試験を好きになる
好きこそものの上手なれ と言われるように、10月25日まで四六時中考えることになる
二次試験を恋人のように好きになることで、早く上達し合格レベルに達することができます。
2.解答プロセスを磨く
解答プロセスを大幅に変えたり新たなプロセスを追加するということではなく、解答プロセスが固まっている人は、より多く得点できるように解答プロセスを磨きます。
二次試験が初めてで、まだプロセスが固まっていない人は、できるだけシンプルなプロセスを決めて答練や過去問に取り組みながら、プロセスを固め、磨いてください。
最もシンプルなプロセスの例は、
(1)設問を読み本文から何を探すか決める
(2)本文を読み解答の根拠を探す
(3)解答を書く
です。
線を引くとか、キーワードを全て書き出すとか、戦略マップを作成するなどは
必ずやるプロセスとして組み込む必要はないと思います。
(1)の設問を読むところで、要求解釈のために簡単な図を書く事があると思います。受験校の講義で講師の方がわかりやすい図を書かれて、自分には書けないと思う事がありますが、それは講義のためにわかりやすい図を書くのであって、一人で戦う二次試験では人に説明するための図などは必要ありません。要求解釈は、要求されている事を理解し、解答をイメージし、本文から何を探すかを決める事です。これらは何も書かずに頭の中でもできると思います。
プロセスの磨き方ですが、過去問を解答してみて、模範解答を見た時に感じる事、これがとても重要です。模範解答例を見て、「こんな解答書けない」と思う事があると思いますがそれはチャンスです。要求解釈でどのように考えれば模範解答のような解答が書けるのかを考えてみます。そしてその考え方をプロセスに組み込みます。
3.使える知識を身につける
模範解答を見てこれは自分には書けないと感じる時、その理由は以下に整理できます。
(1)プロセスも悪く知識もない
(2)プロセスは良いが知識がない
(3)知識はあるがプロセスが悪く知識が使えない
使える知識にするためには知識を身につける時に、二次試験ではどのような形でその知識が問われるのかも含めて身につける事で使える知識になります。
たとえば、マーケティング施策を問われていて、模範解答を何度も読み返したら、STP,4Pに基づき、セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング、製品、プロモーション、価格、チャネルなどについてまとめてあることに気付いたら、次に同じような問題に対応するときはマーケティング施策を問われたら、STP,4P等の観点で解答を組み立てられるのではないかと考えて本文を読んでいきます。このような事を繰り返していきます。
時には、模範解答を見て自分の解答に納得できる事もあると思います。それがたまたま書けたのではなく、きちんとプロセスに従って考えた結果書けたという実感が持てればプロセスの精度は高まっていきます。
地道にプロセスを磨き合格レベルに到達してください。
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