【まいど!関西です。】採点者の心理を読もう!

おはようございます。タキプロ7期関西のティーナです。

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リオデジャネイロオリンピックも終わりが近づいてきましたね。去年はいろいろと我慢をしたので、今年は思いっきりテレビで見ていました。4年後の東京は祖国開催、ぜひ現地で見たいものです。

 

さて、ご承知のように中小企業診断士試験の2次試験は明確な採点基準が公開されておらず、我々には知る由もありません。であるからこそ、何をどのように書けばいいのか、というのを我々タキプロでも勉強会やFacebook上のWEB勉強会でやっていたり、あるいは市販の書籍や予備校などでも取り上げているわけですがそれはさておき。

じゃあ実際問題、採点者はどのようなことを感じ、考えながら採点しているのか、当然想像の世界でしかわかりません。

ただし、それを考えるうえで、1つ鍵になるデータがあります。

 

それは、受験者数です。

過去3年の2次筆記試験の合格者数と(4科目全て受験した)受験者数(カッコ内は申込者数)を見てみますと、

 

平成27年度:944人/4,941人(5,130人)

平成26年度:1,190人/4,885人(4,901人)

平成25年度:915人/4,907人(4,922人)

 

年により変動はありますが、1科目当たりおおよそ5,000枚近く、4科目合計で大体19,000~20,000枚の答案がある計算です。

ということは、仮に採点者が100人いるとして1人当たり200枚弱、200人としても100枚弱、というかなりの枚数を採点者は採点することになります。採点にあたっては、当然情実を排して採点基準に沿ったフェアな採点が行われているはずではありますが、全ての答案に同じパワーを平等にかけているかと言えば、それはわかりません。

いくら国家試験の採点とはいえ、採点者も生活がありますから、当然採点ばかりにかまっている暇もなく、おそらく本業の片手間です。

膨大な枚数の答案を採点することになるわけですから、同じような答案があると飽きてくるでしょうし、長時間採点すると疲れても来ます。また、12月の上旬に合格発表という納期があるので、悠長に採点してるわけにもいかないでしょう。

 

まして、2次試験は「受験生を落とすための試験」です。それは、2次試験受験生の8割が涙を呑むというデータが如実に物語っています。採点者は、何がどうであれ8割の受験生を落とさなければならないのです。

ということは、採点者が答案を好意的に採点する可能性は、決して高くないということは言えます。むしろ、採点者にとっては、大多数の答案が「落としたい答案」であると考えているはずであり、相当シビアに採点していると考えられます。

 

では、どういう答案が、採点者からして「落としたい答案」「読む気の起こらない答案」になってしまうのか、少し見てみましょう。

知識の不足や文章表現の拙さ、採点基準にかすりもしない、といったことを除けば、こういう答案は落としたい、読む気が起こらないと採点者は考えていると思うものをいくつか挙げてみます。

 

①回答欄に全くの白紙解答がある

時間配分やほかの問題との兼ね合いから、どうしても満足に回答欄が埋められないことはやむを得ない部分はあります。それでも、何か埋めましょう。どうしても、ということであれば最悪、ハッタリでも構わないと思います。

厳しい言い方ですが、設問にまるっきり空欄があるということは、その企業の課題に対して正面から向き合わず敵前逃亡をした、クライアントの悩みを無視した、そんな奴など経営コンサルタントの風上にもおけない、と採点者に心象悪く捉えられても仕方ありません。

 

②字が丁寧でない、誤字脱字がある

自分自身、お世辞にも字はきれいとは言えないので、偉そうなことは言えませんが、乱雑な字、象形文字と見紛うような字を書いていては読む方にとってはかなりのパワーを要しますし、そのような字を書いてある答案は、採点者に失礼であるとすらいえます。無論、80分という時間制限がありますから、ゆっくりきれいに字を書けというつもりはありません。しかし、常識的に見やすい字を書くようには意識すべきです。

もし、字が乱雑で読みにくいという自覚があるのであれば、解答用紙にきれいに書くというのを意識づけて行うべきでしょう。

また、誤字脱字にも気を付けたいものです。細かいことではありますが、あまりにケアレスミスが多いと、いくらいい仕事をしていても、きちんとしていない人だと思われかねません。

細かいことにも気を付けることが大事です。西川きよし師匠の言葉を借りれば「小さなことからコツコツと」であります。

 

③制約条件を無視している

例えば、極端な例ではありますが、「理由を述べよ」と聞かれているのに、つらつらとその会社に対する施策を述べても点数にはなりません。また、「A社がとるべき施策としては○○のほかに何があるか」と聞かれているのに○○を答えても点数はありません。

思うに、問題文中にある制約条件とは、「コンサルタントとしてクライアントと言葉のキャッチボールがきちんとできるか」を見ていると考えられます。それだけに、制約条件を無視する、あるいは意識しないというのは、コミュニケーションの能力がないか、そもそもそのつもりがない、という捉えられ方をされかねません。他の問題ができていても、その1問でそのようなネガティブな印象を持たれてしまっては、はなはだ損です。

 

いろいろ書いてきましたが、採点者を味方につけて合格をつかみ取るにはどうすればいいか、みなさんも勉強の合間に考えてみてください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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