【初学・スト合狙い】 2次合格したら(その2) – タケシの場合
こんにちは。 タケシ@7期です。 (これまでの記事はこちら)
突然ですが「真田丸」見てますか?
いよいよ大坂冬の陣も終わり佳境を迎えます。残り4回の放送で終了らしく最終回は口述試験当日の12月18日放送との事。
大河ドラマ同様に、皆さんの受験生活も無事に終わると良いですね。
という事で今回も前回に引き続き「2次合格したら」と題し、2次合格後のイベントスケジュールに合わせて、当時タケシが「前もって準備しておけば良かった」と思った事項について書きます。
前回は1月5日の口述試験発表までを書いたので今回は実務補習から診断士登録まで。
まず実務補習以降で共通して言える事は「お金がかかる」という事。幾つかの例は下に記載しますが、診断士活動を頑張れば頑張るほどお金が必要になります。一方で、報酬の出る仕事を得られれば診断士1年目でも使った費用以上に報酬を得る=儲けが出るという方が居るのも事実。 タケシはまだその状況には至っていないので真っ赤かですが・・・(笑)
1)実務補習
皆さんご存知の通り2次試験に通っただけでは診断士登録は出来ません。
1次・2次試験に所定期間内に合格する事に加えて、
① 診断協会主催の実務補習を15日間終了する
② 診断実務従事を15日間終了する
③ 実務補習と実務従事を組合わせて15日間の実習を終了する
のいずれかの条件を満たすことが必要です。
大多数の方はまず①のパターンを考えるのでは?と思いますが、実務補習受講にあたりイロイロと注意しておいた方が良い事があるので簡単にご紹介します。
a) お金
幾らくらいか?というと、5日間コースで5万円、15日間コースだと15万円(正確には14.86万円でした)。加えて実習先までの交通費や打ち合わせ毎の飲み会費用など、文字通り「羽が生えて飛んで」いきます(苦笑)。
b) 会社業務や有休取得の調整
来年2-3月の実務補習スケジュールはこちら下段で公開されています。
日程で注意すべきは、1回の補習が2週間単位で組まれているという事。(詳細は下図参照)
# 東京と名古屋は2月2日(木) ・3日(金)(赤星)から開始
他のエリアは2月3日(金)・4日(土)(緑星)から開始
以降はエリア問わず星印の日が共同作業日です。
気付いた方もいらっしゃるかと思いますが「5日間コース」と言っても5日で終了するのでは無く「チーム合同で作業する日が5日間」という事。なので、星印の付いた作業日を1日でも会社業務等で休むとその実務補習が無効にされます。また、期間中の星の無い日でも会社の仕事をやりながら実務補習のレポート作成を同時に行う事になり、期間中は目が回る忙しさで寝不足注意です。
c) b)を考慮した上での早めの申込み
受付は1月5日口述試験の合否発表すぐ(12月22日から ←訂正)の様なので早めに申込みましょう。
「翌年2-3月の予定なんて」と悩んでいる間に枠が埋まっていきます。
エリアやコースによっては「受付開始後1時間で〆切」といったケースも発生しているようです。申込みは上にリンクしたJ-SMECA(中小企業診断協会)のホームページから行いますが詳細の方法は診断協会から案内が届きます。時期になればホームページからも申込み出来る様になるのでチェックしておきましょう。(昨年度の申込画面はこちら)
d)その他準備物
個人名刺、ノートPC(Winマシン)、モバイルWiFi環境、facebookアカウントは準備した方が良いと思います。
今後、数百人の方々と名刺交換をする事になるので早めに個人名刺は作ってしまいましょう。タイトルも「中小企業診断士(予定)」で構いません。但し補習を終えて本格的に診断士活動を始める迄は簡易的なモノでOK。タケシは自らパワポでデザインして名刺シートに自宅プリンタで印刷していました。(診断士登録後はネット印刷を利用)
また、パソコンはMS-Wordで個別作成した資料をマージする際に
Mac版のMS-Word(Offce2011 for Mac ?)で作成された文書だと
レイアウトずれ等のリスクが有ったらしく、Winマシンが好まれています。
次に、診断士業界ではFacebook上で情報交換する事が非常に多い。各種セミナー案内や補助金情報等も流れて来るのでFBをやっていなかった方もアカウントは作っておいた方が良いと思います。個人用とは別に診断士活動専用のアカウントを作って使い分けている方も居ます。
最後に、特に都市部在住の方々はKinko’sやコンビニコピー機の利用機会も実務補習以降増えると思います。状況によりメンバーズカード等を作っちゃった方がポイント割引も効いてお得です。あと、これまで仕事で着る機会が無かった人は年末年始のセール時期にスーツも準備しておきましょう。
2)実務従事
実務従事を行う事でも登録要件を満たすことが可能です。診断協会でも開催していますし、有料のものはネット検索すれば引っ掛ってきます。
また、診断士のネットワークで先輩や友人から声を掛けて貰えることも有ります。但し声を掛けて貰えるタイミングが何時になるのか?は分からないので、登録資格を満たすために実務従事を使いたいのであれば早めに先輩や友人にその旨の相談をしておきましょう。あとはタキプロの様な診断士グループに参加するのも方法です。(少し宣伝 ^^ )
中には行きつけの蕎麦屋さんや親戚のクリーニング屋さんに事情を説明して実務従事を自ら企画した、という強者も居ます。この場合はあくまで「中小企業診断士」の立場で実習させて貰うので「診断のクオリティ」が課題になります。コンサル業界で働いている等、何らかの企業診断経験者はともかく一般的な会社員の場合は、少なくとも1回は実務補習を受けてプロ診断士の先生方がどんな診断を行ってるのか?を経験して「診断クオリティ」のレベル感を掴んでから実務従事に臨む方が無難だと思います。
3) 診断協会への入会について
①~③いずれかの方法で登録要件を満たせば「中小企業診断士」です。
実務補習の15日間コースで頑張った人は補習最終日に協会への入会手続き時間が取られます。よく、実務補習で指導頂いた先生から「ウチの協会や支部に入るよな!」と言われ、居住地からも離れた予定していなかった協会へ入会しちゃう方もいらっしゃいますが、入会自体任意ですし資格取得後3年以内ならいつでも入会出来るのでしっかり考えてから決めましょう。
診断士1年生のタケシが感じる入会のメリットとしては、
(a)同期・先輩との人脈作り
(b)研究会やプロコン養成塾 (東京協会では「マスターコース」)での
スキルアップ
(c)実務従事含めた実務体験機会の獲得
といったところでしょうか。
なお入会時には入会金として3万円と、協会により金額が異なりますが数万円の年会費が必要となります(東京都協会は5万円)。
因みにタケシはイロイロと考えて東京都と神奈川県の2つの協会に入会していますが、この場合も入会金の3万円を1つ目の協会に支払っていれば2つ目の協会には年会費だけを支払うことで会員登録して貰えます。
研究会やプロコン養成塾に参加するにも別途会費が必要となります。タケシが知る限りでは研究会で年会費1000円~1万5千円、プロコン養成塾で年間8万円~20万円といった幅が有りますが、お金さえ支払えば、いくつ入会しても構いませんし、一つも入会しなくても自由です。
以上、ザッと診断協会への入会までを書きました。
冒頭にも書きましたが「診断士1年生、積極的に頑張ろう!」と思っている人ほど、受験生時代以上にお金が必要だわ、平日夜や土日も忙しいわで、テンヤワンヤの毎日が始まります。
一方で、普通に会社員をしているだけでは知り合えない人達と知り合い、これまで知らなかった事を教えて貰ったり体験して、毎日企業経営に奮闘されている社長さん方とお話する機会を頂く事で、自身が活動する世界を大きく広げる事が出来ますし、仕事観も大きく変わります。
あとは、この資格を活かすも殺すも自分次第。
自分の信じる道で診断士生活を楽しみましょう。
以上、タケシでした。
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