効果のあった勉強法・効果が無かった勉強法/梅吉
皆さん 勉強は順調ですか?
2回目の登場の名古屋タキプロ 梅吉です。
今回は限られた勉強時間を有効に使う為に、私の経験上で効果のあった勉強法、効果の無かった勉強法についてお話したいと思います。
尚、あくまでも私、梅吉にとって効果があったかどうかですので、皆様すべてに当てはまらないことだけは予めご容赦くださいませ。
【効果の無かった勉強法(1次試験)】
1 丸移し(×)
1次試験勉強最初の年にやっていましたテキスト丸移し、問題と解答を丸写しです。特に経済の勉強が全くわからず、書けば覚えるだろうと丸写しをしていました。時間は潰せるので何か勉強した気にはなりますが、理解をしないまま書き写しても何も頭に残りません。私はこれで1か月丸々無駄にしました。
2 市販の問題集を買う等、学習材料を増やす(△)
模試で知らない問題を目にすると不安になりがちですが、60点取れば良い試験ですので中途半端にならないよう絞り込んで学習することが大事だと思います。私は予備校の基本教材と過去問で充分でした。
【効果の無かった勉強法(2次試験)】
1 テーマを持たずに問題を解く(△)
後で説明しますが、2次試験には色々なコツやお作法があります。毎回何に気をつけて問題を解くか というテーマなく解いていた最初のころは上達には全くつながりませんでした。
2 予備校の模範解答の写経(△ 賛否両論あると思います)
「写経が効果がある」と時々目にしたので、予備校の模範解答の写経を何回か試してみましたが、効果が無くやめました。理由は80分以上かけて書いたものは別物であるということ、そして文体が違う人の文章を書き写し続けると、自分の文体が崩れてしまう可能性があると思ったからです。(ふぞろい等で自分と近い文体の文章があればひょっとしたら写経をしたかも知れませんが。)
文章を速く書くには自分の慣れ親しんだ文体が一番だというのが私の結論でした(あくまでも初学者が2~3か月で2次試験に挑むにはということです。1年がかりなら写経はありだと思います)
【効果のあった勉強法(1次試験)】
1 五七調にフレーズをまとめる(◎)
よく「年を取ると記憶力が弱くなる」と言います。私も40代でそれに該当すると思いますが、そんなことも言っていられません。
そこで俳句のように五七調で覚えるようにしたら結構頭に入りました。
実際の例で説明しますね。
最初は短い文章から始めます。
【中小】
「日本人 国内旅行は 約7割」
「イノベーション 日本と英仏 ドベ争い」
【情報】
「CPU 並行処理する パイプライン制御」
勉強をしていて覚えられないなあ と思ったら上のような五七調の文章にしてウォークマンに吹き込んでしまいます。そして電車の中、移動中の車の中(スピーカー機能ON)で聞いていると、いつのまにか覚えてしまっていました。
途中から五七調に整えるのが面倒くさくなり、また覚える内容があまりにも多いものも出てきたりしたので
例えば
「マル経融資、同一地区で1年以上、指導は半年、金融公庫、7年、10年、2000万」
と無理やり文章に仕上げていました。
ただこれもリズム良く読んで吹き込み、聞き続ければ覚えられました(もはや五七調でも何でもないですが・・・)
最終的に作った文章は7科目合計で1500ぐらいでしたが、本番当日にはすべて頭に入っていました。
ちなみに予備校の講義は無駄な話や既に知っていることが多く、覚えなければならない部分が少ないので非効率と思い、まったくウォークマンでは聞きませんでした。
2 人に説明する(〇)
一番苦手だった経済は自分で理解したと思ったら、人に説明することで頭の中を整理していました。私の場合、マンデル=フレミングモデルなんかは妻に説明をすることで理解を深めていました。(経済学部出身の妻に 何回も 「えっ?」「なになにもう1回言って?」「全然わからない」って言われて心が折れそうになりながら。)
主に経済と財務は「あれがこうなってこうなると・・・う~ん どうなるだったっけ。よしテキストで確認だ!」ということを繰り返すと確実に理解につながりました。
この方法で最終的には経済が一番の得意科目になりました。(一度理解してしまうと絶対忘れない為)
【効果のあった勉強法(2次試験)】
1 テーマを決めて事例をたくさん解く。(〇)
詳しくはここでは書きませんが、例えば
①設問文の制約条件を意識する。
②与件文に段落番号をつけて余すところなく対応づけを行う。
③解答に一貫性を持たせる。
といったコツやお作法を毎回テーマとして持ち、それが出来たかどうかをチェックしていました。
100事例解きましたが答え合わせよりも、テーマ通りに解けたかを重視しました。
2 キャッシュフローの歌♪を覚える(〇)
有名だと思いますが、私の受験生の仲間に話したら知らなかったので紹介します。2次試験はP/LとB/Sを基に間接法によるキャッシュフロー計算書を白紙に書かなくてはいけません。そこでキャッシュフローの歌を覚えたところ完璧に対応できました(他サイトで目にしたので残念ながら掲載できません。検索かけてみてください。どうしても見つからないようなら次回紹介します)
【まとめ】
効果がある無いは人それぞれですが、目的と手段を整理することが大事だと思います。
暗記・・・連想ゲーム式にフレーズが出てくれば良い。→聞きまくる。
理解・・・人に説明する。
1次対策
・・・確実に60点取る。→教材を絞り込み、基本問題を完璧に。
2次対策
・・・テーマを決めて解く→×答え合せ 〇テーマ通りだったか。
少しでも参考になったら幸いです。皆様の合格を心よりお祈り申し上げます。梅吉でした。
次は、らぼさんより「1次試験対策について」お話し頂けます。1次の勉強で悩んでいる方、必見です。お楽しみに!!
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