2次試験、解答のチェックリスト(あぶじゃ)

みなさんこんにちは!

気がつけばもう連休が目の前、みなさんのご予定はいかがでしょうか。勉強に打ち込むもよし、この機会にリフレッシュするもよし、時間を有効に使って合格に近づいてゆきましょう。

さて、名古屋地区では4月に昨年の事例Ⅰ、Ⅱをテーマにした勉強会を開催しました。私もファシリテーターとして参加させていただく中で、参加者の方の解答を拝見していくつか気づいた点がありましたので、備忘録も兼ねて解答を作成する上でのチェックリストを作成してみました。以下に書き出してみますので、みなさんが学習を進める上での一助となれば幸いです。

 

2次試験解答のチェックリスト

与件文に関わるチェック項目

  • SWOT分析に間違い、漏れはないか。
  • 時系列を正しく理解をしているか。
  • 社長の思い、考えに沿った解答になっているか。
  • その他の制約を正しく読み取れているか。

設問文に関わるチェック項目

  • 問われていることに答えているか(要因、留意すべき点、提案etc.)
  • 設問文内の制約事項が反映されているか。

1次知識に関わるチェック項目

  • 設問に対する切り口として適切な1次知識が使われているか。
  • 使われている1次知識に対する理解は正確か。

文章作成に関わるチェック項目

  • 可能な限り与件文の表現を使用しているか。
  • 内容に重複はないか。
  • 意味が曖昧、もしくは抽象的な語句を使用していないか。
  • 「AのためにBをする。」「Aを行ってBの向上を図る。」形式の解答のとき、AとBの間に相関性が認められるか。

その他

  • 助言、提案をさせる設問において、最終的に売上増、利益増につながる内容になっているか。
  • 各設問の解答間に矛盾はないか。

 

リストの中で、赤字の項目は未受験者に、水色の字の項目は経験者、もしくはある程度勉強をされた方に多く見受けられた問題点です。未受験者の方が解答プロセスの確立に至っていないがための問題であるのに対して、経験者の方は解答の論理展開の形はできているものの、その精度に改善の余地があると感じられました。

また、意外なことに、与件文の読み落としは経験者のほうが多いです。私見ですが、これは先に設問文を読んでから与件文を読むことの弊害なのではないか、すなわち設問の答えを探しながら与件文を読んでいることが、一見設問と関係ない部分に書かれている重要な記述の見落としや、事例企業全体像への俯瞰の欠如につながっているのではないでしょうか。

解答するにあたって、先に与件文を読むやり方、設問文を読むやり方、それぞれ良し悪しがありますが、いずれの場合においてもこの会社が抱えている問題は何なのか、それを解決するにはどうしたらよいか、どうしたら売上や利益を伸ばせるのか、ということをいま一度考えながら与件文を読み進めて行ってほしいと思います。

と、いうことでタキプロ名古屋では来月も勉強会を開催します。みなさんの解答を拝見させていただき、学習の進度にあわせて一歩でも合格に近づけるようアドバイスをしてゆきます。まだ多少席に余裕があるようなので、ぜひ遊びに来てくださいね。

 

5月も開催! タキプロ名古屋勉強会!!

名古屋タキプロの勉強会の受付を開始しています。

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皆様の参加を心よりお待ちしています。

5月14日(日)  9:30~ 平成28年度事例Ⅲ

5月14日(日)13:30~ 平成28年度事例Ⅳ、何でも質問会

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