元ガテン系診断士「かず」の青色的考察③
皆さんこんにちは!
タキプロ8期ブログ担当「かず」@元ガテン系です。
(「かず」の自己紹介はこちら。)
※ガテン系職種って色々あると思いますが、ここでは私がかつて働いていた建設業界のことをさしています。
今回は前回のブログで少し触れたボトルネック工程について、もう少し深堀りしていきたいと思います。
ボトルネックと聞いて思い浮かべるものとしては…
書籍「ザ・ゴール」で有名なTOC理論ですね!
(ザ・ゴールは物語調で話が展開していくので気楽に読めて、本の分厚さの割には結構あっという間に読めます。おすすめですよ。)
「ボトルネック」の言葉の定義をちょっと検索してみました。
ボトルネックとは、生産工程や作業プロセスにおいて、最も手間や時間を要したり、品質が悪かったりする箇所のこと。
(exBuzzwordより抜粋)
物事がスムーズに進行しない場合、遅延の原因は全体から見れば小さな部分が要因となり、他所をいくら向上させても状況改善が認められない場合が多い。このような部分を、ボトルネックという。
(Wikipediaより抜粋)
どうですかね?イメージつきますか?
まぁボトルネックという言葉は、普通にビジネスの中でも使われているので、全く意味が分からないということはあまりないかもしれませんね。
生産管理、工場の現場におけるボトルネック工程とは、いったいどういうものかと言うと、処理速度が遅い、処理能力が低い、良品率が低い…等々の理由で、全体の進捗、完成速度の足を引っ張っている工程であると言えます。
ではそのボトルネック工程があるとどうなるのか。
ボトルネック工程での処理が遅いために、その次の工程がヒマになります。(次の工程はある程度早々に処理が終わる工程と仮定)
これがいわゆる「手待ち」の状態です。
ザ・ゴールの中にも出てきますが、納期間際で大忙しのはずの工場内でも、ボトルネック工程の次の工程はヒマそうにしてたりします。
この「手待ち」が非常にもったいない!!
私がかつて働いていた現場でも、職人を「手待ち」にさせてしまうことはかなりの重罪でした。
職人個人の作業スピードに合わせた工事分担や、次の作業にすぐ取り掛かれるように材料の手配をしておくなど、いわゆる「段取り」がとっても重要でした。
この「手待ち」と「段取り」のイメージ、皆さんにとって身近な「料理」に置き換えることでより分かりやすいかなと思います。
例えばラーメンを作るとします。
野菜を炒めて具の準備をして、袋から麺を取り出して、さあ茹でるぞってところでやっと湯を沸かし始める…こんな人はいないですよね。
水を湯にするにはある程度時間がかかり、そこがボトルネックになって、お湯が沸くまでぼーっとすることになることを皆さんはご存じなので、ラーメン作るぞってなったら、まず湯を沸かすわけです。
作業順序を入れ替えるという「段取り」をすることで、「ボトルネック」と「手待ち」を無くしたということになります。
(湯を沸かす工程と他工程が同時進行可能だからなんですが、分かりやすい例として…)
どうでしょうか?
生産管理に馴染みが無い、苦手だーという方も何となくイメージして頂けましたか??
ガテン系な皆様!職人の手待ちと生産管理はしっかりつながってますよー♪
明日は「独学で科目合格を積み重ねたこつこつタイプ」ゆっきーさんです。
お楽しみに!
※タキプロ勉強会@東京の平日の部には、基本参加しています。
何かご質問などある方は勉強会の場でもお待ちしてます!