合格した年を力一杯走り抜けよう /Kappa
皆さん今晩は。そして明けましておめでとうございます(^o^)/。kappa@タキプロ8期です。
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まだ松の内ではありますが、もう仕事始めも終わり、正月気分も吹き飛んだ方も多いかと思います。それでいいのです。合格された方にとっては、今年こそが正念場。苦労して取った資格も、生かさなければ何にもなりません。この資格の可能性に挑戦し、この記念すべき年を力一杯走り抜けるには、まさに今、勢いのある合格直後から動き始めるのが最適な選択だと思うからです。
皆さんも薄々気付いているとは思いますが、この資格、試験に合格し、実務補習を受けて診断士登録するだけでは、お金を稼ぐことはできません(企業内で優遇制度がある場合を除く)。独占業務もありませんし、どこかが仕事を斡旋してくれるわけでもありません。では、どうやってお仕事を見つけるのでしょうか。
独立診断士の仕事は、主に、(1)会社の相談役、(2)公共機関からの依頼、(3)研修・セミナー講師、(4)執筆、(5)予備校の講師といったところだと思います。そこでまず、代表的な仕事である、会社の相談役としてお金を稼ぐ場合を考えてみましょう。
会社の相談役になるということは、会社の社長さんがあなたを気に入って、あなたのアドバイスにお金を払ってもいいと考えたことを意味します。そこで、社長さんの立場に立って、どんな人ならお金を払っても、アドバイスを頼みたくなるかを考えてみましょう。
何か困った事が起こった時、もしくは、より事業を発展させたいと考えた時には、まず、無料の相談先に聞いてみるのが普通だと思います。すなわち、無料の公共相談所(よろず支援拠点等)に連絡を取るのではないでしょうか。よろず支援拠点では、相談に応じて、無料で(年3回まで)専門家を紹介します。そこで紹介された専門家のいうことに感銘し、その人のアドバイスが会社の業績アップにつながると判断すれば、お金を払っても来て欲しいと思うでしょう。別のルートとして、もし腕のいい診断士の噂を知っていたら、直接その人にお願いするかもしれません。
そうなんです。あなたが社長さんから選ばれるためには、この過程のどこかに潜り込む必要があるのです。公共の相談員から紹介されるためには、まずは相談員が、あなたを紹介したくなるようにしておいた方がいいですよね? 協会に登録するのは最低条件としても、さらに、相談員とお知り合いになるとか、尖った専門分野を持つとか、自ら相談員を経験するとか・・・。とにかく、相談員からアクセス可能な状況にしないと、そもそも仕事が回ってきません。さらに社長さんに感銘を与えるためには、それなりの実力と経験も必要になります。
あなたが既に中小企業との接点を持ち、自分の専門性を活かし、経営に有用なアドバイスができるのなら、社長さん(顧客)からの口コミという、事例Ⅱに出てきそうなアプローチも可能となります。その場合でも、一人だけで全てに対応するのは難しいですから、他に助けてくれる仲間を見つけておくのは悪い話ではありません。
他のお仕事についても、例えばセミナー講師になるのなら、セミナーに呼ばれるためには、紹介元とのコネは勿論のこと、実績やリピート率が重要になりますし、独自のコンテンツも作っていく必要があるでしょう。執筆活動をするなら、そもそも出版社や専門誌の編集の方々にアクセスする必要があるでしょう。予備校の講師になるなら、予備校の講師の方々との交流と、講義内容の深掘りは欠かせません。
このように、この資格を生かすためには、仕事につながる人脈を作ると共に、どのような修練を積めば良いのか、という情報を集め、セミナーや塾や書籍に投資して、自らを高めていく努力が必須となります。これ以上の詳しい話は、数あるプロコン(プロコンサルタント)塾や、身近な先輩方に譲りますが、結局のところこの資格、まずはこの業界の仕組みを知り、行動を起こさなければ、いつまで待っても何にも起きない、ということです。そして、行動を起こし、将来のお仕事につながる人脈と情報を獲得していくには、今、資格を取ったばっかりのピッカピカのニュービーが最適なのです。
その理由は主に3つあります。
1つ目は勢いです。新しい世界に飛び込むには、希望に胸を膨らませた高揚した気分の時が最適です。仮にあなたが、診断士の先輩だったとして、目を輝かせながら聞いてくる合格直後の方と、合格後1年ぐらい経つ、生活臭を漂わせた方のどちらと仲良くなりたいと思うでしょうか。
2つ目は同期合格の方々とのコミュニティーづくりです。人間関係ができあがっているコミュニティーに入るより、初めて出会ったもの同士が作るコミュニティーに入る方が簡単ですし、同期同士の気兼ねのない関係を楽しむことができます。
3つ目は受験者支援活動が出来ることです。多くの受験者支援団体(タキプロ、ふぞ○い、一発合格○場、その他勉強会)は、合格年(or 養成課程卒業年)しか入会を認めていません。一方、これらの団体に属する人には活動的な人が多く、所属しているだけで多くの情報が集まってきます。さらに1年間、共に活動することで、単なる同期会では得られない、強い絆を得ることができます。また、受験者を支援することで、同期だけでなく、一つ下の人とも知り合えます。
このブログを読んだ合格者の方々が、これから力一杯活動し、たくさんの仲間と巡り会い、大変な、でも実りの多い一年を楽しめることを祈念して、筆を置きたいと思います。幸多き年となりますように!
さて、明日は名古屋から。あの個性派揃いの集団が、一年の始まりをどのように演出してくれるのか。とても楽しみですね!
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■ タキプロとは
中小企業診断士試験の受験生の合格確率を1%でも上げるべく、東京・関西・名古屋を拠点に活動する中小企業診断士及び試験合格者の団体です。
■参加資格
2017年度中小企業診断士試験 2次試験完全合格した方、または養成課程を修了した方で、
受験生支援活動に関心のある方
中小企業診断士の人脈ネットワークを積極的に作りたい方
タキプロ活動のいずれか、ないしは複数に真剣且つ積極的に貢献をする意欲のある方
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勉強会が立ち上がりました。
初年度ながらレベルの高い仲間たちと今年度の合格を目指して頑張ります。
返信遅くなってしまいましたが・・・。
心強い言葉に、こちらこそ元気づけられる思いです。
いろいろな想いはあると思いますが、やっぱり面白い世界ですし、苦労された方ほど、合格後にきっちりと成果を残している人が多いように思います。
また、飲みに行きましょう(^o^)/