人生100年時代、50代だからできること!byへの
読者の皆様、こんにちは!
タキプロ12期の「への」です。
タキプロでのブログも6回目の登場となりました。
これまでお届けしてきた5回のブログは下記の通りです。気になるブログはぜひチェックしてくださいませ!
●「二度としたくない」がモチベーションになることもある(1次試験 経済学・経済政策)
●勝ちに不思議の勝ちあり(合格体験記)
●DXはデラックスじゃないよ(1次試験 経営情報システム)
●「女性」であることが強みと機会に!(号外フリーテーマ)
●事業承継は永遠のテーマ(2次試験 事例Ⅰ)
さて6回目の今回は、フリーテーマの号外ブログです。
タキプロは全世代の受験生を応援していますが、このブログでは「への」と同世代の受験生にエールを送ります。
ズバリ「50代受験生応援」がテーマです!
■50代の受験生ってどれくらい?気になる合格率は?
令和2年度の2次試験は最年少合格者が16歳の高校生!!最年長合格者は71歳の方でした。最近は診断士試験にチャレンジする大学生もチラホラ見かけるようになりましたね。素晴らしい~!日本の未来は明るい!(「への」の学生時代は、この資格があることすら知りませんでした)
診断士試験にチャレンジしているのは30代半ばから40代のサラリーマンというイメージがなんとなくありますが、さて今回のお題の50代の受験者はどれくらいいるのでしょうか? 診断士試験にチャレンジする受験者は、ここ数年増加傾向です。来る9月21日(火)にいよいよ合格発表となる令和3年度の1次試験は過去最高の受験者数だったそうです。
2次試験の受験者について平成30年から令和2年まで過去3年間の実績をデータで見てみましょう。2次試験受験者数の3年前と去年を比較すると申込者は全体では1.4倍、50代だけを見ると1.5倍と増加傾向となっています。例年50代の受験者は全体の約20%、気になる合格率はというと残念ながらやや減少傾向で、平成30年の12.8%から令和2年は9.4%にダウンしています。
もう少し分かり易くするために令和2年の受験生についてグラフにしてみましょう。
令和2年の2次試験で合格にたどりついた50代は約10人に1人です。一方、20代では4人に1人が合格しています。オーマイガー!!その差は歴然・・やっぱり若い人の瞬発力がこの試験に向いているのでしょうか・・
■50代だから実感できるメリット沢山あります!
そして50代の中には、なかなか2次試験を突破できない多年度生の方も多いようです。毎年、夏には1次試験を保険受験、秋には本丸の2次試験受験がルーティンワークのようになっている方もチラホラいらっしゃるとか・・・「普通こんなことはしないだろう」「俺だったらこうする」と、50代は実社会での豊富な経験がある故に、ついつい与件文に突っ込みを入れたくなってしまいがち。「問われたことに問われたように答える」のが2次試験の鉄則ですから、もしかしたら20代の合格率が高いのは、前提となる経験値に邪魔されずに素直に与件文に取り組めているからかもしれませんね。
また、若い頃のように集中力や記憶力が続かないのも50代の現実です。「への」も今より若い30代、せめて40代でこの試験に取り組んでいたらもう少し楽に合格できたかも?と悔やんでいました。気力体力回復の為に高額栄養ドリンクにも投資しました。
でも50代だからこそ、この試験に挑戦し最終的に合格したことで実感できたメリットが沢山ありました。
メリットその①・・実務の経験値だけでなく経営について体系的に学べたことで、一つ上の視座で考えられるようになった。
メリットその②・・この年になって毎日勉強する習慣がついた。
メリットその③・・親が勉強する姿を見せることで子供に影響を与えることができた。
メリットその④・・与件文に沿う訓練により、相手の言っている事を素直に聞く姿勢=傾聴が心がけられるようになった。
メリットその⑤・・幅広い世代、地域、ユニークで優秀な同期合格者や先輩診断士との出会いでコミュニティが飛躍的に広がった。(タキプロ活動はまさにそれを実感させてくれています!)
メリットその⑥・・この年になって「やればできる!」の達成感と自信を得ることができた。
実は「への」は、このメリットその⑥こそ、この試験にチャレンジして得られた一番大きなメリットかもしれないと考えています。
もう若くはない!(現実)⇒でもまだやれる!(事実)という、自分への信頼回復です。
■「部長ができます」じゃツマラナイ
役職定年制度や再雇用制度、70歳定年、はたまた45歳定年案?!など、会社員の定年を取り巻く状況は今どんどん変わっています。そして国の施策でもある副業解禁など、一つの会社の中で出世することだけを良しとする価値観の時代はそろそろ終わりを迎えそうです。転職希望の中年男性が、採用面接で何ができるか聞かれて「部長ができます」と答えたという笑い話があるようですが、自分の能力を過去の肩書きでしか示せないようでは、なかなか厳しい時代です。(もちろん、部長=組織を動かすマネージャーとしての仕事は長けた能力が必要な素晴らしい仕事です)
「への」はあと3年で60歳定年を迎えます。今の会社も仕事も大好きなので定年までキチンと勤めるつもりですが、少しずつパラレルキャリアに挑戦し、長年培ってきた経験を、会社だけでなく診断士活動に生かし地域の中小企業に貢献していきたいと考えています。
そうです!2次試験の時には邪念の元であった豊富な実社会での経験値が、中小企業の経営改善コンサルの実務では即戦力となる「知恵の引き出し」になるのです!経験だけは買ってこれませんからね~!これも50代が診断士になる大きなメリットだと思います。
診断士活動を通じて、ここまで自分を育ててくれた地域社会への「感謝と恩返し」が出来ればこんな素敵なことはありませんね!
■おわりに
いかがでしたでしょうか?
50代受験生応援ブログでした。
人生100年時代と言われています。50代はその人生を折り返し始めたばかり。
これからの人生において「中小企業診断士」に本当になりたいのか?と「覚悟」を試されるのが2次試験なのかもしれませんね。そして試験勉強を通して50代の自分の弱みにもトコトン向き合ってみてください。若くないからこそ、得られるものがきっとあります。
50代の受験生の皆さん、ここが踏ん張りどころです!
応援しています。
(※もちろん、50代以外の受験生の皆さんも応援しています!)
次回はないちさんの登場です。
お楽しみに!
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