1次試験では「途中退出」をフル活用しよう! byカルー

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ14期のカルーと申します。

今回は「試験直前・当日」がテーマということで、私が1次試験当日にオススメしたい作戦をご紹介します。それは「途中退出」です。

「途中退出?」と疑問に思った読者の方もいらっしゃるでしょう。

途中退出は試験において、時にタブー視されることもありすよね。最後の1秒まで見直しを行い、点数を上げるべき!という意見も当然あるかと思います。

しかし、こと中小企業診断士の1次試験において、途中退出は有益な効果を多数もたらすのです。

■私の退出記録

以下が私のプロフィールです。

名前:カルー
年代/性別:20代/男性
職種:人材サービス業の勤務社労士
受験歴:1次 1回、2次 1回
勉強方法:1次 独学(少しTBC通信)、2次 独学(少しTBC通信)
得意科目:1次 中小企業経営・中小企業政策、財務・会計、2次 事例Ⅳ


1次試験において、計算問題も多く含まれる「財務・会計」を除くと、時間が余る科目もある、という読者の方も少なくないのではないでしょうか。

中小企業診断士の1次試験では、試験開始後30分を経過すると、途中退出が可能になります。私の場合、「財務・会計」「経済学・経済政策」以外の科目については、早々に退出していました。

解くのが早いというより、わからない問題は変に考え込まず、サッと選んで次に進むと決めていたことが大きかったと思います。直前の1か月は「経済学・経済政策」「中小企業経営・政策」に専念しており、これらと得意科目の「財務・会計」を除く4科目については、正直なところ全くわからない分野も少なくありませんでした。しかし、途中退出する上ではむしろ好都合だと、開き直っていました(笑)

私が1次試験で途中退出にこだわったのは、大きく分けると以下の三点が理由です。詳細は次のブロックから記載します。

1、長丁場の試験における体力の温存
2、合格基準は「総合点」
3、モヤモヤの解消

■長丁場の試験における体力の温存

7科目、2日間、8時間30分(休憩も含めた拘束時間だと12時間)にも及ぶこの試験。しかも実施時期は夏真っ盛り。2日間を通じて体力を温存しておくことは非常に重要です。

科目と科目の間は40分(昼は60分)と長めなのですが、答案用紙の回収や、開始前に早めに着席することを考えると、40分フルで休むことはできないかと思います。また、最後まで残っていると、トイレや近所のコンビニの混雑に巻き込まれる可能性も高くなります。

60分の試験を早めに退出すれば約1時間、90分の試験を早めに退出すればなんと最大約1時間30分の時間を、次の試験までに確保することができます。これだけ時間があれば、仮眠を取ることだってできてしまいます。私の場合は、試験会場近くのコンビニのイートインコーナーに移動し、好きな飲み物を飲んでリラックスしつつ、2、や3、で紹介するようなことに時間を充てていました。

■合格基準は「総合点」

1次試験は、7科目の総得点が420/700点を超えることを目指す試験。科目ごとに足切りラインも設定されていますが、40/100点とそれほど高いハードルではありません。

特に、自信のない科目や分野も少なくない私は、以下のように考えました。

「見直しを行うことで」獲得できる得点「次の科目の勉強や長めの休憩を取ることで」獲得できる得点

わからない問題はいくら考えてもわからない、凡ミスもそれほどたくさん見つかるわけではないだろう、確率論からいってもたぶん40点は確保できる…

そんな思いから、見直しを重点的に行うのではなく、早く退出して、次の科目を万全のコンディションで受けるためにしっかり休むこと、次の科目の要点まとめを読み込むことを優先しました。


ここからは中小企業診断士試験に限った話ではありませんが…
開始直前に詰め込んだ内容が、実際にテストに出題されることも少なくないと思います。
また、見直しにはわずかながらリスクもあります。見直しを行ったことで、正解だった選択肢を不正解の選択肢に変えてしまった、、、という経験をしたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

■モヤモヤの解消(など)

約1時間(以上)もあれば、休憩や次の科目の勉強以外のことをすることもできます。私は試験中に迷った知識問題の答えを、可能な範囲でネット検索していました。

「試験の休み時間に答え合わせをするな。」こちらもよく言われることかと思います。しかし、私はスッキリするためにも必ず答え合わせをするタイプです(笑)

長い休憩時間を確保できるからこそ、こういったことに時間を充ててもなお、休憩・次の科目の勉強をすることができました。

他にも、みなさんが試験の休み時間についやってしまうこと等あるかもしれません。そんな時間の使い方もありかと思います。

■とはいえ…(おわりに)

当然ですが、見直しをしない・簡単に済ませて途中退出することにはリスクもつきまといます。特に60点の科目合格ライン、40点の足切りラインは問題になってくるでしょう。

かくいう私自身も、「経営情報システム」にて、ITパスポートの勉強をした際に何度も解いたような問題を落とし、自己採点結果が56点、つまり科目合格ラインを下回ることになりました。

一方で、総合点においてなんとか420/700点を確保できたのは、途中退出を重ね、「次の科目」で得点をもぎ取ってきたからだと思っています。ある意味、肉を切らせて骨を断つ作戦と言えるかもしれません…。特に、私のように学習が不完全な分野が少なくない方にとってはなかなか有益なスタイルなのではないでしょうか。

こんな方法もあるんだ、と思っていただけたら幸いです。


次回はききさんの登場です。
お楽しみに!

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