1次試験3日前のオススメ心技体 by かさゐ
読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ14期のかさゐと申します。
タキプロブログには3度目の登場です。
診断士試験を3年半かけて乗り切った中で1次試験を3度受け2度通過、2次試験は三度目の正直で合格しました。
当初の思惑だった「ストレート合格」が、いかに泥沼に落ちたかについては、下記「令和診断士試験・炎の七番勝負byかさゐ」をぜひご覧ください。
何かしらお役に立てると思います。
【これまでの登場回】
・非IT中年の”免除”考(経営情報システム)
https://www.takipro.com/1jishikenknow-how/information-system/104038/
・令和診断士試験・炎の七番勝負(合格体験記)
https://www.takipro.com/know-the-exam/experience-note/106012/
今回はその苦闘の経験から抽出した「1次試験3日前のオススメ心技体」をまとめます。
直前の追い込みのかたわらで、少し目を通してもらえれば幸いです。
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☂ 心について ☂
1次試験の受験生が、今もっとも重視すべきなのは「心の平安」です。
試験勉強については、すでに十分な積み重ねがあるはずです。
乱れた心の成績優秀者より、気持ちの落ち着いた受験生のほうが、本番で高いパフォーマンスが期待できます。
心が乱れがちな方は、その原因から距離をなるべくとるようにしてください。
(仕事なら休む。プライベートも極力波を立てない。来週に先送りできることは積極的に先送りする。)
すでに落ち着いている方はそのまま、そのまま。
やろうと決めた事を、やれる分だけ。調子を崩さないように進めましょう。
自分の積み重ねてきた努力は、ご自身が一番よく知っておられることでしょう。
1次試験は6割正解すればよい選択式の試験で、基本的には能力と努力が満ちた方が得点順に合格していく試験です(出題範囲に関する多少の運要素はあります)。
不安をまぎらわすためにいろいろと発信する方もおられますが、自分は自分、他人は他人です。
SNS等でマウントをとられて焦ったり、努力が足りなかったと、くよくよしたりする必要はありません。
満点や1位でない限り、どんな試験にも自分より優れた成績の方は必ずおられます。
マウントを取ろうとする方が自分より高得点なのかは受験してみないとわかりません。
どんな事情があるにせよ、足りなかった努力を試験直前に悔いても致し方ないことです。
後のことはいったん全部忘れて、6割とればよい1次試験では、2次試験に駒を進めることができるよう
「負けない戦い」ができるように集中力を高めましょう。
☂ 技について ☂
・48時間耐久試験として取り組む
1次試験は2日にわたって行われますが、2日間を一連として考えると計画しやすいと思います。
具体的には、金曜の午後3時頃から、試験の終わる日曜午後3時までの「48時間」を一連として取り組むことです。
先送りしたことに意識をフォーカスするのは、試験の帰り道、事故にあわないように気を付けながらでよいでしょう。
・会場への経路を確認する
認識している会場が正しいか、何度も見直しましょう。思い込みは怖いです。
似た名前の別の場所、同じ大学の別のキャンパス、丁寧に確認されるのが適切です。
もちろん、こういうことを軽んじても合格する方はおられます。
しかし、自分が事前準備を怠っていい理由にはならないと思います。
本当は前週に同じ時間帯で下見に行っておけるとベストなのですが、遠隔地などそうもいかない場合がありますので、最低限、行き方は事前に詳しく決めておきましょう。
どこの路線、何時の便、何番ホーム、何両目。最短経路だけでなくクリティカルパス、さらにその代替候補もあげておきましょう。
そして、地図を利用してコンビニやトイレなどルーティンに関わる部分まで含めて確認しましょう。
試験会場付近には何も期待しない、試験会場で利用するのはトイレだけ、くらいの気持ちで一式そろえて整えて向かうのが吉です。
【令和5年度中小企業診断士第1次試験会場について】
https://www.j-smeca.jp/contents/010_c_/010_c_r05_shiken/R05_1ji_shiken_kaijou.html
・持ち物を揃える
シャーペンや消しゴム、その他の持ち物は使いながら、前夜までに徐々に揃えましょう。
マークシート対策用の装備も充実していますので、文具売り場を覗いて最近入手したツールについては、試験前に試しに使っておきましょう。
そして、文具の予備は潤沢に用意しましょう。
受験票に書いてある通りに持ち物を揃えれば、受験票が持ち物チェックリストになるのでシンプルです。
とくに、試験案内に特記されている「第1次試験における電卓および携帯電話等の通信機器・電子機器類などの取り扱いについて」に使用してはならないとして列挙されているもののうち、スマホや携帯電話、イヤホンは持ち歩く方も多いでしょうが、電卓やウエアラブル端末その他の通信機器・電子機器は、試験会場に持参されないことをお勧めします。
盛夏の試験だけに、会場の冷房対策のためわざわざ上着を持参して着たりするのはあまり現実的ではありません。
会場が暑かろうが寒かろうが、調整しやすい服装で臨みましょう。
【令和5年度中小企業診断士 第1次試験案内・申込書】
https://www.j-smeca.jp/attach/test/r05/r05_1ji_annai.pdf
・暗記三兄弟の記憶法を探す
暗記三兄弟に関しては1次試験限りと割り切り、初日終了~2日目開始の間、短期記憶を増やす方策を探しましょう。
配られた資格学校の解答速報で初日の科目の自己採点などする必要はありません。
正解や得点調整については、週明け月曜日に公式発表がありますから、その後すみやかに自己採点すれば十分です。
試験期間の48時間は、最後まで前を向いていきましょう。
かさゐ は初日の夜、会社法の簡易組織改編の覚え方を見つけて不安がひとつ減りました。
覚えたと思っているものも、たまに本気で思い出しておきましょう。
もし、事前に思い出せなかったら「ラッキー!見直せる!事前でよかった!」です。
これは気持ちの問題ではありません。
こうした知識は何年前に身につけていようが、直前に思い返そうが、試験開始のタイミングで準備ができていることが全てです。
☂ 体について ☂
・睡眠は大事
ここまで寝ずに頑張ったという人でも、試験中に眠気を感じている暇は1秒もありません。
体調維持のためにも木曜の夜から早寝を始め、十分睡眠をとる方向で調整してください。
これまで積み重ねてきた努力を思うと、眠さで集中力を欠くなど実に惜しいことです。
もやもやしていたことが睡眠で整理される効果もあります。
寝ないで取り組んで合格したという方もおられますが、人それぞれです。
多くの方は睡眠をとったほうがご自分の能力をいかんなく発揮できるのではないでしょうか。
自分は自分、他人は他人。よかれと思う方を自ら選んで実行してください。
・食事も大事
数日前から徐々に脂っこいものは減らすなど、胃腸の負担を軽くしておくのがよいでしょう。
当日に影響するのは前夜だけではありません。
また、当日の食事にこだわる方も多いのですが、かさゐ 自身は「一日くらい何も食べなくても大丈夫」と考え、受験回数を重ねるにつれ摂取量を減らし、最後は集中力に悪影響を及ぼさない程度(腹三分程度)を心がけていました。
・こわばりをほぐそう
ストレッチで体をほぐすことで、頭の働きや心のこわばりまでほぐれる気がします。
体をこわばらせず、なるべくほぐしていこうと意識するだけで、かなり身体の性能がアップします。
試験前は適宜、そして試験の休憩時間では必ず、首や肩、全身のストレッチに努めましょう。
☂ 当日 ☂
1次試験は全科目取り組むと会場を2往復しますし、初日と2日目の間に一夜あります。
会場との2往復は、極力ストレスにならないようにしましょう。
会場近辺に宿泊してしまうのも手です。
少なくとも、前夜に脂っこいものを食べてお腹をゆるくしたりしないことを強く推奨します。
初日終わりの夜は、長時間の試験の緊張と会場との往復で、予想以上に疲れているはずです。
資格学校の解答速報で自己採点をするより、疲れを2日目に残さないことにウエイトを置いてください。
暗記三兄弟について、暗記方法の名案探し程度にとどめることにして、そもそもの学び直し・解き直しを予定するべきではないと思います。
もちろん一切するなとはいいません。
初日以前に終えた準備を、ふと見返してみる程度にしてください。
気になることを全部やるのはさすがに疲れます。
もし不十分だった場合、不安になって眠れなくなる恐れがあります。
1次試験でのファイナルペーパーづくりは、コスパが悪いためお勧めしません。
(そのために「まとめシート」のような便利な書籍があります)
ただ、暗記三兄弟については「自分が直前の休憩時間にチェックする項目」のリストを作っておくと便利です。
■おわりに
年1回しか実施されない中小企業診断士試験の厳しさ、よく存じ上げています。
心技体ともベストな状態で試験に臨む難しさも、実感しています。
皆さんが無事に試験開始をされますよう心よりお祈り申し上げるとともに、
積み重ねてこられた努力が報われますように願っています。
次回はゲンゾーさんの登場です。お楽しみに!
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