2次試験ー前日の睡眠で勝ち取ろう by Naobo

タキプロ15期の   Naobo と申します。 

受験生の皆様は、10/27の2次試験に向けて最後の追込みを掛けられていることと思います。

私は、2次試験を3回経験した多年度受験生です。1回目2回目は試験前日に数時間しか眠れず、試験中に急に考えがまとまらなくなったのが大変心残りです。3回目は前日に5-6時間眠れて、なんとか試験中頭が持ちこたえました。



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■はじめに

大学を卒業してからも色々な試験を受けましたが、ほぼマーク式の試験で、一定以上の点をとれば合格するものだけでした。2次試験のような記述式の試験を受けたのは、大学院の入試試験以来で、しかも合格率18%台の試験など、受けたことがありませんでした。加えて、統計資料に記載されている年齢別の合格率では10%以下のグループに属しており、今まで経験したことがない精神的プレッシャーを感じていました。

■1回目2回目 ー 試験前日眠れず

1回目の受験時、直前1か月間は、朝5時に目覚ましで起きて、1.5~2時間の試験勉強、夜も1.5~2時間の試験勉強をしてから眠りに入る、という規則正しい生活習慣が身についていました。そこで、試験前日も目覚ましを6時にセットした以外は特段何もせず、眠りに入りました。ところが、なんと12時過ぎに起きてしまい(2時間も寝ていない!)、いくら眠ろうとしても眠れず最後はあきらめてとにかく頭を休めることにしました。

試験会場には、糖分+カフェイン摂取のためにハイカカオチョコとコーラ2本持っていったのですが、残念ながら効果は限定的でした。事例ⅡとⅢの試験中に急に考えがまとまらなくなり、結果は科目ACCA、総合B判定でした。

2回目は、タキプロなどのブログの記事や、ネットで情報を調べ、前日に以下のことを実践しました。

  • 朝日を浴びて、体内時計のリセット+日中の外出 ー 睡眠に欠かせないメラトニンの前駆体でストレス緩和にも効果のあるセロトニンの合成を活発にし、メラトニンの生成を促進するといわれています。
  • 軽い運動 ー 日中の外出と合わせて3kmジョギングしました。睡眠の質を向上させる効果がると言われています。
  • 夕方以降、アルコールやカフェイン(緑茶など)の摂取を控える ー 睡眠に影響をあたえるといわれています。
  • 寝る前にリラックスする準備として、静かな音楽を聴きながら、軽いストレッチ体操をしました。
  • 普段は熱めのお湯に入浴していますが、よりリラックスするために温めのお湯にゆっくり浸りました。

+ 前日により眠くなる状況にするために、前々日の睡眠時間を意図的に短めにしました。

ところが、結局3時間も眠れず。前々日の睡眠を短めにした影響か、睡眠不足の影響がさらに出てしまいました。

■3回目 ー 何とか睡眠を確保

3回目の2次試験に向けての課題は前日の睡眠を確保することとし、基本的に2回目と同じルーチンですが、以下変更を加えました。

  • たとえ眠りが浅くなっても、眠れないよりはましと思い、若干のアルコールは解禁しました。
  • リラックス度を増すために前日の復習は控えめにしました。

日記を読み返してみると、「試験直前、ダラダラ復習。あまり根を詰めると、眠れなくなるので適当に。」 と書いてありました。

最終的に5-6時間眠れたでしょうか、試験中も事例Ⅳまで何とか頭か持ちこたえ、大きなミスなく合格することができました。

■強さは睡眠から!?

最近、将棋のタイトル戦のニュースをよく目にします。タイトル戦の中には、2日勝負の対局もあります。頭をフル回転させた1日目対局終了後、2日目に備えてどのくらい眠れているのだろうか、いろいろなことを考えて眠りが浅くなっているのではないかとも思い、ネットで調べてみました。

いろいろな記事が見つかりましたが、棋士の方々は、睡眠を十分に取ることの重要性を理解して、日頃から睡眠の質を高めることに心がけているようです。さらに藤井聡太七冠に関して、『最も大事にしているのが睡眠だ。「1日7~8時間の睡眠をとるようにしている」。2日制のタイトル戦でも同じだ。翌日の対局を考え続けることはなく、ぐっすりと就寝する。』という記事(一部抜粋)が、最近日刊スポーツに掲載されていました。ぐっすり眠れる棋士ほど、強い棋士になるのでしょうか。

■おわりに

睡眠時間が短くても頭の回転が衰えない方もいらっしゃると思いますが、私は睡眠不足の影響がもろに出てしまうタイプです。1回目2回目は、試験前日の睡眠が確保できず、明らかに試験に影響が出てしまいました。(タキメンの中には、事例Ⅲの試験中に少し仮眠して復活した、という強者もおられました!)

3回目は、アルコール摂取も含めて、頭のリラックス度を高めたおかげでほぼ普通に前日の睡眠をとることができました。

どうか皆様は、私が経験したような前日の睡眠不足に陥ることなく、試験当日は実力を発揮され、合格されることをお祈り申し上げます。

次回は、すぎも さんの登場です。 

お楽しみに! 

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