経営法務の本試験対策/ヒロ
皆さん、こんにちは。ヒロ@タキプロ8期です。
(自己紹介はこちら、前回のブログはこちら)
勉強の進捗状況はいかがでしょうか?遅れてる方も取り敢えず公開模試を申込みし、試験を受けてみましょう。模試を受けるメリットは、法の改正論点や予想問題を知ることができ、更に時間内に問題を解く感覚をつかむことや、失敗経験から事前に本試験対策を立てることなど、多くあります。
今回は、多年度受験生の私が、経営法務で点数の低空飛行を続けた経験より取りまとめた、経営法務の本試験対策をご紹介します。私はこれにより点数を稼ぐ科目へ変換できました。
経営法務の試験問題と言えば、長文や応用問題、配点が5点の問題が多いため、苦手意識を持っている人が多いと思います。 しかし、本番で1点でも多く点を取るためには、それらの対策を事前に立てておくことは有効です。
(1)問題を解く優先順位
★後半の知的財産権のうち、短文で解けそうな問題から解く
経営法務の1問から3問目や前半の会社法は長文で解きにくい問題が多いため、そこで考え込むとあっという間に時間切れになります。そのため、後半の知的財産権のうち、短文で解けそうな問題から丁寧に解いて点を確保し、後から前半の会社法や長文問題を解くなど、問題を解く優先順位を決めておくことが重要です。
(2)問題文
★会社、事業・商品、人などの関係を図解
経営法務では会社、事業・商品、人を、XYZ、αβγ、ABC、甲乙丙など様々な方法で表現しており、問題ごとに表現方法が変わります。そのため、それらの関係を図解し、内容を整理します。
★題意を把握し、正解の可能性が高い解答を推測(難問は問題にヒントあり)
題意に沿う解答が正確の可能性が高くなっており、先ず題意の把握を行い、正解の可能性が高い解答を推測します。
例:H28問9:「秘密意匠制度は~意匠を秘密にすることを請求することができる制度である~このような制度に関する記述として適切なものはどれか」の場合、解答として「秘密にすることを請求できない」より「請求できる」ことを記述した内容を、〇の優先として考えます。
(3)解答
★一般常識や法律の目的に沿った内容かどうかをチェック
誰が得をするのか?(株主、客、被害者は救済されるのか?)の視点により、常識や法律の目的に沿った内容か確認し、目的に沿った内容を〇の優先として考えます。
★前提条件や因果をチェック
前提条件(例:法律上か契約上)や原因(~のため)と結論が合っているかを確認し、合っていないものは×になります。前提条件が変われば結論が変わります。
★選択肢を分析し選択肢を絞り込む
選択肢の結論からグルーピングや選択肢間での矛盾を確認し、選択肢を絞り込みます。
★知っている論点を手掛かりにし選択肢を絞り込む
知らない論点を×にしないで、先に知っている論点から選択肢を絞り込みます。
★法律で「~の場合がある」は〇の可能性が高い
法律で「~の場合がある」は〇の可能性が高く、「~できない」など断定的・否定的な表現は×の可能性が高くなります。
また、「裁判所に対する申し立ての必要なく~できる」など不自然な内容の追記や、最上級表現は×の可能性が高くなります。
★知らない用語や法律、制度を説明する選択肢は取り敢えず×にしないで△にする
出題者が受験生に知ってほしいような新しい用語や法律、制度を説明する選択肢は、〇の可能性が高いため、正否が分からなくても×にしないで△とし、他の選択肢の正否より判断します。
経営法務のこれらの対策は、企業経営理論の労働関連法規や経営情報システムの法律・制度の問題にも応用できます。
普段何気なくできていても、本番で必ず対応したい内容はメモし、試験前に確認することで、対応漏れによる失点防止に繋げます!!
また、分からない問題は対策通り対応することで点の獲得に繋げます!!
明日は、模試D判定から「ストレート合格」を達成された、みずもんさんの登場です!お楽しみに!!
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