習うよりマネろ!/sono
こんにちは!sono@タキプロ8期です。
梅雨空がじめじめ鬱陶しい季節ですね。日本の梅雨って案外長く、7月下旬までこのじめじめが続きますが、そのあと梅雨明けし、一気に暑くなって身体も暑さにとまどっているころにバタバタっと一次試験がやってきます。毎年そんなもんで、スケジュール上しょうがないのですが、暑くなる前、このじめじめ期に学習を完成させてしまいたいところです。季節の変わり目は体調も崩しやすいですからね。
さて、今日は一次・二次共通(どちらかというと二次よりかな)のテーマです。
自分の解答プロセスが定まっていますか?
ここで言う解答プロセスというのは、「試験時間における」パフォーマンス全てと考えて下さい。問題用紙、解答用紙が配られてから、終了の号令がかかる瞬間までの頭の働きと身体の働き両方の意味です。
〈二次試験の例〉
頭の働き…設問に目を通す→予件文を読む→論点を理解する→設問に戻る→予件と該当箇所を照らし合わせる→解答骨子を作成する→字数をチェックして書いてみる…など
(それに伴った)身体の働き…ホチキスどめをはずす、マーカーで設問の単語をチェックする、予件文の段落に線を引く、解答骨子の表をつくる…など
これが、「自分の解答プロセスはこうだ!」と、もう定着している方は、どれくらいいらっしゃいますでしょうかか。一次も二次も、タイムマネジメントを含む「解答プロセス」は、結構ギリギリまで定着しないことも多いのではないかと思います。受験生全体を考えると、当日も定まっていない方のほうが過半数かもしれないです。
逆に言うとギリギリでも間に合うので安心して下さい。ただ、早めに自分で持っておくことで、本番のシミュレーションが多くできますので準備をしていきましょう。
でも、どうやって作りましょうか。私のオススメは、一から解答プロセスを作るのではなく、合格者や周りの人のマネから始めることです。例えばタキプロ勉強会などではお互いの解答を交換しますが、どんな解答プロセスで解いたのか、については会話の中で色々情報を得ることができます。他にも、書籍で言うとふぞろいな合格答案10が販売開始されたようです。これにも、解答そのものだけでなく、体験談含めて色々な情報が載っていると思います。
予備校の先生に聞いても良いのですが…ちょっと遠いかな。自分がマネできるかどうか?がポイントなので、レベルは近いほうが良いかもしれません。
色々情報を得られたら、まずは他人の解答プロセスを、プライドも何もかも捨てて始めから終わりまでトレースしてみて下さい。一から作り上げるよりはるかに時間を短縮する事が出来ます。マネをした中で、自分に合ったプロセスの微修正(カスタマイズ)をするのは次の段階で良いと思います。
思えば日本の近代化~とか、近年アジア勢の台頭~とか、そういう話って「上手にマネしたもん勝ち」みたいな議論になりますよね。技術の流出~とかよく言われますけれども。
似た話で、「自分たちのサッカー」という言葉を思い出すな・・・。
要は、みなさん合格するのが目標なので、カッコつけないで、変にプライドを持たないで、マネするものは遠慮なくマネして、欲を言えば自分なりのプロセスも見つかると良いなーくらいのスタンスで行きましょう。オリジナリティは必須ではありませんよ!
私も受験生の時、信頼していた予備校の先生の言葉で印象に残っているものがあります。
「試験を、何か崇高なものと思っている人はちょっと危ない。みんな、一見すごい様に見えても、水面の下でバタバタ水かいている水鳥みたいなもんだ。使える手段は使えばいいのだ。」と。
合格したら、「俺流解答プロセス」とかいくらでもカッコつけて大丈夫ですから!今は是非効率よく取り組んでください。
ここまで来たら、あとちょっと!頑張りましょう。
明日は、ブログリーダーゆっきーの登場です。お楽しみに!