1次「財務会計」、2次「事例Ⅳ」の計算ミス対策の一例/らぼ

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ついに7月ですね!2017年の半分が終了したと思うとなかなか痺れます。個人的には最近までバタバタしていたことがようやくひと段落してきたと思いきや、中小企業診断士の登録要件である7月と8月の実務補習が迫ってきているので、もうひと踏ん張りというところです。お互い体調とモチベーションに留意して頑張りましょう!

 

今回は1次試験の「財務会計」と2次試験の「事例Ⅳ」に於いての「検算の習慣づけをすることの大切さ」をお伝えしたいと思います。検算をすることにより計算ミスによる失点の可能性を減らせます!過去問や模試を解いて答え合わせをしたときに、簡単な計算ミスで得点できなかった…というパターン結構ありませんか?本番で56点と60点とだったら本当に大きな違いです。1問が明暗を分けるかも知れないと思うと、1問の解答プロセスを大切にしたいものです。

 

とはいえ、本番で計算ミスが発生することを完全に防ぐのは難しいと思います。本番試験に於いては、60分や80分という時間制限の中で、初めて見る問題、試験会場独特の雰囲気、年に1回の試験というプレッシャーとの戦いでもあるので、普段よりも計算ミスが発生する可能性が高くなります。大切なのは、ミスは起こるものとして受け入れて、ミスがあった場合にそれを早期に発見し修正できるようにすることだと思います。そこで、計算ミスの可能性を低下させる方法の一つとして「検算」が挙げられます。

 

検算の方法は大きく2つあるかと思います。それは①再計算②逆算です。

 

【①再計算】

再度同じやり方で計算することです。例えば

 

7+4-1=10

 

という計算をした後に再度、

 

7+4-1=10

 

の計算をする方法です。

 

【②逆算】

計算順序を逆にして後からさかのぼって計算する方法です。例えば

 

7+4-1=10

 

という計算をした後に、

 

10+1-4=7

 

を計算をする方法です。

 

私自身は②逆算による検算をしていました。①再計算だと一度解いた方法であり計算した数字が頭に残っているため、先に解いた記憶で計算を飛ばしがちだったからです(何のためにやっているんだけしからん、という話ですが)。②逆算だと先に解いた計算とは違う計算をすることとなり、ある意味で緊張感をもって検算に挑めたため(試験中につき緊張の上塗りではありましたが)、良かったのかなと思います。そして、検算は一つの計算が終わったらすぐ行うようにしていました。全て計算を解き終わった後に検算をした場合、仮に検算で計算ミスが発覚してもそれがどこにあるか探すのに時間がかかってしまうと、時間のロスと焦りを生むことに繋がりますからね。ミスの芽はすぐに摘みましょう。

 

ただでさえ時間がないのに検算なんてしている時間なんてないよ!」と思われる方も多々いらっしゃると思います。しかし、冒頭にも申し上げたように、1問を正解できる/できないというのは合格ラインに乗せるために非常に重要です。合格を目指して努力してきた時間や背負っているいろいろな想いを計算ミス1つで落としてしまうのは非常にもったいないです。本試験は全問正解する必要がなく、60%正解できればいいんです。だからこそ、「捨てる勇気」をもって解ける問題をミスなく確実に正解し、積み重ねていくことが重要かと思います。検算自体は決して難しいことではないので、もし計算ミスが多いと少しでも自覚がある方がいらしたら、検算をする習慣をつけてみてはいかがでしょうか。

 

まだ1次試験まで1か月ありますので、ラストスパートには十分!応援しています!

 

それでは。

 

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