与件文を読む時の注意点~鳥取から配信:こう【Vol.14】
みなさん、おはようございます。
タキプロ関西チームのこうです。
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ありがとうございます!
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私は鳥取在住なので、仕事の関係上あまり参加できていませんが、セミナーや勉強会に参加した時に、「ブログ書いてますよね?」と言ってもらえることがあり、うれしく思います。
またセミナーや勉強会で私を発見した時は、いろいろなことを聞いて頂ければ思います。
さて、本日のテーマは「与件文を読むときの注意点」です。
多年度生はもちろん、初受験生も今では与件文を読むことには十分慣れているかもしれません。ただ、私がそうだったのですが、初めのころは結構漫然と読んでいました。
与件文を読むときに最も大事なのは、その会社のSWOTを把握することだと思いますが、ただ単純に印を付けたり、カラーペンで線を引いたりするだけでは勿体ないです。
そのSWOTを使って提案することが診断士には必要です。以下のことを意識して与件文を読む練習をして頂ければいいと思います。
①「課題」をしっかりと把握する
②キーワードに気付く
③設問文にも気を付ける
①これは私がそうだったのですが、その会社のSWOTはしっかり把握する努力をした一方で、課題の把握をあまり重視していませんでした。
課題とSWOTの「弱み」は重なる部分がありますが、課題とはその弱みの中でも当社が改善すべき(改善できる)ことです。従って、「~提案せよ」という問題が出たとき、その会社の課題を解決する策を書くべきであり、当社の解決できないことを書くと大きく失点してしまいます。
そうならないためにも、まず、課題は何かを把握した上で、当社の経営資源(SWOT)で解決できそうな提案かどうかを考えるのがいいかと思います。尚、課題は、会社の今後の構想や、社長の考えが含まれる段落に記載されていることが多いです。
②与件文にはキーワードがところどころに入っています。例えば、平成28年度事例Ⅰについて、第1段落に「一族で経営を承継」というワード(文ですが)があります。このワードを見た瞬間、「この会社の弱みは同族外が役員になりにくいため、社員のモチベーションが上がりにくいだろう、逆に強みは意思決定が迅速にできそう」と瞬時に把握できなければなりません。
結果的に、本事例において設問を答えるうえでは意味のないワードだったと思います。ですが、これを知っているか否かで、A社の課題解決に役立つかどうかの判断材料→つまりSWOT分析の材料になります。キーワードに気付くためには、しっかり2次対策用のテキストを理解することが大事です。
③設問文は与件文でもあると考えます。例えば、同じく平成28年度事例Ⅱの第2問では導入文があります。「製品スタイルは変えずに製品アイテムを変える」と書いてあるのに、スタイルを変えたり、全くこの導入文に触れない解答をしてしまうと、失点につながる可能性があります。
また、平成28年度事例Ⅲの第2問では、C社の課題が明示されています。①にあるように課題の把握は重要なので、設問文も与件文の一部として読む必要があります。
以上の他にも、与件文を読むときの注意点はいろいろありますが、いろんな注意点ばかり気にして読むスピードが遅くなってしまうのは不利なので、できることからはじめると良いと思います。少しでもお役に立てれば幸いです。
本日の夜はKappaさんがブログ配信します。関西勉強会にも参加してますよ。
どうぞご期待ください!
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