ChatGPTはファイナルペーパーを作れるのか by ノブ
読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ14期 TKPエイジレス会員番号5番のノブと申します。
本日のブログのテーマは「ファイナルペーパー」についてです。
既に多くのファイナルペーパーに関するブログがアップされており、素晴らしいサンプルもダウンロードすることができますので、今回は僕の作ったしょぼいファイナルペーパーをアップするようなことはせず、横着に最新の技術でファイナルペーパーを作れないかを考えてみました。
みなさんの参考になれば幸いです!
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■はじめに
改めて受験生の皆様、日々の勉強ご苦労様です。2次試験まであと10日を切りました。ここからは新たな知識をがむしゃらに詰め込むより、これまでやってきたことをおさらいして確実に各事例で得点を伸ばせるように調整していく段階に入って来たと思います。
そんな時に役立つのが本日お話しするファイナルペーパーじゃないかと思います。
なんて偉そうなことを書いてますが、一年前を振り返ると、この時期時間が足りなくて、もう1カ月欲しいと切実に願っていたことを思い出します。
■「ファイナルペーパー」って何ですか?
「ファイナルペーパー、何じゃそれ??」、最初にファイナルぺーバーという言葉を聞いた時の感想です。
当然今ではファイナルペーパーが何か知っているのですが、試しにChatGPTで「中小企業診断士試験において、ファイナルペーパーとはどういう意味で使われますか?」と聞いてみました。
答えは「中小企業診断士試験において、「ファイナルペーパー」という用語は、試験の最終段階である試験科目や試験内容を指すことがあります。試験科目は段階的に進行し、ファイナルペーパーはその最終ステージで行われます。具体的には、中小企業診断士試験は、一般的に以下のような段階で構成されています。・・・」
う~ん何を言っているかわかりません。使ったのが、GPT-3.5だったのがダメだったかな??
という訳で、次にMicrosoft Bingで最新版のGPT-4.0を使って同じ質問を投げかけました。それに対する回答が、
「ファイナルペーパーとは、中小企業診断士試験特有の言葉で、自分の弱点や試験対策のポイントを簡潔にまとめたメモのことを指します。 中小企業診断士試験は科目が多く、試験範囲も広いため、試験当日にテキストを全て持って行くことは不可能です。そのため、試験直前に自分の弱点や試験のポイントを効率よく簡潔に確認するためにファイナルペーパーが必要なのです。ファイナルペーパーは自由に作成することができますが、その際にいくつかポイントがあります。それを意識するだけでも他の人より一歩踏み込んだオリジナルの「ファイナルペーパー」を作ることができます。」
素晴らしいい、これですね。書くのにはポイントがあるようですね。それでは、そのポイントを聞いてみましょう。
「ファイナルペーパーを作る時のポイントを教えて?」
「ファイナルペーパーとは、中小企業診断士試験特有の言葉で、自分の弱点や試験対策のポイントを簡潔にまとめたメモのことを指します。ファイナルペーパーを作成する際には、以下のポイントに注意することが重要です:
1.自分に合った形式で作成する: ファイナルペーパーは自由に作成することができます。自分に合った形式で作成しましょう。
2.必要な情報をまとめる: ファイナルペーパーには、自分が苦手とする分野や試験対策のポイントなど、必要な情報を簡潔にまとめましょう。
3.見やすく整理する: ファイナルペーパーは試験直前に効率よく確認するためのものです。見やすく整理して作成しましょう。
4.適宜修正する: 試験勉強中に新たな発見があった場合や、理解度が深まった場合は、適宜ファイナルペーパーを修正しましょう。
以上のポイントを意識してファイナルペーパーを作成することで、より効果的な試験対策が可能です。」
完璧ですね。それでは事例Ⅰのファイナルペーパーの作ってもらいましょう。
「中小企業診断士試験の2次試験の事例Ⅰのファイナルペーパーを作って」
「中小企業診断士試験の2次試験の事例Ⅰのファイナルペーパーを作成する方法については、以下のサイトが参考になるかもしれません。
https://branchpine.com/archives/2817
https://j-smec.com/exam-second-case2.html
ファイナルペーパーを作成する際には、以下のポイントに留意することが重要です。
・題意を理解し、設問要求に沿って解答すること。
・問題の制限事項は強く意識して解答する。
・回答内容は与件文を根拠とし、当たり前に考えられる内容を書く。
・因果が重要。必要に応じて因を明確に。
・多面的に書く。ひとつの論点をダラダラ書かない。
・冗長な表現はしない。与件文をそのまま写さずに簡潔に。」
残念ながら、これはファイナルペーパーではありません。おまけに留意するポイントは2次の解法に関する物ですね。最新のテクノロジーを使ってもファイナルペーパーを自動生成してくれるほど甘くはありませんでした。
でも、参考になるサイトは紹介してくれました。サイトの内容に関しても、2つめの紹介サイトは事例Ⅱではありますが結構いい線いっています。僕が受験勉強をしていたころは、こんな技術はなかったので自分で一生懸命検索した記憶があります。
もっとうまいプロンプトがChatGPTに対して書ければ結果は違うのかもしれませんが、残念ながら僕の力ではChatGPTを使ってファイナルペーパーを作ることはできませんでした。高度な使い方を勉強しChatGPTを使い倒してファイナルペーパーを作る方法もあるかもしれませんが、ChatGPTが教えてくれたポイントに沿って、自分で作った方が早そうです。それでは自分で作ることを前提にどう作っていけばよいのかを考えていきましょう。
■いつごろ準備すればいいの?
僕は試験の1カ月程度前に作りました。
このブログが出るのは10月の後半で2次試験まで10日を切っているところですので、作ると決めたのなら今すぐにでも作りましょう。
作る時間がないのなら、誰かのをそのまま活用しちゃうって手もあります。
■どんなことを書けばいいの?
ChatGPTが教えてくれたポイント2がまさに回答になっていると思います。自分が苦手とする分野や試験対策のポイントなどを簡潔に記載しましょう。今までの勉強でこれは注意しなきゃとか、これは忘れないようにしようってのがあったら書き込んでいきましょう。
僕の場合は、一から作るのは大変だったので、勉強会でお世話になった先輩から譲り受けたまとめシートをベースに、色々加筆して自分流の物に仕上げました。これもChatGPTのポイント1に当てはまっていましたね。おまけに先輩の物はきれいにまとまっていたので、ChatGPTのポイント3もクリアしています。
■どれくらいの量を書けばいいの?
休憩時間は事例Ⅰと事例Ⅱの間が40分、事例Ⅱと事例Ⅲの間が1時間、事例Ⅲと事例Ⅳの間が40分。この間にサクッと読めるくらいにまとまっているのが、適量ではないかと思います。僕の場合は事例毎に作成して、各々A4で3~4ページくらいにまとめました。
ポイントはディープに書きすぎない事だと思います。今までさんざん勉強してきたでしょうから、大方のことは頭に入っているでしょう。そいつを思い出すきっかけを記載しておけば大丈夫です。
よくプレゼン用のパワーポイントで言いたいことのポイントをメモに記載することがありますよね。そんな感じで自作のファイナルペーパーにポイントを記載すれば良いのではないでしょうか。
■どんなふうに活用すればいいの?
僕がどんなシーンでファイナルペーパーを活用していたかを今思い出すと、
1.試験の直前にさっと復習
2.通勤などの移動時に発生する隙間時間での復習
3.過去問を解いた後に出来なかったことを復習、またそのことがファイナルペーパーに書いてなかったら追記。おっとこれはChatGPTのポイント4に相当する内容ですね。
4.一日の勉強の後にさっと全体を復習(特に週末の長時間勉強のあと)
に使っていたと思います。
■おわりに
今回はChatGPTを使って横着にファイナルペーパーを作ることを考えてみましたが、それは甘いようでした。過去のタキプロブログやChatGPTが教えてくれたサイトを活用したり、ChatGPTが教えてくれたポイントに注意して、自分流のファイナルペーパーを作っていくのが良いようです。
作成するだけでも頭の整理になりますし、受験会場にいく電車の中や、試験前の休憩時間等、試験直前までそれを読み返すことで、つまらない取りこぼしも減ると思います。
皆様の検討をお祈りしています。
次回は、たとな さんの登場です。
お楽しみに!
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