ファイナルペーパー3箇条 by よんてん
タキプロ14期の よんてん と申します。
本日のテーマはファイナルペーパーについてです。
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■はじめに
タキプロでも、何名もの方がご自身のファイナルペーパーを公開されています。どれも素晴らしく、大いに参考になることでしょう。
ですが、私は敢えて、自分のファイナルペーパーを公開することはしません。それは、私なりのファイナルペーパーに対する考えがあるからです。
■その1 ファイナルペーパーは自分で作るべし
「先輩合格者が作ったファイナルペーパーであれば、そのまま使っても合格に必要な知識が過不足なく網羅されているに違いない」・・・そう考える受験生の方もいらっしゃるでしょうが、その認識は間違いです。大抵のファイナルペーパー作成者は、知識の網羅性を重視して作りません。むしろ「自分がよく間違えたこと」「自分が苦手なこと」にフォーカスした、偏ったまとめ方をしている場合がほとんどです。
フリーサイズの既製品を着るならまだしも、他人用にビシッとオーダーされたスーツを着るなんて、ナンセンスですよね?
また、ファイナルペーパーは、作成する過程にこそ意味があります。「自分がよく間違えたこと」「自分が苦手なこと」を繰り返すことが、勉強の本質だからです。あくまで私の個人的な感想ですが、試験直前期にファイナルペーパーを作り始めてから、各事例への解像度は飛躍的にアップしました。
過去問演習をやりながらコツコツ更新していくのがお勧めの作成方法ではありますが、仮にまだ手付かずであったとしても、復習がてら1日を費やして作成するだけの価値は十分にあると断言できます。
■その2 ファイナルペーパーは最小限にまとめるべし
ファイナルペーパーはその名の通り、試験当日のために準備するべきものです。そして当日、各事例ごとのインターバルは40分(昼休みは60分)しかありません。つまり、40分の間に(トイレや水分補給をしながら)目を通せるだけの情報量でなければ、無意味です。そのため、ファイナルペーパーの情報量はギリギリまで削ぎ落とし、最小限にまとめることをお勧めします。
冒頭で説明した通り、先入観を持たないでほしいため、私は敢えて自分のファイナルペーパーを公開しませんが、どれくらい情報量を削ぎ落としていたのかの参考資料として、以前のブログで公開した事例Ⅲのファイナルペーパーをご確認いただければと思います。
ポイントとしては、1事例あたり1ページに収めるよう意識しました。各事例に共通する内容があったとしても、まとめることはせずに重複で記載しました。ページを行き来すると抜け漏れが出ますし、集中も途切れます。「この1ページを視覚で写真のように脳に焼き付ける!」という意気込みで、40分間ひたすら、トイレの列に並ぶ間も、水分を補給する間も、ファイナルペーパーだけを眺めていました。
お陰様で、本番では「あの問題でこの知識も書くべきだったなー」といったタイプの失敗はなく、出せる力は出し切れたと思います。
■その3 最終的には自分のやりたいようにやるべし
・・・とまあ、私見をいろいろと語りましたが、なんだかんだ自分のやりたいようにやるのが一番、という身も蓋もない結論です。
先輩合格者のファイナルペーパーをそのまま使うという判断、そもそもファイナルペーパーなんて必要ないという判断、それもまた自由です。
誰かの意見に引きずられる必要はありません。メリット・デメリット、さまざまな先輩合格者たちの意見を踏まえた上で、ご自身がベストだと思う方法を選んでくださいね。
■おわりに
次回は、まさっき さんの登場です。
お楽しみに!
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