2次試験向けファイナルペーパー
こんにちは。
隔週金曜担当のとうじろう@タキプロ5期生です。
2次試験の学習は順調ですか?
まだ始まったばかりでどう取り組んでいいかわからない方も多いかもしれません。
そこで今回は2次試験のファイナルペーパーの作り方がテーマです。
なぜ今の段階でファイナルペーパー?とお思いかもしれませんが、ファイナルペーパーは最後に作るのではなく、学習中の今から作るものと私は思います。
ファイナルペーパーは、学習を積み重ねて作成する自分なりの事例取組マニュアルになります。
私のファイナルペーパーは6つの要素で構成されます。
紹介します。
1.事例ごとの典型出題パターン
例えば事例1の問一はA社の強みを問うケースが多い、事例2の問二または問三はB社以外のステークホルダー(取引先や顧客等)が絡む問題が多い、など。
過去問を解く際に、「結局この問題では何を問われているの?」を意識することで、意外と年度をまたがっても聞かれていることは同じケースが多いことに気が付きます。
典型的な問題パターンを知っているということは、解答パターンも事前にあらかじめ用意しておくことも可能です。そうすると解答作成が容易になり、他の受験生と差をつけることができます。
2.事例ごとの重要論点
ここは上記1を細分化して、個別の論点まで落とし込んだものです。例を挙げます。
事例1:「外注を利用する際の注意点」「従業員の士気が低い場合の対処法」など
事例2:「新規事業を起こす場合のポイント」「インターナルマーケティングの切り口」「インターネットの活用及び留意点」など
事例3:「製販連携のポイント」「規格品と特注品の違い」「段取り替えの留意点」など。
ここも過去問からはもちろん、予備校の答練・模試から重要論点をストックしていきます。
3.「一言で言うと?」モジュール集
解答作成時に一つの解答要素を長々と書いてしまい、本来盛り込みたい要素を削らざるを得ないということがあります。解答要素を削ることは加点要素を削ることでもあり、非常にもったいない。解答要素を一言で簡潔に書くことができれば、苦労しません。
「他社へのアウトソーシングを活用するのに一定のルールを定める」(29字)
↓
「外注利用基準の明確化」(10字)
「協力することによってプラスの相乗効果を期待」(21字)
↓
「連携によるシナジー期待」(11字)
「営業部と製造部が組織の枠を超えて連携する」(20字)
↓
「製販一体となる」(7字)
例を挙げてみました。
これらは同じことを言っていますが、下の文の方は字数を節約すると同時に簡潔で伝わりやすくもなります。
これは過去問の予備校模範解答や勉強仲間の解答から、使えそうなフレーズをモジュール化してストックしていきました。新聞記事もプロの物書きが限られたスペースで簡潔に言いたいこと表現しています。使える表現が散りばめられているので、いいフレーズはぜひ使わせてもらいましょう。
4.漢字帳
ここも字数対策です。当然ですが、ひらがなで書くよりも漢字で書く方が字数を節約できます(結局同じ文字数になることもありますが)。
1~2字の節約ですが、最後1マスだけ足りない!ということもしばしば起こるので、結構有効な対策だと思っています。
常用漢字であれば使っても問題ないので、良く使う表現で漢字化できるものをストックしていきました。また、間違いやすい漢字も同時にストック。
私の場合は以下のような漢字でした。(こんな漢字も書けなかったかよ、という突っ込みは承知の上で・・・)
「賄う」「繋げる」「ニーズを捉える」
5.こう聞かれたら、こう答えろ!
いわゆる解答フレームです。解答フレームを持っておくことで、解答要素に漏れがなくなるので、ここでも典型的なパターンは押さえておきました。
・差別化の内容を説明せよ
→○○に対して、…をしてきた。(しっかり競合を明示する)
・△△を行うメリットは何か?
→△△を行うことによって●●が得られることがメリット。(結論まで書く)
・A社の強みは何か?
→○○を持っているので××できることが強み。(結論まで書く)
など。
6.その他気が付いたこと
過去問や答練を解いた後に、必ず自分自身の中で振り返りを行います。その中で上記1~5に入らない気が付いたことをメモしていきます。
一つ一つは解説しませんが、私のメモの一部を紹介。
・手書きの手紙は最強のロイヤルティアップアイテム
・子供が出てきたら、親のニーズにも注意
・解答には結論を入れ込む。だから何?がわかるように。
・与件文に「~することは難しい」と出たときは「can」「cannot」両方考えろ
・与件文の「また」「一方で」「なお」は要チェック……
ーーーーーーーーーーーーーー
ファイナルペーパーを作ることで学習の成果を形にすることことができます。
私は本番前はもちろん答練や模試前にも必ずこのファイナルペーパーに目を通してから、試験に臨みました。最後の方には、目を通すことで「これだけやってきたんだ、きっと大丈夫」というお守りのような存在にもなっていました。
皆さんのファイナルペーパー作成の参考になれば幸いです。
まだ時間はあります。
頑張ってください!
タキプロ勉強会のお知らせ
【東京勉強会】
◆日時・場所
・9/6(土) 9:30~12:00 八丁堀区民館 題材:H25年度事例3
お申込みはこちらから
・9/10(水)19:30~22:00 八丁堀区民館 題材:H25年度事例4
お申込みはこちらから
・9/20(土) 9:30~12:00 久松町区民館 題材:H24年度事例4
お申込みはこちらから
・9/24(水)19:30~22:00 八丁堀区民館 題材:H24年度事例1
お申込みはこちらから
・9/28(日) 9:30~12:00 京橋区民館 題材:H24年度事例2
お申込みはこちらから
・10/8(水)19:30~22:00(場所未定) 題材:H24年度事例3
準備中(9月上旬に申込開始します)
◆会費 :500円
*題材の過去問を解いて、解答のコピーを8部 ご用意ください。
*問題を忘れずに持ってきてください(自分で確認用)。
*時間の都合上、全部の設問を扱うことはできません。
あらかじめご了承願います。
*お釣りが出ないようにご用意ください。
【名古屋勉強会】
*各回定員5名
*参加費 500円
少数ですが、ぜひ気軽にご参加ください。
・第2回 8/30(土) 9:30~12:20 昭和生涯学習センター
題材:H25事例2 テーマ:事例2ガイダンス&読解力対策
・第3回 9/6(土) 9:30~12:20 中生涯学習センター
題材:H25事例3 テーマ:事例3ガイダンス&読解力対策
・第4回 9/13(土) 9:30~12:20 西生涯学習センター
題材:H25事例4 テーマ:事例4ガイダンス&計算問題対策
・第5回 9/20(土) 9:30~12:20 西生涯学習センター
題材:H24事例1 テーマ:提案力対策
*題材の過去問を解いて、解答のコピーを6部 ご用意ください。
*時間の都合上、全部の設問を扱うことはできません。
あらかじめご了承願います。
お申込みはこちらから
【大阪勉強会】
◆場 所:グランフロント ナレッジキャピタル7階
(大阪市北区大深町3番1号)
◆参加費:1,000円
◆定 員:20名
◆持ち物:筆記用具、問題用紙とご自身の解答(過去問を扱う場合)、電卓(事例4の場合)
◆開催日時・内容
※現在第10回(9月19日)までのお申込みを受け付けています。
【対象 初学者・再受験者】
第4回 8月29日(金)19:00~21:30 事例の読み方②
第5回 9月2日(火)19:00~21:30 論理的思考と解答の考え方①
第6回 9月5日(金)19:00~21:30 論理的思考と解答の考え方②
第7回 9月9日(火)19:00~21:30 解答の書き方①
第8回 9月12日(金)19:00~21:30 解答の書き方②
第9回 9月16日(火)19:00~21:30 事例1・2アドバイス
第10回 9月19日(金)19:00~21:30 事例3・4アドバイス
【対象 初学者】
第5回 9月2日(火)19:00~21:30 平成24年度事例1グループ討論
第6回 9月5日(金)19:00~21:30 平成24年度事例2グループ討論
第7回 9月9日(火)19:00~21:30 平成24年度事例3グループ討論
第8回 9月12日(金)19:00~21:30 平成24年度事例4グループ討論
第9回 9月16日(火)19:00~21:30 苦手事例特訓レッスン①
第10回 9月19日(金)19:00~21:30 苦手事例特訓レッスン②
【対象 再受験者】
第11回~18回 9月23日(火)~10月17日(金)
毎週火曜日と金曜日に実施 19:00~21:30
試験実施(事例1~4)と添削指導
【対象 初学者・再受験者】
第19回 10月21日(火) 19:00~21:30 質問タイム
第20回 10月24日(金) 19:00~21:30 質問タイム
お申込みはこちらから(現在第10回までのお申込み受付中)