多年度生へ!今年で決めるぞ2020!〜今スグ!ファイナルペーパー作成の勧め by ガク

みなさん、こんにちは。多年度合格者のガクです!

ようやく暑さも一段落してきました。季節の変わり目は、体調を崩しやすいので勉強のスケジュールやモチベーション管理同様、体調管理もしっかりしてください。

また、試験本番まで、あと40日です。経験上、これから新しいやり方に手を出すのは控え、これまでのやり方に磨きをかけることをお勧めします。

さて、今回のテーマは事例Ⅰです。ファイナルペーパー(以下、FP)について紹介します。FPの内容は人それぞれだと思いますが、試験間際になって慌てないように早目に作成に着手し、試験前日までブラッシュアップを繰り返すことをお勧めします。

まず、FPには、完成版を試験前に見て頭の中を整理したり、心を落ち着かせたりする目的がひとつ、作成する過程で、事例ごとの本質を考えたり、気を付けなければならないことをまとめたり、解答プロセスをブラッシュアップしたりする目的がひとつ、あとは冷静な自分からの試験直前の自分へのメッセージとしての目的がひとつあると考えてました。作成する過程にも意味があるという点において、早目に着手することをお勧めします

ファイナルペーパー

内容としては、冒頭に事例のテーマを持ってきました。具体的には、(事例Ⅰなので)「強みを確立し、組織構造と組織文化を整備し、向かうべき方向へ・・・・・」といったように、自分がこれまで使用してきた参考書で自分が一番しっくりくるものを明示しました。試験開始後、問題に入りこみ過ぎて、木を見て森を見ずの状況に陥った際、そもそもの事例Ⅰのテーマを思い出し、森の中から戻って来れるようにFPの最初に明示しました。

次に作業手順を書き出しました。受験番号を記入するところから順番に書き出しました。やることに加え、所々で目安とする時間も書き出しました。

設問予想

続いて、設問ごとに予想される分野と留意点や記憶に残したいキーワードを書き出しました。以下に具体例を示します。FPは、本人が分かれば良いように作成していますので、一部、本人以外には、分かりづらい点があるかもしれませんがご容赦ください。

第1問は、「強みと弱み」、「市場分析」、「戦略」を出題予想しました。

■ケース1 強みと弱み

・作問者の意図するキーワードを効率よく盛り込む

・キーワードは問題本文中で重複して出てくる

・第2問以降との関連を意識

・成長要因は「強み」に加え「強みを形成するために取り組んできたこと」で解答

■ケース2 市場分析

・機会・脅威

・第2問以降との関連を意識

・5フォース(売り手、買い手、競合、代替品、新規参入業者)

・3C(自社、市場、競合)

■ケース3 戦略

・差別化戦略、集中化戦略、差別化集中戦略

・市場浸透、新市場開拓、新製品開発、多角化戦略

・解答構成「外部環境の変化は~しているため、~を機会とし、~し、差別化を図る」

第2問は、「組織的課題」を出題予想しました。

■組織的課題

・組織構造と組織文化、人的資源管理

・モチベーション(環境(命令系統・報酬)、仕事(職務充実・職務拡大・権限委譲)、認められる(評価・表彰))

・組織の4原則(命令一元化、権限・責任一致、統制範囲、専門性)

・存続の3要件(共通目的、貢献意欲、コミュニケーション(情報共有))

・キーワード→迅速な意思決定、シナジー、士気向上、組織活性化、一体感の醸成、従業員の意識改革の促進

第3問は、「メリット」を出題予想しました。

■メリット

・経営課題・社長の思いの達成

・強みの維持、強化

第4問は、ケース1として「違い」、ケース2として「成果主義」を出題予想しました。

■ケース1 違い

・求められていること全てに答える

・変化の前と後で転換点がある

・商品特性ときたら4P

■ケース2 成果主義

・メリット(若手を中心に士気向上、組織の新陳代謝の促進、人件費の変動費化)

・デメリット(短期業績志向(長期的視点を失う)、評価以外の業務を軽視(部下指導)、組織的連帯感が損なわれる、社員が失敗を恐れる、適正な評価ができない(モラールダウン))

・対応策(社長自ら導入意義を説明し納得を得る、効果者訓練、段階的に導入)

第5問は、「人的資源管理」を出題予想しました。

■人的資源管理

・茶化(採用・配置・報酬・育成・委譲・評価)

・さちのひもけぶかいネコ(採用、賃金(配置)、能力開発、評価、モチベーション、権限委譲、部署の設置、階層、ネットワーク、コミュニケーション)

・ 回答では、効果まで書く。

自分へのメッセージ

最後に、「合格するために」ということで、自分に対し、忘れてはいけない注意点を絞りに絞って列挙しました。一部、内容を紹介します。

・問題本文に、“〇〇〇は不可欠である”とあった場合の〇〇〇や、“「社員は宝」”というようにカギ括弧の表現があった場合は、出題者がわざわざ回答に使えよ!とメッセージを発信しています。こうした表現は回答に使います。

・「中小企業診断士として助言せよ」とあった場合は、効果まで書く(特に経営課題達成を意識)、一次試験の知識を元に多面的に回答を組み立てる、具体的に施策まで提示します。具体的に施策まで提示するとは、提案を「営業力強化」で終わるのではなく、「研修によって営業人員を育成する」まで書くことです。

・「事業拡大」を問われた場合は、経営資源(ヒト、モノ、カネ)が限られていることは絶対に外せない観点です。

試験直前に多い文字数を読んで疲れるのを防ぐため、この部分は、試験前日に絞り込みました。B5版1頁に収まるボリュームにしました。

まとめ

繰り返しになりますが、FPを作成すること自体が頭の中を整理することに繋がりますので、早い段階で作成することをお勧めします。試験直前まで、過去問を解くごとに気づきがあると思います。その気づきをFPに綴って記憶に刻み込むとともに、次、過去問解く際に活かしてください。ひいては、本番に役立つはずです。

以上、ガクでした。

次回は、「ガンジ」さんです、お楽しみに!

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