決して「0」からの再出発ではない by ライズ

2次試験勉強の始め方

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ13期のライズと申します。

まずは、読者の方のうち、2次試験を受験された方本当にお疲れ様でした。合格発表までの数か月間、落ち着かない日々が続くかと思いますが、自己採点がほんと難しいのがこの試験です。私の合格した年は、一番手応えのあった科目が実は1番点数が低く、手応えのなかった科目がA評価だったりもしました。おすすめとしては、自己採点は意味ないと開き直って合格発表までテストのことを考えず過ごしていただけたならなと思います。

今回のブログでは、2次試験に合計3回落ちている私が、来年の中小企業診断士試験に向けて、再出発をどのような気持ちで臨むのか、そしてどのような対策を図っていけばいいのかを私の経験からお伝えさせていただきます。是非、最後までお読みいただけたら幸いです。

■ はじめに ~絶望からの再出発~

私は中小企業診断士試験の受験1年目に1次試験を突破。その2か月後に受験した2次試験も全てB評価とあと一歩のところで不合格でした。勉強時間を十分にとれず、手応えのなかった2次試験で思ったより良い評価だったこともあり、試験に落ちたことについては悔しかったものの、次の年に向けては十分な手応えを感じていました。来年1年間を2次試験のためだけに勉強できるんだから、絶対にいける。しかし、今思えばあの時CやD評価がなかったことで自分が慢心になっていたのかもしれません。そこから合格までの4年間についての詳細は、私の以前のブログ「合格体験記~あと少しからの4年間~」をご覧ください。

さて、今回ブログを読んでくださっている方のなかには来年の試験に向けて、新たに勉強を始める方、1次試験で科目を残してしまった方、2次試験の結果待ちの方など様々な方がいると思いますが、今回は特にその中でも今回2次試験に落ちてしまった場合に、1次試験から再出発しなくてはいけない方の次の試験までの取組み方にフォーカスして書いていきたいと思います。

今はまだ考えたくもないでしょうが、その時の気持ちはまさに「絶望からの再出発」となります。私もその体験をしており、頭が真っ白になりましたが、そこから合格につなげることができましたので是非参考にしてください。

■ 悩ましい教材問題 ~限られたお金との戦い~

再出発を悩む理由として、気力や時間の問題を挙げられる方もいるかと思いますが、お金の問題に悩まれる方も多いのではないでしょうか。私は、教材をどうするかに1番悩みました。以前の教材を使うにしては、若干古くなってますし、また新たに専門学校の教材を購入するのも負担が大きいです。私は、苦肉の策として法改正等が心配な科目だけ新書や一部メルカリで買うという中途半端な手段をとってしまいました。結果をいいますと、教材だけの問題ではありませんが、再出発1年目は1次試験で落ちるという1番無駄な年を過ごしてしまったのです。

私なりの結論をお伝えします。教材は最新のものを用意してください。「おいおい、そんなお金があったら苦労しないよ」との声が聞こえてくるのは承知しています。高い教材でなくて結構です。通信講座でもいいですし、同じ専門学校で再度挑戦する人向けの割引があるのであれば、その教材でもいいです。個別のものをおすすめするのは好きではありませんが、私が使った早稲田出版(TBC受験研究会)の教材は1次試験であれば本さえ買えば講義がYouTubeで無料で受けれるため、全科目買ったとしても2万円を下回る値段で最新の講義を受けて試験に臨むことができます。(2倍速で見るぐらいが丁度いい感じでした)

なぜ、最新の教材がいいのかというと法改正や最近のトレンドを踏まえた内容になっているからというのはもちろんのこと、メンタル面の問題も大きいです。過去に使った教材のみで勉強していくのは新鮮味にかけてしまい、勉強が続かない、楽しくないといった状態に陥りやすくなります。また、2次試験に関しては、いくら過去問を何度繰り返し解いたところで新しい問題にも向き合わないとなかなか成長できません。新しい問題を解いて、それを他人に採点してもらうプロセスを踏むためには、メルカリから買う中古の教材では難しく新しい教材が必要になります。

結局、1年でも早く合格することが1番の節約術となります。教材選びはしっかり行っていきましょう。

■ 「量」より「質」を大切に

先ほど、勉強法としてYouTube動画を2倍速で見るという話をしましたが、再出発組はゼロからのスタートではありません。特に1次試験については、1から順に講義を聞く必要はありません。分かっている部分は、なるべく飛ばすなりして自分が不得意なポイントを中心に勉強していきましょう。「量」より「質」を大切にしていくことが重要です。

また、2次試験は採点をしてもらうことが必要だということをお伝えしましたが、それと同じくらい大切なことは、解答の書き方の作法を知ることです。これを知らないと「B評価」は取れても「A評価」を取ることが非常に困難となります。

2次試験の解答の書き方の作法を分かりやすく伝えてくれているのが、みなさんご存じ野網美帆子先生の「まとめシート」シリーズです。色々な先生が書き方を指導してくれていますが、分かりやすさという面では群を抜いています。YouTubeの動画はもちろんのこと、本であっても2次試験のものはKindle Unlimitedを契約していれば無料で見れますので是非参考にしてください。

■「不合格」に慣れないこと

私は2次試験に3度落ちていますが、恐ろしいことに3回目になると“やっぱりな”感が出てきてしまい悔しさが薄れてきてしまいます。そうなると費やす時間・費用はどんどん積みあがり、やめるにやめられない状態になってしまう可能性があります。中小企業診断士は試験に合格してからが始まりです。試験には1年でも早く合格できるよう、「不合格」に慣れないでください。今は、YouTubeやこの「タキプロ」など無料で見れる質の高いコンテンツが沢山あります。是非、オンライン・オフラインをフル活用して質の高い勉強を行ってください。

■おわりに

さて、今回の話は、今年の2次試験に合格する方には関係のない話になることです。是非、全員が合格していることを願っておりますが、万が一残念なことになってしまった場合は、またこのブログに戻ってきてください。そして、再挑戦を心から応援したいと思っています。私は1度リセットされて、2回目の1次試験の勉強をした時が一番知識が深まったと感じています。1年目は1次試験には合格したものの、本質的な理解をしないまま、過去問をひたすら解いていた気がします。試験は一旦リセットされてもみなさんがこれまで頑張った経験・知識はリセットされません。決して「0」からの再出発ではないことを理解して合格を目指してください!


次回は“タキプロYouTuber”わぎーさんの登場です。
お楽しみに!

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