勉強に集中する方法 by にに
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こんにちは。タキプロ13期のににです。
早いもので、2022年ももう残り1週間を切ってしまいました。
今年はどんな1年だったでしょうか。2次試験を受けられたみなさんは、結果がまだわからなくてモヤモヤされていることと思います。あるいは、1年前の私のように、合格する可能性をみじんも感じていなくて逆にすっきりされているかたもいらっしゃるかもしれませんね。
でも、ご自身の手ごたえ如何にかかわらず、合格するときは合格してしまう、それが中小企業診断士試験です。いかに手ごたえがなかろうとも、年明けに怒涛のように押し寄せてくるかもしれない口述試験・実務補習(申込)・その後の活動に備えて、情報収集はしておくことをおすすめします。
いずれにせよ、今年1年、きっとものすごく頑張ってきたことでしょう。この年末年始は、それを成し遂げた自分をたっぷりいたわってあげてくださいね。
ポモドーロ・テクニック
さて本題です。
なお今回は、今年試験を頑張ったかた向けというより、来年に向けてこれから頑張ろう、というかた向けの内容となります。
あなたは、集中することが得意ですか?
私は、正直言って苦手です。一つのことだけを考えることができなくて、何かやっていても、いつも頭の奥底には別のことがモヤっと居座っていて、何かのはずみでそれがメインのやるべきことより大きくなって、そっちを始めてしまって・・・みたいな感じになってしまいます。
そんな私が、試験勉強の際に集中するために使っていたのが、「ポモドーロ・テクニック」というものです。
一言でいうと、「時間を決めて集中する」という方法です。この方法を取り入れてから、私は勉強に集中できている時間を増やすことができたと感じています。
方法
具体的なやり方はシンプルです。
- タイマーを25分に設定する
- タイマーが鳴るまでタスクに集中する
- 少し休憩する(5分)
- 1~3を4回繰り返したら、少し長めに休憩する(15分)
これだけです。
時間や回数のところは、微調整しても良いと思います。上記は一般的に言われている設定で、私も(深く考えず)これでやっていました。
ちなみに、Playストアなどで「ポモドーロ」で検索するとこれ用のアプリがたくさん出てくるので、やってみたいかたは、どれか一つてきとうに選んで使ってみると良いと思います。
効果
この方法の良いところは、時間を区切っていることによって、「そこまでは勉強だけに集中しよう」と思えるところです。
「気が散る」というのは、複数のことの優先順位が入れ替わりがちになっている状態だと、私は思います。
勉強をしていて、「お腹がすいたなぁ・・・こういうときのためにシュークリームを買ってきてたから、今食べちゃおう」と思って、勉強を中断したことはありませんか?
これが、優先順位が入れ替わった瞬間です。空腹を満たすこと > 勉強をすることという優先順位になったんですね。
ポモドーロ・テクニックで時間を区切ると、こういったときに、「25分間勉強したら休憩になるから、そこまで頑張って、休憩でおやつ食べよう」という選択を取ることができます。
時間が決まっていることで、勉強以外のことの優先順位を「25分間だけ」上げないでおく、ということがやりやすいんです。
もうひとつ、効果として挙げるとすれば、「日々の勉強に取り掛かりやすくなる」ということもあります。
勉強するときいちばん大変なのは、その日の勉強を始めるまで、というのはみなさん同意いただけると思います。一度始めてしまえば頑張って続けられるとしても、最初の1ページ、1文字に取り掛かるまでは気が乗らないってことが多いですよね。
ポモドーロ・テクニックでは、とりあえずやらなきゃいけないのは25分間だけです。そのことが、心理的障壁を下げることに効果的に働き、まず1回目の25分だけやってみるか、と思いやすくなります。
使い方の注意点
ポモドーロ・テクニックを使うにあたって、注意点というか、守るべきポイントがあります。それは、「時間を厳守する」ということです。
なんだそんな当たり前のことか、とおっしゃる向きもあるでしょうが、この時間厳守には2つの意味があります。
ひとつは、「時間が来るまで勉強を中断しないこと」です。これはこの方法の根底とでもいうべき部分なので、わかりやすいですね。
もうひとつ、それと同じくらい重要なのが、「時間が来たら必ず勉強を中断すること」です。
たとえば1次試験の過去問を解いていて、問題文を読み終わった、さぁ選択肢を読むぞ・・・→ピピピッ、となったときです。この場合、その時点で勉強はストップ。休憩しましょう。
ここで「この問題解くまでやって休憩しよう」と、決めたサイクルを崩すのは、時間を区切ることにより得られる上述のメリットを希釈してしまうことになります。
また、「さっき長めにやったから次は短くしよう」など、ポモドーロ・テクニックの形骸化につながります。
時間が来たらちゃんと休憩する。中途半端になってしまった問題は、休憩明けにまた最初から読めばいいんです。
決めた以上に頑張ることも、決めたライン以下でやめることも禁止です。たんたんと、勉強を積み重ねていく方法の一つがポモドーロ・テクニックである、として結びたいと思います。
おわりに
早いもので、もう1週間ほどで2023年を迎えます。
みなさんにとって、来年はどんな1年になるでしょうか。
私は、試験を受けた1年間も頑張った自負はありますが、その次の1年間、つまり今年の方がより忙しく、頑張った感があります。
診断士試験に合格したことによって新たな世界が広がり、新たな関係がつながって、ここタキプロでのブログ執筆のような、今まで経験できなかったさまざまなことをやることができました。
今年試験を受けたみなさんにも、忙しい一年が訪れますように。
次回はもっちさんの登場です。
お楽しみに!
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