多年度受験生は2次試験の勉強方法・解答方法を変える勇気を持って!今ならまだ間に合う!! by たきたん from TKPエイジエス
読者のみなさん、こんにちは。ブログ班TKPエイジレス所属そして4度目の2次試験挑戦で合格した多年度受験生のたきたんです。今回のテーマは、多年度受験生の方を念頭において、私の2次試験の勉強方法について紹介させていただきます。
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■はじめに
私の2次試験の戦績は、203点(R元)→204点(R2)→210点(R3)→246点(R4)です。3回目の挑戦まではどんなに頑張っても点数が伸びなかったのですが、解答方法を変え、その解答方法に沿った勉強方法で一気に40点近く点数が伸びて合格できました。
■全ての事例に共通した勉強方法=iPad&手書きノートアプリGoodnotesの活用
過去問題集や市販の問題集、Webからダウンロードできる教材(下記にあるEBAの100字訓練など)は全てPDF化してiPadに保存しました。そしてGoodnotesという手書きノートアプリを使いました。PDF化は本を裁断してスキャンしてPDF化という手間がかかりますが、手間を十分回収できる効果が期待できます。またGoodnotesというアプリは無料です。
私は通勤時間が長かったので、電車の中のスキマ時間も使い勉強しましたが、重い問題集やテキストを持ち歩く必要はありませんでした。またGoodnotesアプリは切り抜きコピーなど様々な機能がありとても便利、iPad+Goodnotesは私にとって最強の勉強ツールでした。
■事例Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ に共通した勉強方法
事例別の勉強方法は後述しますが、その前に、事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲで共通した勉強方法をまず紹介します。これらは毎日取り組んでいました。
①EBAの100字訓練
EBA中小企業診断士スクールが提供していて、毎日配信されるので、これを平日は通勤電車の中で、週末も欠かさず解いて日課として取り組んでいました。2月ころに始め、2次試験の前日まで取り組んでいました。1次知識をアウトプットする力を養うためにとても役立ちました。
②春秋要約
日経新聞1面下に毎日掲載されている、500文字前後のコラム「春秋」を読んで40文字に要約する文章トレーニングです。決められた文字数に短時間で要約する訓練としてとても役立ちました。通勤電車の中で取り組んでいました。これも2月ころから始めて毎日取り組んでいました。
③過去問の取り組みは「量より質」
2次試験は基本的に過去問題を中心に取り組みました。しかし、多年度受験生になると、過去問題を解く回数も多くなり、なかには解答を覚えてしまった問題も出てきたりします。なので過去問を多く回すのではなく、質にこだわる、別の言い方をすれば“過去問を通して解答の作業標準・標準フォーマットを作る“再現性を高める”ことに注力しました。
■事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの勉強方法
①事例Ⅰ
経営理論を頭に刷り込むために、過去問を解くごとに、問題でテーマとなった、例えば「組織変革の障害」「中途採用のメリット・デメリット」「外部連携」「M&Aのメリット・デメリット」などを、テーマごとにポイントをまとめ、解答の作業標準・標準フォーマットを作成して再現性を高めることができるように一覧表化しました。
②事例Ⅱ
過去問を解くごとに、テーマごとに「だ・な・ど・こ」の中の、「な=何を、ど=どのように」を集めて再現性を高めることができるように一覧表化しました。例えば「顧客関係性の強化」というテーマであれば「何を=こだわりの製造方法を、どのように=自社HPで紹介して」という感じです。これを「地域連携」とか「直営店の活用」とか、あらゆるテーマについて、いろいろな「な=何を、ど=どのように」を集めてアウトプットの引き出しをたくさん作るようにしました。
③事例Ⅲ
過去問を解くごとに、テーマごとに対策をまとめました。例えば「納期遅延の対策」「多能工化」「生産リードタイムの短縮」などのテーマごとに、どのような対策があるかを一覧表にまとめて、解答パターンの標準フォーマットを作り、同じような問題が出た時に解答できるよう再現性を高める勉強をしました。
■事例Ⅳ
事例Ⅳだけは、基本的には過去問は使いませんでした。使った教材は、30日完成!事例Ⅳ計算問題集、意思決定会計講義ノート、スッキリわかる日商簿記1級Ⅳ意思決定・特殊論点編です。ただ経営分析とキャッシュフローの勉強だけは事例Ⅳの全知識&全ノウハウを使って過去問をベースに勉強しました。
これらの問題集を全てPDF化しiPadに保存&Goodnotesという手書きアプリを活用して勉強しました。事例Ⅳだけは出社前に会社近くのスタバに入り必ず1時間は勉強するようにして毎日欠かさず取り組んでいました。
■おわりに
4度目の2次試験挑戦で点数が大幅に伸びたのは、言い尽くされた言葉ですが「与件の情報を使って解答する」という基本に立ち返ったからだと思います。多年度受験生になるほど「一体どうやって勉強すればよいのだろうか、どうやって解答を書けばよいのだろうか?」と迷路に迷い込みます。私もそうでした。
言うのは簡単ですが敢えて申し上げますと、複数回受験して合格できない場合は、勉強方法・解答方法を変える勇気を持つ必要があると思います。今までと同じことをやっていても合格は難しいと思います。
まだ間に合います!是非いろいろ試行錯誤して自分に最適の勉強方法・解答方法を早く見つけてください。
次回は、フミッキーさんの登場です。
お楽しみに!
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