試験に向けたメンタル面の工夫 by サトシ
タキプロ15期の サトシ と申します。
7月に入り、いよいよ1次試験まであと1ヶ月になりました。
おそらく、ここから人によって不安やプレッシャーなどが出てくるかもしれません。私は2015年から受験の超多年度生でしたが、試験のたびに毎年(2015年〜2023年)出てきていました。
そこで、私のブログ執筆2回目は、試験(1次・2次)に向けてのメンタル面の工夫についてご紹介します。
それでは、今回もよろしくお願いします。
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目次
■最強難易度の過去問でシミュレーションをする(1次限定)
これは1次試験限定の内容になります。
みなさんがお持ちの過去問題集の中で、難易度が最も高かった年(TACで言うとA・Bランクの問題が最も少なかった年)の問題を使ってシミュレーションをします。
「解く」のではなく「シミュレーション」ですので、60分や90分かけてガチンコで解くのではなく、問題や選択肢を見て正解できそうかどうかを判断する程度でOKです。
但し、ネタバレしているからこそわかる(初見じゃ絶対わからない)ような正答率の低い問題(TACで言うとD・Eランクの問題)や、処理に手間取る問題は「不正解」としてカウントしておきます。
これでも60点以上なら、本試験も絶対に60点以上です。もちろん60点未満でもOKです。その点数より低くなることはありません。
なお、中小企業経営政策は前半の経営部分が今年度の内容と異なるのでこのシミュレーションはできません。
逆に経済は10年ほど前まで遡ると得点調整として4点加点されることがありましたので、得点調整された年の問題でシミュレーションをしてもいいです(問題と解答は診断士試験のホームページにあります)。
■不安の96%は取り越し苦労だと知る
これは気休めや経験則ではなく、きちんと科学的データがあるものです。
アメリカのミシガン大学の研究チームが行った不安の実地調査によって、「不安の80%は起こらない。さらに残りの20%のうちの16%は準備をしていれば対応可能なものである」というデータが公表されました。
つまり、不安のうち96%は実際には起きず、実際に起こるのは4%しかないということです。言い方を変えると、今あなたが思っている不安の96%は結果的にはただの取り越し苦労になる、ということです。
もちろん、残りの4%に当たってしまい、実際にネガティブなこと(得意科目が難しくなった、知らない内容ばかり出てきたなど)が起きることもあるでしょう。しかし、そうなるとどの受験生もできませんから合否には影響しません。財務でやった埋没原価みたいなものです。
■思っているより点数は伸びることを知る
初学者(ストレート生)だとまだ実感がわかないかもしれませんが、思っているよりも本試験は点数が取れます。
確かに、中には難しい科目や問題も出てきますが、選択肢1つがわかれば正解できる問題やカンで正解できる問題もあり、意外と点数は伸びます。仮にそこまで点数が伸びない科目があっても、7科目あると他の科目で予想よりはるかに点数が高くなる科目が出てきて相殺できるようになっています。
■強気になる
イメージはドラゴンボールのスーパーサイヤ人です。気を高めるときに「はぁぁー」ってやっていますよね。あのイメージで強気になってみましょう。
「不安?知るか!そんなもの実際には来ない!」とか「おぉ、プレッシャーを感じているな。そんなプレッシャーは打ち砕いてやるぜ!」など、強気に解釈してみましょう。実際に言葉にして出すだけでも心境が違ってきます。
先ほど見たように、不安やプレッシャーのほとんどは取り越し苦労です。強気の解釈で吹き飛ばしてしまいましょう!
■ノリノリの曲を聴く
これもきちんとした根拠のあるものです。
ノリノリの曲を聴きながら手足でリズムを刻むと、脳からセロトニンという癒しホルモンやドーパミンという快楽ホルモンが分泌され、ストレスの軽減やテンションの向上(やる気の向上)につながります。
お気に入りのアーティストのノリノリの曲でもいいですが、私がオススメするのは「ユーロビート」です。
ユーロビートはアニメの頭文字DやMFゴースト(どちらも車のレースアニメです)で盛り上がる場面での挿入歌として使われているもので、①歌詞が英語なので歌詞に意識がいくことがなく勉強に集中できる、②ノリノリの曲だからドーパミンやセロトニンが出る、というメリットがあります。ぜひ動画サイトなどで検索してみてください。
■深呼吸をする
これはメンタルトレーニングで行われるものとしては典型的なものです。
息を5秒くらいかけて吐くことと、その際に嫌な思い(不安やプレッシャー)を息と一緒に出すイメージでやることがポイントです。
自然の中でやればマイナスイオンによるリフレッシュ効果もあるので、深呼吸の効果はさらに高まります。
■上級生や多年度生なら余計な心配はしなくていい
これは初学者ではなく上級生や多年度生に向けた内容になります
上級生や多年度生は本試験の受験経験があります。そのため、1次試験・2次試験がどういうものかは理解していらっしゃると思います。
また、初学者は最初からのスタートになりますが、上級生や多年度生は一度習っている状態なので、インプットもアウトプットも以前よりやりやすくなっていると思います(5合目からのスタートのイメージです)。
特に何年も受験経験のある多年度生なら、論点別に出題ネタや引っかけるところもわかっています。なので、自分のやってきたこと(経験)を信じ、普通にやれば普通に合格できます。そのため、多年度生こそ強気に挑んで大丈夫です。
■仲間を頼る
現時点で予備校の教室講座、タキプロの勉強会、SNSなどでつながりのある受験仲間がいらっしゃるなら、その仲間を頼ってみましょう。
決起集会として飲み会を開催する、SNSで連絡を取ってみるなど、仲間と接してみてください。「不安なのは自分だけじゃない、あの人もプレッシャーを感じている」ということがわかると、少し安心できると思います。
私は仲間の存在がメンタルの壁を突破するための最大のポイントになりました。つまり、仲間が私の背中を押してくれたおかげで、本試験は自分のやってきたことを信じ、強気の姿勢で臨むことができました。
■おわりに
今回は1次試験・2次試験の両方に使えるメンタル面の工夫についてお伝えしてまいりました。この中で1つでもみなさんの参考になるものがありましたら幸いです。
今回もありがとうございました。
次回は、N さんの登場です。
お楽しみに!
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