1次は16科目に 2次はBSCで 解像度を上げる勉強法 by 風さん

勉強方法

どうも、タキプロ15期の風さんです。

2回目の投稿となる今回は「勉強方法」ということで、あと1ヶ月ちょっとの1次試験と約4か月後に迫った2次試験、それから診断士試験全体についての攻略法をお届けしたいと思います。
今年は2次だけだよ~という方は、2次のところまでSKIPもアリです。

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診断士試験全体に向けて ~心技体~

1.メンタル

資格取得の王道は「合格するまで受け続けること」です。受験生支援団体の人間が何を言っているんだ?と思われるかもしれません。
しかし、これは何よりも重要なことです。合格率4%とも言われる診断士試験で、自分だけは絶対に一発で合格できる、などと思わないことです。

もちろん、結果的にストレート合格できる可能性もありますが。大切なのは「自分にとっての」診断士という資格の価値を正しく認識し、合格を自分の前に美味しそうなニンジンとしてぶら下げ続けること。

そのためには、合格後のイメージを強く持ち、診断士に対するネガティブな雑音にイチイチ惑わされないことです。診断士には独占業務はありません。お金も結構かかりますし、独立できる保証もありません。

それでも合格したいと思った自分、受験を決めた自分と、しっかりと向き合ってください。ちなみに私はこんなことを考えて合格を目指していました。

① 管理職としての実務に役に立つ
② 将来的には独立も視野に入る
③ いつか家業を継ぐときにも活かせる
④ ITストラテジストとのシナジーが見込める

2.フィジカル

「病は気から」というように、メンタルが大事なのは言うまでもありませんが、特に本番当日に向けて大事になるのが直前期の体調管理です。当日の体調が悪くては、せっかくの努力が報われない、なんてことにも。

なので、私は仕事を調整して、試験の前の日は休暇を取りました。会場近くのホテルを取って前泊したり、座布団を持って行ったりと、先人が効果を謳っていたことはできる限りやった気がします。

もちろん疲労も溜めないように、公私とも計画的に進めていきましょう。それでも、生きていれば何かしらのトラブルは起こりますが。診断士あるいは経営者としてもリスク管理は重要です。予備としての余裕を持たせた計画を立てるようにしたいものです。

あとは、食生活ですかね。直前期はお酒は控えめに、睡眠不足にもならないように。 半ば呪(まじな)いに近いですが、加齢に伴い低下する「手がかりをもとに思い出す力」をケアするドリンクを1次対策に、加齢に伴い低下する「論理的思考力」を維持するドリンクを2次対策に、それぞれの試験前は週1~2くらいで気休めに飲んでいました。

あ!毎日はやめましょう。紅麹の例もありますし、気分を上げる程度に自分なりの工夫を楽しんでください。

1次2次スペシャルドリンク

3.テクニカル

皆さんは1次試験がなぜ7科目なのか、2次試験がなぜ4科目なのか、考えたことはありますか?正解のない問いかもしれませんが、自分なりに腑に落ちていると、勉強に向き合うモチベーションを高めることが出来ます。

1次試験に合格しないと2次試験を受けられないから仕方なく(たとえば)経済学を勉強している、という状態では勉強に身が入らないというものです。これについてもご自身なりの答えを見つけられるのが良いと思いますが、参考までに私の考えをご紹介します。

まず、1次試験ですが「知識」を問われます。7科目のうち2次試験に直結する3科目「経営・運営・財務」は主に経営戦略立案(=2次試験)に必要な知識を、残る4科目は、経営戦略立案の前提となる「外部環境の変化」を敏感に察知するアンテナとして必要な知識を、それぞれ求められていると考えています。

後者をもっと端的に言えば「PEST分析」に必要な知識です。それぞれ、

:経営法務(政治)
経済学・経済政策(経済)
中小企業経営・政策(社会)
:経営情報システム(技術)

あたりに相当するでしょう。

それから、2次試験の4科目は戦略立案に必要な「知恵」と「4つの視点」を磨くのに非常に役立つと私は考えています。

「4つの視点」と聞いてピンと来た方もいるかもしれません。そう、BSC(バランス・スコアカード)の考え方です。BSCについてご存じない方は、是非調べてみてください。(診断士試験にも出題されることがあるので、知らないままにはしないでくださいね!)

事例財務の視点
事例顧客の視点
事例内部プロセスの視点
事例学習と成長の視点

つまり。経営者に対し、あるいは自社の経営に際し、必要な知識と知恵が1次試験と2次試験には詰まっていて、無駄な勉強なんて何もない。…という「理解」と「納得感」が非常に重要であるということです。

それを学ぶことが確実に診断士としての自分の糧となり、血肉になる。経営者と対峙するときに「そんなことも知らないの?」と恥をかかないための訓練だと思えば、やるしかない。やる気しか出ない、ですよね?

1次試験対策 ~ここからは苦手科目メインで~

さて、1次試験で何よりも重要なのは、合格への戦略です。そして残り1ヶ月をどう過ごすかで、合否が決まります。

ハッキリ言いましょう。ここからは苦手科目に専念してください。1次試験で最も恐ろしいことは、トータルで420点以上なのに、たった1科目の足切りで落ちることです。

直近の模試の結果や、過去問などを制限時間内に解いてみた感じで、50点未満もしくは下位30%以内に入っている場合は苦手科目とみなしてよいでしょう。

苦手科目にフォーカスする理由は足切り回避以外にもう一つあります。それは、伸び代が大きいということです。

安定的に70点以上取れるような得意科目は、問題を解いていても気持ち良いものですが、知っていることが多いので1時間程度勉強しても1点もアップしない可能性があります。得意科目は、一種の麻薬だと思ってください。

それに対し苦手科目では、知らないことや理解できていないことのほうが多い状態なので、1時間の勉強が比較的確実に数点のアップにつながるはずです。

そして、同じ15点アップでも、75点を90点にするより、45点を60点にするほうが、25点を40点にするほうが、遥かに短い勉強時間で到達できます。つまり、残り日数が少なくなってきた今、カバーすべきは苦手科目ということです。まさに、「良薬は口に苦し」です。

1次試験は16科目 ~曖昧過ぎる正解を譜面に~

1次試験16科目の譜面

ところで1次試験は7科目だと思っていませんか?

いや、7科目なんですけど。残り1ヶ月で合格の精度を高めるためには、上述した伸び代が大きい科目に注力したいわけです。そこで、「解像度を上げる」んです。

たとえば「経済学は60点だったから苦手科目ってわけでもないな」と経済学をスルーするのか、「ミクロ経済では70%取れてたけど、マクロ経済が50%未満だったから、マクロ経済を補強しておこう」となるのかで、合否が分かれることもある、ということです。

そんなこと言っても、何問目までがマクロで、何問目からがミクロかなんて分からないよ、という方は、もうざっくり前半と後半とかでもいいと思います。もちろん、参考書等で分野を簡単に調べられるならそれに越したことはないですが。

要するに、「後半かなり落としたなー」となったら、過去問の後半だけを重点的に復習する、とかそういうことです。なぜ、そうなるのか。それが有効なのか。それは、試験案内14.試験科目設置の目的と内容」を見れば分かります。

ファイナルペーパー(試験時間)

ちなみに私は、次回となる7月に「経営情報システム」のカテゴリーを担当予定です。
ITストラテジストとして、また96点を獲得した者として、惜しみなく直前期のアレを出していきます。お楽しみに!

2次試験対策 ~診断士としての試金石~

無事1次試験を通過した者のみに与えられる最終決戦の場、それが2次筆記試験です。(厳密には口述試験とか実務云々が続きますが、それはもう勝利の美酒だと思って、今は筆記試験の合格だけを目指してください)

いろんな事情があり養成課程という道も選ぶ方もいるようですが、少なくとも私はこの2次試験が「診断士としてやっていけるかどうかの試金石」だと自分に言い聞かせて臨んでいました。

つまり、この試験を勝ち抜くということは、「診断士という看板でビジネスをするための基礎知識がある人の、さらに上位19%に入れたという事実」であり、自信にも繋がると考えていたからです。

なぜ自信に繋がるのか。それは、診断士ならば知らない人はいない「パレートの法則」にヒントがあります。「80:20の法則」とも言われ、「売上げの8割は2割の社員に依存する」といった経験則のことです。 運営管理ではQC7つ道具の「パレート図」としても登場する考え方ですね。

経営コンサルタントを目指す人同士の競争を勝ち抜き、上位2割に入り込んだというファクト。2次試験の合格には大きな「意味」がある、と私は思います。

1.メンタル

自分はまだ開眼していないからと焦らない

よく「開眼」という言葉を聞きます。確かに、合格してみると「あれが開眼だったのかも?」と思うことはありますが。「よし!開眼した」と勘違いして落ちる人のほうが多いんじゃないかな。

まして「自分はまだ開眼できていない!」と焦って勉強が手につかないなんて、本末転倒もいいところです。
ということで、開眼を目的にするのだけは絶対にやめましょう。「開眼は、合格してから気づくもの」くらいに考えましょう。

守破離の「守」を超えない

守破離という言葉があります。まずは、基本の型を愚直に守ることが大事です。診断士になれた暁には、いつかはその型を破り、離れて飛翔したいものです。

でも、それは今ではありません。合格したら めでたく「ひよこ食い」のターゲットになれ(?)ますが、それまでは孵化する前の卵です。決して殻を破らず、殻で身を守っていてください。

2次筆記試験で試されているのは「型をちゃんと知っていて、それを使えるかどうか」です。謂わば、卵の殻の強度。未熟なまま、生まれ出ないための機構を確りと備えているかどうか、を試されているんです。

そりゃあそうです。誰もが知っている理論=型を「破」られてしまったら、採点官はどうやって採点するんですか。受験生や採点官の固有の経験に依拠した「より現場感のある実践的な解答」は求められていません

それを認めたら、採点官ごとのバラツキを抑えられなくなって国家試験の体を為さないからです。それに、そんなリアリティのある詳細な条件は、そもそも物量的に与件文の中には埋め込めません。

飽くまで典型的なパターンと、それに対応する理論、から「地に足の着いた机上の空論」を導くようにしてください。そういった、世の中の仕組みを理解して正しく利用するのが、本当の大人です。

落ち着いて臨むために

試験が近づいて、模試を受けて、成績が良くないと焦りますよね。ところでその焦りは、どこから来るものですか?「会社の人に知られているから、落ちると恥ずかしい」とかだったりしちゃいますか?

基本的に、「自分はプレッシャーに強い」と確信がある人以外は、受験することは職場の人には言わないほうがいいと、個人的には思います。「あいつ勉強のためにまた休んでるよ…」ってなると、休みも取りにくくなるし、良いことなんて何もないんじゃないかな。

ちなみに、晴れて合格してからも、職場の人に言うことについては慎重になったほうがいいと思います。世の中にはいろんな考え方がありますから。相手の顔色や環境に応じた意見を述べることは、中小企業の経営者と向き合う時も役に立つはずです。

2.フィジカル

試験開始前

当日の室温→服装、椅子の硬さ→座布団、目の乾燥→目薬、空腹・糖分不足→カロリーメイトとかゼリー系、睡魔→コーヒー・仮眠、疲労→ビタミンC系ドリンク、尿意便意→休憩時間に必ずトイレ…と、考えることは山ほどあります。時計も忘れずに。

家を出た時点で忘れてしまったら、途中の駅の売店とかで調達することも考えます。

試験開始後:ルーティン(私の場合)

①問題用紙の設問文のページのみを切り離す(音が迷惑なので最初に)
②マーカーのキャップを外してから本体を軽く乗せ左手に全部持つ(音が〃)

掌印(左手)

③右手にシャープペンシルを持ち解答用紙に受験番号を書く
④各段落の頭に丸数字を振りつつ段落の境目に線を引く(ここまで数分)
⑤設問文を文節で区切りながら制約条件や関連知識を確認する(10分弱)
⑥与件文全体を読みながら機械的な色分けやメモの書き込みをする(約20分)
⑦段落単位で設問番号との紐づけを行い右欄外に番号をメモする(約20分)
⑧紐づけの確度と配点を見て優先順位の高いものから解答用紙に作文(約30分)
⑨残り時間に注意しながら全体的に見直し(0~数分)
⑩試験終了と同時にペンを置く

3.テクニカル

2次試験のカギを握るのは、以下の4つです。

① 何よりも重要な「タイムマネジメント
② 事例Ⅳの得点力に応じた「合格戦略
③ ポエムを書かない「ロジカルシンキング
④ 1次知識を知恵に昇華させ、活かす「応用力

①タイムマネジメント

2次試験の一番の難しさは、80分という時間制限にあります。基本的にスピードと精度は反比例の関係にあるため、各問の点数を高めようとすると時間が足りなくなり、速さを優先すると漏れミスによる失点が増えます。
このバランスを取って、自分の得点を最大化するための鉄則4つ

  1. 優先順位
  2. 道具
  3. フレームワーク
  4. 経験曲線効果

順番に説明します。

1. 優先順位をつけて解く

パッと見て得点に直結しそうな、解答が何となくでも思いつく問題と、10分考えても適当な解答が思いつかない問題、どちらを先に解くか。1次試験でも同じですが、最もタイパの良さそうな問題から順番に解く。鉄則です。

最後に回した問題が最悪空欄でも、空欄が1問くらいならそれでも60点を取れたという方は結構います。取れそうな問題に時間を割いて確実に得点し、ボトルネックを回避するザ・ゴール的な考え方ですね。

2. 道具を使って秒単位で時間を稼ぐ

時短のための道具の筆頭といえば、マーカーです。使う色数は好みや相性もあるでしょうが、個人的には6色必要でした。

:S強み・自社(経営資源・コアコンピタンス)
:W弱み・協力者
:O機会・市場・ターゲット・ニーズ
:T脅威・競合
:課題・問題・リスク
:理念・ルール・社長の思い

たとえばクロスSWOT分析をしたかったら、与件文に適合しそうな「」となる組合せを探すだけです。ならばたくさんあっても一瞬で探せる上に、「キミに決めた!」と線で結んでやれば秒で解答骨子の出来上がりです。

ところで皆さんは「ペンプロッター」という装置をご存知でしょうか。ロボットアームが色ペンを選んで持ち替えながら、図面や絵を描いていく特殊なプリンターの一種です。幼い頃にショールーム等でそれを見て感動したものですが、ペンを持ち替える時の手間は、色数が多少増えても大して変わらないんですね。

実は私は、マーカー派の人がペンを持ち替える時のキャップを外すカチカチ音や、持ち替える都度ペンが転がる時のゴロゴロ音本当に苦手 で。

だから、自分は他の人にそういう思いをさせないようにと、左手にキャップを浮かせた状態のペンを6本持って(写真↑)右手でマークしたい色のペンとシャープペンシルをお箸のように持ち替えながら(写真↓)という動作で問題を解いていました。(気分は掌印)

掌印(右手)

とは言っても、6本フルに使うのは最初の10分くらいで、脅威(茈)弱み(蒼)は少ないので途中から4本になり、30分経つ頃には左手にはマーカーはない、くらいの時間配分でした。

それ以外でも、事例Ⅳではマーカーを電卓に持ち替えて、簿記で鍛えた左手電卓とかの小技を使ったり、絶対的な確定箇所には赤のサインペンを使ったり、人や組織は< >で囲う、有形固定資産や設備は[ ]で囲う、良い変化は  悪い変化は  等の記号を書き込んだりと、とにかく可読性を高めて探す時間解釈する時間を減らす工夫をしました。

結果、問題用紙へのメモから解答欄が直接書けるようになるため、副産物として「再現答案が簡単に作れる」ようになったりもしました。

3. フレームワークを使って最短距離を進む

前回の記事にも書きましたが、フレームワークとは建築に喩えると「プレハブ工法」です。既に完成された枠組み=に嵌めることで、漏れや無駄をなくしシンプルかつロジカルに考えることができる、強力な時短ツール。それがフレームワークです。

何なら2次試験とは、フレームワークを使う訓練の場、と言っても過言ではないかも。

4. 経験曲線効果を発揮する

そして何より、経験曲線効果です。これまた診断士受験生なら知らない人はいないでしょう。過去問などで上記 1. ~ 3. を実践、数をこなして使い込むことで、それぞれのを維持したままスピードを上げることが可能になります。

ここで注意しなければならないのは、途中で自分のやり方を大きく変えないことです。
微修正くらいであれば良いですが、特に直前期などに大きな変更をしてしまったら、経験曲線効果が失われてしまって、大きなタイムロスに繋がります。

大きな変更とは、たとえば色ペンを使う使わない、とか下書きをするしないとか、色ペンの意味を変える(色に意味を持たせる←→設問番号ごとの塗り分け)などです。私がここに書いたやり方を直前期に見て試す、などは絶対にやめてください。

ここに挙げた私のやり方は飽くまで一例で、合う人と合わない人がいます。大切なのは、まだ4ヶ月以上ある今のうちに、自分に一番フィットするやり方を見つけて、経験曲線効果を出せるように継続すること。「継続は力なり」です。

②合格戦略

2次試験の合格戦略のスタートは、事例Ⅳでどれだけ得点できそうか、からです。

240点から保守的に見積もった事例Ⅳの予想得点を引いた点数を、残る事例Ⅰ~Ⅲで稼ぐことになります。一番コンサバに40点と見積もったなら、事例Ⅰ~Ⅲで計200点(各67点)を稼ぐ戦略になります。事例Ⅳが得意で75点は堅い方という方なら、事例Ⅰ~Ⅲは計165点(各55点)取れれば合格できます。この違いは勉強方法に大きく影響します。

ただ、個人的には前者をお勧めします。理由は2つ

  • 事例Ⅰ~Ⅲの得点にはある程度相関が出るため、レバレッジが利く
  • 近年特に、事例Ⅰの偏差がⅣよりも大きい傾向にあり、Ⅳで高得点が取りづらい

なので、事例Ⅰ~Ⅲの総得点を高めるための基礎を身に着け、Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの違いを把握して事例ごとに戦術を選択・アレンジすることで、事例Ⅰ~Ⅲで200点獲得、も現実味を帯びてきます。この「事例ごとの戦術の使い分け」のテクニックについては9月頃の次々回あたりで詳説します。

一方でこの場合、事例Ⅳで40点を確保する戦略も同時に必要になりますが、こちらは他のタキメンがいろいろ素敵な記事を書かれているので、そちらに譲ります。

■ご参考:足切り回避に特化した15期 Yuki さんの記事

【財務・会計弱者向け】事例Ⅳ足切り回避勉強法 by Yuki

③ロジカルシンキング

絶対にポエムを書かない。この辺は他のタキメンのブログにもありますし、私の前回のブログでも↑でも書いていますが、与件文=ファクトからロジックを構成し、スタンダードな理論や知識から解答を導いてください。守破離の「守」を超えないでください。

解答欄には、持てる力を全て使って、「地に足の着いた机上の空論」を書いてください。

■ご参考:与件に忠実なことが大事! 15期 なー さんの記事

「与件に忠実に」は本当か?〜91点の答案を見ながら〜 by なー

④応用力

いくらロジカルに考えても、いくらタイムマネジメントしても、いくら戦略的に試験に臨んだとしても、答えが分からなければ合格点は取れません。これまでのいわば小細工も、解答を導くために必要な1次試験の知識フレームワークが頭の中になければ、頭の中にあっても知恵として昇華して使いこなす力応用力がなければ、試験中にスマホで検索するわけにいきませんから、もちろん合格できません。

1次試験の知識不足は、不合格の原因になり得ます。方法論ばかりに目が行きがちな2次試験ですが、知識を蓄え、不足を補うことも忘れないでください。

まとめ

いろいろ書きましたが、1次試験がある方は、苦手科目を優先して「暗記」に励みましょう。

7月の私の担当カテゴリーは「経営情報システム」ですので、直前も直前ですが、渾身の記事を書きます。

また、9月頃には2次直前ということで、事例Ⅱをベースにした2次試験対策の続きを担当する予定です。

ひよこ食い等と揶揄される士業の資格試験ですが、まずは是非ひよこになれるように!?

診断士は、素晴らしい国家資格です。モチベーションを高い水準で維持し続け、知識を増やし、知恵を定着させて、合格を勝ち取りましょう!

次回は、Maki さんの登場です。 

お楽しみに! 

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