わずか2事例で「開眼」した事例Ⅰ~Ⅲ勉強方法 by Yuki

勉強方法

タキプロ15期の Yuki と申します。
皆さん、2次試験の勉強は順調に進んでますか?
私は1次試験後の8月下旬から2次試験の勉強を本格的に始めて、200時間弱という比較的短時間の勉強で合格しました。
今回は私が短期間・短時間でどのように事例Ⅰ~Ⅲを勉強したのかお伝えしていきたいと思います!

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■はじめに

2次試験の勉強の仕方は本当に人それぞれですので、自分に似た勉強パターンやスケジュールの人が過去にどうやって勉強して合格したのかを参考にすることは非常に有益です。

今回のブログはこのような方の参考になるかと思います。

対象読者

・要領が良い人、物事を効率よく行うのが得意な人

・量(勉強時間)より質重視の人

・ある程度文章を書くことに慣れている人

ちなみに一般的に事例Ⅰ~Ⅲは過去5年分を最低3回(延べ事例数45)は解いた方がいいと言われていますが、私は33事例と少な目で、大体各事例5年分を2周ちょっと解きました。
私は勉強量ではなく効率よく合格することを追求していまして、ちなみに1次試験は400時間で合格しました。

このブログが同じように「効率よく2次試験を一発合格したい!」という方の参考になれば幸いです。

■「開眼」前と「開眼」後の点数一覧

2次試験にはいわゆる「開眼」というものがあります。
人によって「開眼」の定義は多少違うと思いますが、何かコツを掴んだ状態とでも言いましょうか。私は2事例解いた時点で「開眼」した感触がありました。

ただ、最初から点数が取れていたかというと全くそうではありません。
私の点数の変遷はこんな感じです。事例ⅠをR4から遡って縦解き、事例Ⅲ、事例Ⅱという順番で解きました。

ご覧の通り、最初は一体何を書くのかもわからず、20~30点と悲惨な点数です。マス目に一文字も記入できない状態でした。
最初は解けなくて当たり前だと思いますので、解いた事例の点数がかなり低くてもあまり悲観する必要はないです。その分、伸びしろがたくさんあるわけですから!
逆に2事例解いて「開眼」してからは、初見の事例でも大体60点前後は取れる状態になりました。

■0からの2次試験勉強手順

2次試験の勉強は答えを覚えてしまっては全く意味がありません。
答えを覚えるのではなく、「解法のルール」を身に着けるのだということを強く意識して勉強に取り組むことが大事です
下記は私の経験に基づく2次試験を独学で0から勉強する場合の手順の一例です。

①「まとめシート」流!ゼロから始める2次対策 を読む
2次試験の右も左もわからない状態で解き始めるのは非常に効率が良くありません。
まずはこの本(電子書籍)を読んで2次試験の大枠や解き方の手順を何となく把握しましょう。

②「まとめシート」流!のやり方を頭に入れて数事例解き、ふぞろい(ふぞろいな合格答案など)採点してみる
2次試験本番はとにかく時間との戦いであり、限られた時間でベストの解答を導き出すための独特の解き方の手順があります。
とりあえずは「まとめシート」流!の解き方の手順に従って数事例解いてみましょう。制限時間80分間のタイムマネジメントを身に着けるためにも、時間は測って解いてみましょう。

③受験生支援ブログを読んで、各事例ごとの解法を使いこなせるように更に事例に取り組む
事例を解く流れに慣れたら、受験生支援ブログの2次試験の記事を読み込みます。
そして解法を頭に叩き込みそれらを実際の事例で使いこなすよう意識しながら事例を解き進めます。
(※私は縦解き(事例Ⅰなら事例Ⅰを5年分続けて解く)をおススメします。その方が各事例ごとの解法の理解度を深められます。)

例えば事例Ⅰなら事例Ⅰで受験生支援ブログの事例Ⅰの解法に関する記事を読み、そのテクニックを実際に自分で使いこなせるか意識しながら縦解きで事例を解き進めます。

④「まとめシート」流!の手順で自分にあまり合わないところは自分に合わせてカスタマイズしていく
2次試験でとっても大事なのが「パクってカスタマイズ」です。
先人の知恵をパクることで効率よく勉強しつつ、その手法は万人に有効なわけではないので「何かしっくりこないな」という部分は自分に合わせてカスタマイズすることが大切です。

よくあるのは設問を先に読むのか与件文を先に読むのか、キーワードのマークにはカラーペンを何色使うのかシャーペン1本なのか、解答骨子の作り方など、他にも自分に合わせて最適化するためにカスタマイズするところはたくさんあります。どれが正しいというわけではないので、自分で事例を解き進めながら、より解きやすいようにカスタマイズしていって自分なりの解き方の型を見つけてください!

■復習の質を高める

2次試験で量をこなすのではなく質を重視する際には復習が何よりも大切です。
私は問題を80分で解き、その後に60分掛けて復習するというサイクルでした。復習というとちょっとニュアンスがずれる気がしますが、実質的にはその60分が2次試験の勉強時間だと思います。今できないことをどうやったらできるようになるのか勉強するのが、解いた後の時間です。
ただただ事例を解き続けているだけでは、一向に成長しません。

私は1次試験の時は復習ノートのようなものは一切作っていませんでしたが、2次試験に関しては復習のために点数と共に簡単なメモを残していました。

例えば、一番最初に解いた事例Ⅰ(R4)の復習メモはこんな感じです。


他社との連携
施策は…
経営者の思い→コンセプト
業務複雑→単純化・マニュアル化
見て盗め→OJT
役割の明確化、専門性を高める

☆経営者の思いに沿った助言にする
☆助言は効果まで書く
☆設問分の単語を入れる
☆色んな着眼点から記載


何の変哲もない、簡素なメモです。私はきれいな素晴らしいノートを作って満足というタイプではなく、とにかく効率重視です。
そのため、自分にわかる必要最低限のメモが残っていればそれで充分でした。

メモは二つの部分にわかれていて、自分が拾えていなかったキーワードをまずメモしていました。
上のメモだとこの部分ですね。

他社との連携
施策は…
経営者の思い→コンセプト
業務複雑→単純化・マニュアル化
見て盗め→OJT
役割の明確化、専門性を高める

例えば「業務が複雑」と与件に書いてあったら単純化・マニュアル化というキーワードを解答に書くのだなという感じで、与件文に書いてある元となるキーワード、そしてそこから導き出して解答に書くべきキーワードの両方を記載していました。基本的に抑えるべきキーワードは山ほどあるわけでは無いので、5年分縦解きしながら各事例のキーワードを把握するようにしていました。

そしてキーワードと共に、自分が身に着けるべき「解法のルール」も列挙していました。

メモだとこの部分ですね。

☆経営者の思いに沿った助言にする
☆助言は効果まで書く
☆設問分の単語を入れる
☆色んな着眼点から記載


これがとっても大事です。どの事例を解いていても通じる部分がこの「解法のルール」です。
実際の2次試験で初見問題に対応するためには、この「解法のルール」を使いこなせるようになる必要があります。この「解法のルール」をいかにして身に着けるかが、2次試験の肝なのだと思います。

そして縦解きを進めるときは、必ず以前の復習メモを頭に入れた上で新しい事例を解くようにします。

■「2次試験はパズルゲームだ」と「開眼」

そして2事例解いた後、「あぁ、2次試験はパズルゲームみたいなもんか」と私は開眼しました。
世の中に色んなパズルゲームありますよね?それぞれのゲームにはそれぞれのルールがありますよね?

私は2次試験は「キーワードをルールに沿って指定の文字数に繋げるゲーム」だと悟りました。
よくポエムを書きがちな人もいるかと思いますが、ゲームにはその人の意見は求められていませんよね?私は徹底的にそういうパズルゲームだと思って各事例を解き進めていました。

余談ですが、私は昔ゲーマーでして、今もRTA(ゲームをスタートしてからクリアするまでの時間を競い合う競技)の動画を見たりします。RTAでは最短でゲームをクリアするために、あらゆる箇所が吟味されて最適化されています。それがとても2次試験に通じるように感じるのです。

■おわりに

2次試験までまだ2ヶ月弱あります!私の去年の今頃は、やっと事例Ⅰを過去5年分解き終えたくらいの状況でした。
やみくもに事例を解くことは、初めて解く貴重な事例を消費してしまうことになるので非常にマイナスです。まだ解いていない事例はとても貴重です。是非1事例1事例、万全の準備をして事例演習に向き合ってくださいね!

次回は、エニスカイ さんの登場です。 

お楽しみに! 

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