2次試験突破に向けて意識してきたこと by あやや
皆さんこんにちは。タキプロ15期 あやや です。
9月に入り少しは涼しくなるかと思いきや、厳しい残暑が続いていますね。
二次試験までも2ヵ月を切り、追い込みの時期だと思いますので、体調にはお気をつけください。
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今回は、2次試験の事例Ⅰ~Ⅲ対策のポイントについて書いてみようと思います。
特に、2次試験の勉強を始めたばかりの方向けになっておりますが、少しでも参考になることがあれば幸いです。
■はじめに
まず、私の2次試験対策(事例Ⅰ~Ⅲ)は一次試験終了後からでした。
予備校のWEB通信は受講していましたが、メインは過去問を中心のほぼ独学。
最初は過去問を前にしてもほとんど何も書けず(書けたとしても所謂ポエムのような文章でした…)絶望的な気持ちになりましたが、
どうにか合格をつかみ取ることができました。
1次試験終了から2次試験までは2ヵ月ちょっとしかないため、できることは限られてきます。
私自身、当初計画していただけの事例数を解ききることができずに本番を迎えましたが、
「自分に足りていないのは何か?」
「何をすればそれを補えるか?」
を考え、優先順位付けして対策していきました。
学習でポイントになったと思うのは以下の3点です。
①2次試験向けに知識を整理する
②キーワードだけでなく文意を大切にする
③本試験を意識して自分のスタイルを確立する
■2次試験向けに知識を整理する
2次試験は記述式なので、必要な知識が、自分の言葉で表現できるレベルで整理されている必要があります。
ということで、私もまずは「全知識」を元にどんな知識が必要なのか整理することに。
が、通しで読んで知識を理解したと思っても、うまく記述できない。何を書いていいか分からない。
つまり知識を設問に当て嵌めるための力が足りないんだな、と感じました。
2次試験では、よくフレームワークを使用します。
事例Ⅰなら「幸の日も毛深いねこ」や「茶化」。事例Ⅱなら「ダナドコ」、事例Ⅲなら「DRINK」など。
大概これでいけるんじゃないか、という便利なフレームワークなんですが、存分に活用するためには、フレームワークと知識が紐づいた形で整理されていないと効果半減なんですよね。
ということで、特に事例ⅠやⅢについて、フレームワークと、それにつながる知識のつながりをノートにまとめて整理していきました。
(振り返り用のノートを作っていたので、そこにまとめてファイナルペーパーもどきとしても活用)
知識が整理されたことで
・与件文を読みながらキーワードが拾いやすくなった
・どの知識を使ってどう組み立てるか?のスピードが上がった
という効果もあったので、うまく解答が組み立てられないという方は、一度立ち止まって知識整理をしてみるといいかもしれません。
また、課金は必要になりますが、EBAの100字訓練は、指定された字数で表現する訓練だけでなく、各事例で必要とされる知識の確認にも役立ったので、記述式がどうしても苦手、という方にはおススメです。
■キーワードだけでなく文意を大切にする
2次試験は正解が示されないため、過去問+「ふぞろい」で学習される方が多いと思います。
ご存じの通り「ふぞろい」は多数の答案を元に分析したキーワード採点です。
必要な要素(=キーワード)が過不足なく盛り込まれているものが高得点…というのは蓋然性が高いと思うのですが、
「キーワードが盛り込めたかどうか」だけではなく、「文意はどうか」というところも重視する必要があると思います。
というのは、過去問を解いてふぞろいで採点した時に、盛り込まれているキーワードは合格者の答案とそう違いはないのに、自分の解答がとても分かりにくいと感じたんですよね。
同じキーワードを使っているのに、文章の並びや前後の言葉でニュアンスが違って伝わる可能性もあります。
2次試験は口頭のやり取りではないので、記述した文章で採点者に誤解なく自分の考えを伝えなくちゃいけない。
ということで、採点の時には「合格答案や模範答案と同じように伝えられているか?」というところを重視するようにしていました。
ただ、自分で自分の解答を評価するのは難しいので(時間を多少開けても主観がどうしても入ってしまうので)、第三者に客観的に評価してもらうのが一番いいです。
私は参加できませんでしたが、タキプロでもやっているWEB勉強会やFacebook勉強会などを活用すると良いと思います。
(私は代わりに予備校の課題添削をその機会にしていました)
■本試験を意識して自分のスタイルを確立する
2次試験については、正解は公表されていないものの、解き方や考え方など色々な情報が溢れています。
2次試験の解答プロセスについても、色々な方がUPされているため、どれに従えばいいんだろう?と迷うこともあると思います。
(というか、私は迷いました)
そんな中で、タイムマネジメント、与件文へのマーキング方法、解答の作成方法etc…事例演習を通して、本番までに自分が一番力を発揮できるスタイルを確立しておく必要があります。
ということで、私は問題文や解答用紙も本番と同じようにコンビニで印刷し、過去問を解く時にはなるべく本番と同じプロセスを取るようにしていました。
(問題文を切り離す派だったので、そこも含め)
また、解答プロセスについては「タキプロ」や「一発合格道場」のブログ、野網先生の「まとめシート流」などを参考にして、いくつかのやり方を試して、取り入れて…で自分なりのものを構築していきました。
80分という限られた時間での解答プロセスを、自分でイチから構築していくのは期間的に厳しいです。
まずは誰かの薦める方法を数度試して(しっくりこなければいくつか試して)、ベターかな?という方法が見つかったら、本番までにブラッシュアップしながら身につけていくのがいいと思います。
ギリギリまで試行錯誤すると、スタイルが定まらないこともあるのでほどほどに…ですが。
毎回はムリでも、本試験で迷いなくできるくらいには慣れておくことをおススメします。
そういう意味で、模擬試験を受けてみるのもアリですね。
(私はコロナで会場受験できず、自宅でひとり模試でしたが)
■おわりに
2次試験は、これをやれば確実!というものがないため、勉強中も「本当にこれでいいんだろうか?」と不安になることがあると思います。本当に、試行錯誤、暗中模索、という言葉がぴったりな試験ですよね。
私もなかなか80分で解答しきれない&点数が安定しませんでしたが、今回書いたようなことを意識しながら勉強していく中で、少しずつレベルアップすることができました。
自分の弱点は何か?強化すべきところはどこか?を意識して、それに合った対策を重ねていくことが大事な試験だと思いますので、残り2ヵ月、頑張ってください!
次回は、ゆるふ さんの登場です。
お楽しみに!
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