【2次試験対策】相互採点・ピアラーニングのススメ by みにまる
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目次
■はじめに
タキプロ15期の みにまる と申します。
1次試験の合格発表も終わって、そろそろ受験申込を完了されている頃だと思います。2次試験まであと1か月ちょっとですね。
この直前期をどう過ごすかが、合否を握っていると思います。今回は2次試験の対策としておすすめの「相互採点・ピアラーニング」の始め方をご紹介します。
■相互採点・ピアラーニングとは?
相互採点というのは、文字通り自分の書いた事例の答案を自己採点するだけでなく、他の受験生にも採点してもらい、また自分も他の受験生の答案を採点し、互いに評価し合うことです。
ピアラーニングというのは、講義受講や動画視聴などで一方的に教えを受けるのではなく、ピア=学習者仲間同士で教え合いっこをするなど、他者との対話を通じて主体的に学び合う学習方法です。
相互採点・ピアラーニングの必要性
中小企業診断士試験の2次試験は決まった正解のない論文式の試験です。そうした暗闇の中を手探りで歩くような試験において、指針となるのは過去の合格者の再現答案の統計データである「ふぞろい」を使った過去問演習です。
ふぞろいを使って自己採点をすることはもちろん必須ですが、自分の書いた答案を他の人が読んでも意図が伝わるか、どのように採点されるかは他人の目を通してしか知ることはできません。
自己採点では点数が入ってると判断した箇所でも、他人が読むと意味が伝わらず点数が全然入らないと判断されるかもしれません。
採点者に評価してもらえる答案を書くには、自分の評価だけでなく「客観的な評価」を受けて答案をブラッシュアップすることが必要です。
■どうやって受験生仲間を見つけるの?
まず、相互採点・ピアラーニングを始めるには、一緒に勉強する受験生仲間が必要です。
タキプロ勉強会等 受験支援機関を利用する
独学勢なんですけど、どうやって受験生仲間を見つければ…?
そんなあなたにおすすめなのがタキプロの勉強会です!
タキプロ勉強会は、中小企業診断士試験の合格を目指す受験生のためのFacebook(※)とZoomを中心とした勉強会です。
https://www.takipro.com/seminor_information2/webstudy/
タキプロの勉強会には
- Facebook勉強会
- Zoom勉強会
- リアル勉強会
があり、受験生ならどなたでもご参加いただけます。(WEB勉強会は参加費無料、リアル勉強会は1回@参加費1,000円となります。)
勉強会の詳細や参加方法は下記のページをご覧ください。
他にも受験支援機関(一発合格道場・ココスタなど)主催の勉強会はいくつかありますので、そうした勉強会に参加してみる方法もあります。
Facebook勉強会では過去問の答案をアップして受験生同士でコメントし合ったり、合格者のタキメンからコメントをもらうことができます。
Zoom勉強会では受験生2~3名でブレイクアウトルームに分かれ、受験生同士で過去問の答案について直接対話しながらディスカッションしたり、タキメンからのアドバイスを受けることができます。
SNS(Xなど)で見つける
XなどSNS上でも診断士受験生はたくさんいらっしゃいます。私自身もXでたくさんの受験生や診断士試験合格者の方と出会い、刺激をもらいました。
私はツイ廃だからこそ、合格できたと思っています!情強として優れた情報を取捨選択し、優秀な受験生仲間や先輩方から刺激をもらいストレート合格できました!
私はXに自分の書いた答案をガンガンアップし、相互採点やアドバイスを受けていましたし、他の受験生のアップした答案にも意見を言ったり相互採点を行っていました。
また勉強していてわからなかったところや気になったところはXで質問して教えてもらったり、意見が分かれそうな論点はアンケート機能を使ってデータを収集していました。
R4の事例Ⅰについては参加者を集めスペース勉強会を開催し、参加者の答案をスペースで議論しながら知見を深めてていっていました。
相互採点・ピアラーニングを活用して見事R5年合格された同期合格者のひよこさん・さっちゃんさんが体験談をお話しされている診断士LABOさんのYouTube動画もありますので、是非ご覧ください!
■相互採点・ピアラーニングの心得
相互採点やピアラーニングは人と人との関わりですので、円滑なコミュニケーションを心がけることが必要です。そのためにはいくつかのルールや気を付けるべきことがあります。
- 間違いやわからないことを恥ずかしいと思わず素直に自己開示する(オープンマインド)
- TAKERではなくGIVERになる(GIVERになることで自然と有益な情報が集まってくる)
- 自分の意見を押し黙ってしまったり、過剰に自己主張したり攻撃的になるのではなく、相手の意見を尊重しつつも責任をもって自分の意見を発するアサーティブなコミュニケーションを行う
- 指摘やアドバイスは自分の考えとは違ってもまずはいったん受け入れる
- 相手の合格を心から願って真剣に答案を採点、アドバイスを送ること(それが一番の実力アップの近道)
引用元:https://career-ed-lab.mynavi.jp/career-column/707/
学習方法と平均学習定着率の関係を図示したラーニングピラミッドにおいては、ピラミッドの下部の学習方法ほど学習定着率が高いとされています。講義を聞いただけでは学習の定着率は5%しかなく、他者と議論する(50%)、自ら体験する(75%)、他の人に教える(90%)と、相互採点やピアラーニングのようなアクティブラーニングが学習効率が高いことがわかります。
アサーティブ(相手を尊重しながら自分の意見を主張する)なコミュニケーションは、相互採点やピアラーニングを円滑に行い、効果的な学習の議論をするためにも必要なスキルです。ただただ点数をつけ合うだけ、「ここは改善した方がいい」と思いながらも黙っていて表明的な意見交換しか行わなかったり、あるいは過剰に自己の考えを押し付けて他者の意見を受け入れないコミュニケーションでは相互採点・ピアラーニングの効果は低くなってしまいます。アサーションスキルについては下記のブログも是非ご覧ください。
■おわりに
いかがでしたでしょうか。独学勢の方も多いと思いますが、是非タキプロの勉強会やSNSでの交流を通じて、受験生仲間とともに相互採点やピアラーニングを行ってみてください。診断士試験は相対評価の試験ではありますが、チーム戦で戦った方が早く合格に近づきやすいです。
そして受験勉強でともに戦った戦友は合格後も実務補習や実務従事、お仕事で助け合う仲間になります。
一人で戦うにはつらい試験ですが、「誰かのためなら頑張れる」。私自身、診断士試験の勉強を通じて実感しました。
皆様の合格を心より応援しております!
次回は、すぎも さんの登場です。
お楽しみに!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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