診断士試験とはなにか? ―タキプロブログのもうひとつの読み方―

タキプロの中の人です。

タキプロtwitterでは皆さんに何度か応援メッセージをつぶやいてきましたが、今日はブログで登場です。

タキプロブログ、4期生が皆さんにメッセージをお送りするのもあと僅か。本日、明日、明後日とゲストブロガーからの応援メッセージをお送りしたいと思います。まずはセミナーでもお馴染みのこの方、うめもんさんからです!

               

 

おはようございます

おひさしぶりです、うめもんです。

 

最近、タキプロブログは読む一辺倒でした。

試験合格への具体的ノウハウを書かれているブロガーもいます。他方、診断士としてのこれから、実務補習でのできごと、などなどを書かれている方もいます。

でも、どんなブログにも、試験合格へのヒントを見つけることが出来ます

今日はそういったお話を

 

たとえば、かずさんの「かずが診断士を勉強して学んだ1番大切なこと

外部環境が変わっただけだと、絶対に業績は下がらない。業績が落ちるのは、なにもしなかったか、手は打ったが効果がなかったか、のいずれかである。」との先生の言から、受験勉強に取り組む姿勢を書かれています。

うめもんは、このブログで2次試験への別のヒントを読みとりました。

この先生の示唆ですが、みなさんはどう感じましたでしょうか?「言われてみれば確かに。」と思われたかたもいるでしょう。「そんなん、当たり前やん。」と思われたかたもいるかもしれません。いずれにしても多くの読者のみなさんは気付いておられることと思います。

その感覚をもって2次試験に臨まれていますか?

第1問などで問われる分析系の質問に、そこまで思いを巡らされているでしょうか?単に「競合が商圏に出店してきた、からである。」「競争が激しくなった、からである。」で解答を止めていませんか?

ほとんどの受験生のみなさんが気付いていることを、「そんなん言わなくても」が実は一番危ういのでは、とうめもんは思っています。

はっしーさんが「こういう答案を書ける人は2次試験に受かる!」で書かれているように、「自分の考える内容が、スッと読み手に伝わる答案を書けるようにする」ことが重要で、書かなきゃ伝わらない。というより、「競合が商圏に出店してきたのに対策を打っていない。」と解答してきた受験生との競い合いなのです。

こういった少しの差が、A判定とB判定の境目ではないか、と思っています。

 

たとえば、まゆげさんの「【1次試験・2次試験受験生向け】勉強時間の確保」。

これは、時間が限られたなかで、いかに勉強時間を確保するかについて、まゆげさんの経験とノウハウを書かれています。

他方、中小企業は限られた経営資源をいかに有効に活用し事業成長につなげていくが、が経営の鍵になります。

限られた時間」と「限られた経営資源」。ここにうめもんは共通点を感じます。限られた時間を工夫して活用し、難関を突破した経験が、中小企業診断士として試験合格後の診断助言に生きてくると思います

 

同じような話ですが、かれんじさんの「【計画と実行】PDCAサイクル

かれんじさんも書かれていますが、うめもんが受験生の頃、当時の指導教師に言われて、キョーレツに残っている言葉があります。

中小企業診断士は、中小企業の社長にPDCAを説いて実践してもらう職業である。その診断士自らがPCDCAを廻せないでどうする。発言に、助言に一遍の説得力もない。診断士試験の勉強で、自分のことでPDCAを廻せないような人には試験を通る資格もないし、同じ診断士として名乗って欲しくない。

これも、まさしく診断士試験の勉強への取り組み自体が、中小企業診断士としての素養を鍛えることに繋がっていると気づかされました。

 

また、しもべさんの「いろいろな立場から考えた勉強法~1次対策編~

うめもんが受験した初期の頃、1次試験に「助言理論」という科目がありました。中小企業診断士は”teaching”ではなく”coaching”であるべきだと教えられました。実際の診断実務でも、相手の社長さんの立場を、考えを尊重した診断、報告書でなければ認められません

 

うめもんの私見ですが、診断士試験とは「能力検査」ではなく「適性検査」だと思っています。

中小企業診断士として、中小企業の社長の相談相手になり、社長の考えていることを具体化し、企業成長のお手伝いができる”coaching”適性をもった人物を選定する試験である、と。

単に解答ができた、60点が取れただけではなく、それと同じぐらい勉強に向き合ってきた姿勢や、努力、工夫も診断士の資質として要求されているんじゃないか、と思っています。

 

今日はこの辺で

 

               

 

いかがでしたでしょうか?

一度は読んだことのある記事も再度紹介されていますが、時間をおいて改めて読み返してみると新たな発見があるかもしれませんね!

明日もゲストブロガーからのメッセージをお送りします。

お楽しみに!

 

タキプロ勉強会のお知らせ


【今後の予定(東京)】

・3/2(日) 9時半~12時 新場橋区民館 題材:H25事例1
・3/13(木) 19時~21時半 堀留町区民館 題材:H25事例2
・3/30(日) 9時半~12時 京橋区民館 題材:H25事例3

*題材の過去問を解いて、解答のコピーを8部 ご用意ください。
*時間の都合上、全部の設問を扱うことはできません。あらかじめご了承願います。

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