独学者向け勉強方法【6回目】 やすたか@タキプロ7期
こんにちは、6回目投稿の隔週火曜日担当タキプロ7期『やすたか』です。
今回は独学者向けにGWが終わってからの1次試験勉強法を紹介します。
皆さんは勉強する際に【忘却曲線】、【PDCA】、【問題‐課題‐対策】を意識されているでしょうか?
1次試験の【PDCA】については2回目の投稿でも紹介していますが、今回はテキストと問題集を7科目終えてこれから過去問に取り掛かる方に向けて、【忘却曲線】、【PDCA】、【問題‐課題‐対策】と合わせて紹介します。
合格体験記リンク:やすたかの合格体験記
過去の投稿:やすたかのノウハウ
独学受験だったため自分の思い込みや自分なりの解釈も多くなると思いますが、私と同じように独学で受験しようと考えている方に対して、少しでも参考になればという気持ちでブログを投稿いたします。
【忘却曲線】
まず、忘却曲線の前にGW後から1次試験までの勉強内容を紹介します。
私は独学での受験でしたが、学習スケジュールはTACの1月開講コースに合わせて、GW後は1週間に2科目のペースで学習し、1か月で7科目を1周させるペースでした。
過去問に使う時間は、60分の科目で1日1回分を解き解説まで読んで約3時間。90分の科目は1日1回分解き解説まで読むのに約5時間かかっていたため、平日に60分科目を学習して、休日に90分科目を学習していました。
5月、6月は1週間に2科目で各2年分の過去問を解くというペースで、7月は1日1科目、1週間で7科目、1か月で7科目を4年分やりました。(7月は試験時間と同じ時間で解けるようにペースも意識していました)
ここから本題の「忘却曲線」を意識した学習の紹介です。
ここまで読んでいただいた方ならもうお分かりだと思いますが、1つの科目に長い時間を掛けて1回で終わらせるより、何度も同じ科目を繰り返すと学習に必要な時間が短くなってきます。特に過去問は、試験範囲全体から広く出題されるので、解説を読み、テキストで確認することを繰り返すことで広い試験範囲を何度も復習することになります。
大手予備校はここをしっかり押さえているので、予備校の学習スケジュールに合わせたおかげで、効率よく記憶を定着させることと復習時間の短縮をはかる事ができました。独学者が自己流で学習スケジュールを考えるより、独学者ほど実績のある大手予備校の学習スケジュールを取り入れたほうが効率いいと思います。
この学習を通して、ノートなどに間違いやすいところや良く出題されるところだけまとめておけば、本試験の休憩時間に1科目分の復習ができるくらいまで時間の短縮ができます。(私のノートは、財務会計、中小企業政策、組織論、モチベーション理論、リーダーシップ論だけしか作成していなかったので、それ以外の科目はテキストに付箋を貼って休憩中にパラパラと眺める程度でした。)
【PDCA】と【問題‐課題‐対策】
過去問を解くときの「PDCA」について紹介します。合わせて「問題‐課題‐対策」についても触れていきます。
P:「忘却曲線」のところで紹介した通り、5月と6月は1週間に2科目×2年分、7月は1日1科目のペースで過去問を解くというスケジュールを立てました。
ここで皆さんの「問題」として、勉強する時間が無いという方がいらっしゃるのではないでしょうか。この「問題」を、生活の中で無駄な時間が無いか、短縮できることはないか、並行してできることはないか、先延ばしできることはないか等、具体的な時間管理をすることで、「課題」に置き換えて、時間を捻出するための具体的な「対策」を考えましょう。そして、本試験まであと何時間捻出出来て、どの科目に何時間割り振るかを考えることも「対策」になるでしょう。集中する時間を増やす、勉強の効率を上げることも「対策」になるかもしれません。(予備校に行かれている方は、集中して勉強する時間を作ることが「対策」になっているかもしれません)
D:私は100%スケジュール通りに出来たわけではなく、苦手科目に時間をかけ過ぎたり、過去問に手を付けられない日もありましたが、出来るだけ科目ごとの学習の回数を多くとるように心掛けていました。
C:過去問を解いたらその日のうちに解答を確認する。(少なくとも正しい解答だけでも確認する。)翌日に回してしまうと自分が選んだ間違った解答を覚えてしまい、何度も同じ間違いをしてしまう。
過去問を解いたけど合格点にほど遠い、これは「問題」ですね。過去問を解いた時の解答用紙はメモ用紙でも何でもいいので捨てずに取っておく。数年分解くと同じようなところで間違っていたり、解答に迷っているような領域が分かってくると思います。これをしっかり分析・理解して合格レベルに上げることが「課題」です。
A:「課題」を見つけたら解決するための「対策」を考えてください。私は、出来ていない領域をメモに書き溜めて、時間のある時にノートに体系的にまとめて理解したり、テキストや問題集を見直してしっかり復習するなど同じ間違いを繰り返さないことに時間を掛けました。
どれだけレベルアップしたかを見るには同じ過去問を解いて、1回目と比較してみることです。思ったほど上がっていなければ「課題」の認識と「対策」が間違っているかもしれません。
【補足でアドバイス】
・テキスト、問題集、過去問に載っている事が正解できないと合格は難しいので、過去に出題されたことが無い範囲まで広げるのではなく、テキスト、問題集、過去問をしっかりやりましょう。(科目によって参考書も利用したので合格体験記もご確認ください。そして、中小企業白書も読みましょう)
・6月に入るまでにはキーワードレベルで理解できていない事が無いようにしましょう。キーワードをつなげて線や面として体系的に理解しておくと2次試験にも活用できます。
・できるだけ早い時期に「PDCA」と「問題‐課題‐対策」の形を作って、本試験に向けて効果的な勉強の実行時間を増やしていきましょう。
・目標は、1次試験合格です。そしてその後に2次試験が待っています。「PDCA」と「問題‐課題‐対策」は2次試験でも重要になってきます。今から意識して使っていきましょう。
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