試験に必要なツール(3)~80分で対応できる力(破れ障子)
おはようございます金曜朝の破れ障子@タキプロです
今週水曜の勉強会では、H22年度 事例Ⅰを扱いました
(隔年で出題傾向が似通っているという説もあるので、H22年度の過去問を重点的に取り扱っています)
この事例は、事例Ⅰにしては比較的やさしい事例でしたが、されど事例Ⅰです。解釈の仕方によって設問で問われている方向性が180度違ったり、問われている真意を考え始めると答えが出なかったり・・・と、当日対応力が問われる問題でした。
先週も書いたことですが、『優先順位』『引き際も肝心』といった判断が、80分での当日対応ではポイントになります。
というわけで、試験当日に持って行く「ツール」、第3弾は「80分で対応できる力」について
より模範的な解答に近づけようと深掘りするよりも、当日の80分では「みんなが書いている平均そこそこな解答」を、全事例・全設問で目指すことの方が、合計で上位2割に入るためには重要です。
「当日ならこうする」で振り返る
これまで、模範解答に納得のいかなかった問題もあるでしょう。
今振り返るなら、「当日の80分ならどう対応するか?」という観点で見直してみましょう。みんなが書いてそうなところだけ最低限押さえておいて、模範解答のようなきれいな解答は目指さない。あえて考えるなら「読みやすい解答を書く」というぐらい。
80分でやること/やらないこと
特に重要なのは、試験が始まるまでにできることを、どこまで準備できるか。
試験が始まってしまえば、80分間でできることは限られています。与えられた時間はどの受験生も同じ。それなら、80分間の中でいつもやっていることで、事前に準備できることがないか?
例えば・・・
切り口 設問を読んで思い浮かべる「ヒトモノカネ」「SWOT」「PEST」「VRIO」など
解答の型 解答する時の「100字ならこう組み立てる」というパターン
言い回し 答えに使いそうなポイントをうまく簡潔に表現するための表現集
これらを準備しておくと、自分の中に「想定問答(FAQ)」を作っておけるので、当日になってから答えを考える手間が省けます
特に言い回しは、今からでも十分間に合うのでおススメ
ゴールと目的をハッキリ
昨年の今頃の私は、3連休中にオプションゼミを受講していましたが、自分の中でバッチリ80分間の解答プロセスが固まっていた・・・なんてことはなく
残り14日間でやらなきゃいけないこと(自分にとっての課題)をリストアップしてみたら20個以上もあり、とても試験までに間に合わない!と焦っていました。
そんな中で、意識したのは2点。
ゴール = 目指すべきレベル
目的 = なんのためにやるのか
2次対策を始めた当初の私は、過去問を深く理解することが必要だと信じて、ディスカッションや事例分析を続けていました。
しかし、自分に足りないところを補い、ギリギリ上位2割に入るためには、残りの14日で「わからなくても人並みの解答ができること」を目指す必要がある。
こう考えて、残り2週間を効率的に使って、少しでも上位2割(合格レベル)に近づくことを心がけていました。
2週間でやりたいこと、できること
残り2週間を駆け抜けるためにも、一度立ち止まって考えてみてください。
目指すべきゴールは何なのか。
今の自分に足りないものは何なのか。
それを埋めるためには何をすべきなのか。
その中でも特に優先することは何か。
80分での事例演習をできるだけ多く解く
これまで解いてきた過去問や演習をじっくり振り返る
過去問の出題傾向を数年分俯瞰してみる
改めて80分の使い方を見直してみる ・・・etc
時間は有限なので、誰だって「準備万端」とはなりません。だからこそ、ゴールと目的、優先順位を考えて、効果的に残り2週間を駆け抜けましょう
勉強会日程
勉強会も残り3回。皆さんに合格のコツをお教えできるよう、タキプロメンバーも気合十分で望みます
参加者全員が解答を持ち寄ってディスカッションをするので、事例を事前に解いてくるよう、計画的に準備をお願いします。
2次試験突破ノウハウを電子書籍にギュッと濃縮
「絶対合格eBook 2次試験編」もよろしくお願いします
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