【まいど!関西です。】結びの一番
おはようございます。
タキプロ7期のティーナです。
診断士試験に合格して1年と少し、診断士登録してもう少しで半年。
このタキプロ7期としての活動も、間もなく終わりを迎えます。自分が担当するブログは今回で最後となりました。思えば長いようで短かった気もします。
最終回の今日は、自分が診断士になって1年、どう変わったのか、そして僭越ながらこれから診断士試験を受験される皆さんへのはなむけの言葉をお伝えさせていただければと思います。
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診断士になって1年、本当にあっという間で、とにかく手探りながらもいろいろ試行錯誤しながら駆け抜けてきた1年間だったと思います。
そのなかで、大きく変わったことについて何点か書いてみます。
(1)人間関係の変化
この1年間、実に多くの人にお会いし、また、タキプロ、実務補習、診断協会の研究会など、一緒にやらせていただく機会に恵まれました。
自分のように金融機関に勤務する人から、製造業やITなど他の業界のん人、弁護士や税理士などの士業、自営業、はたまた学生まで。診断士のバックグラウンドは本当に様々だなあと実感しています。そういうなかで、視野や人間関係は格段に広がったと思います。
このようなことは、診断士試験に合格することなく普通に会社勤めをしているなかでは絶対になかったことでありますし、実に得難い貴重なことです。
(2)社内的な変化
診断士試験を受験したきっかけというのは、年次的にも職場でそろそろ中堅に差し掛かろうとする折、大した取り柄もなく、またお世辞にも大した実績を上げているわけでもなく、パッと冴えない自分は、何とかして付加価値を付けなければこのままでは終わってしまう、という危機感が一つのきっかけでした。
そんな自分ではありますが、診断士試験に合格したことで社長表彰をしていただき、社内報に載せていただけました。そのことで、「そういえば君、診断士取ったよね?」と、社内の方に声をかけてもらう機会も増えてきたり、以前仕えていた上司にも祝っていただき、嬉しく感じました。また、会社が進めているあるプロジェクトのメンバーにも入れていただいたりと、社内的にも変化があった1年でした。
(3)姿勢の変化
診断士の世界はそれぞれに優秀な方ばかりで、非常に刺激になります。診断士の方と接する中で、自分の未熟さ、勉強不足、至らなさを痛感させられる場面が実に多くありました。
その一方で、「この人はこういうことを考えているのか」、「この人のこういうところを取り入れてみよう」、「こういう分野をもっと勉強しよう」といった、謙虚な姿勢で前向きに学んでいこうという心の持ち方が、少しずつではありますができるようになってきました。元々後ろ向きで頭が高く、根暗と自認している自分の性格からすると、我ながら大きな変化だと思います。
(4)価値観の変化
以上に書いたことを含めて、いろいろな意味での価値観の変化、これが最も大きいのではないかと思います。診断士として1年間やってきて、自分もいずれは新しい挑戦をしていきたい、という思いが日増しに強くなってきました。そのなかで、「とにかく今しかできないことに全力投球しよう!」という考えが一つの思考・行動の軸になりました。
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さて、我々を取り巻く環境は、ご存知のように大きく変わりつつあります。
バブル崩壊以来の失われた20年を超える経済の停滞、少子高齢化、人口減少、地方の衰退と東京一極集中、深刻化する人手不足、混迷の度を深める国際情勢。
一方で、地方創生、AIやIoT・ブロックチェーンに代表される第4次産業革命、外国人観光客の増加、働き方改革。
海図なき航海のごとく、先のことは不透明で様々に山積する課題もあり、一方で大きなビジネスチャンスも存在する。
こうした状況に対して、
中小企業診断士は、診断士の持つ専門分野やバックグラウンドが実に多様であるが故に、いろんな方面からアプローチして処方箋を提示できる、極めて稀有にして大いなる可能性を秘めた資格である、
と言えるでしょう。
診断士資格に固有である経営のリテラシーに加え、個々の専門分野や見識を兼ね備えたビジネスパーソンが今後もっと増え、企業内・独立を問わず診断士資格を大いに生かしていくことができれば、この日本という国はもっと良くなることでしょう。
そして、自分自身としても、診断士1年目の分際ではありますが、
「診断士の資格を十二分に活用して、自分が生まれ育ったこの日本という国、そしてゆくゆくは大好きな地元に少しずつ恩返しをしていきたい。」
と、このタキプロ7期の活動をはじめとした診断士活動を通じて考えるようになった次第であります。
診断士試験の勉強は、決して生易しいものではありません。辛い、しんどいことのほうが圧倒的に多いです。自分も、しんどくて投げ出したくなることはままありました。
でも、そうであるからこそ、診断士を目指そうという気持ちが少しでもある方は、どうか最後まで諦めずに粘り強く、そして高い志を持ち続けて勉強を続けていただきたいと思います。
試験に合格して診断士になるということは、単なる自己研鑽にとどまらずひいては社会全体を良くすることにもつながるわけですし、また診断士にはそのような役目や使命があります。
最後になりましたが、1年間拙い文章にお付き合いいただき、ありがとうございました。
受験される皆さんの合格をお祈りして、締めの言葉とさせていただきます。それではまた、どこかでお会いしましょう。
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