「勉強時間○時間」「過去問○回転」という発想から脱却しましょう

おはようございます、日曜朝のサイトヲ@タキプロです。

 

以前の記事でも触れましたが、現在、某受験予備校で講座ガイダンスの際の学習相談を担当させて頂いています。

この学習相談の際によく尋ねられるのが、

「サイトヲさんは合計で何時間くらい勉強されていたんですか?」

「過去問は何回転くらいすればいいのですか?」

といった質問。

先々の見通しがなかなか立ちにくい長丁場の試験勉強では、

いったいどのくらい勉強すれば合格にたどり着けるのか、

分かりやすい答えをついつい求めてしまいたくなるのが人情だと思います。

もちろん、合格者がどのくらい勉強していたのかを定量的に知ることは、

ある程度の参考になるであろうということは否定しません。

でも、「○○時間勉強する」「過去問を○回転させる」 という発想に

囚われ過ぎていると、勉強の目的が、「試験に合格すること」、つまり

「合格するに十分な知識や問題の解き方のプロセスを身につけること」

ではなく、

量をこなして自己満足に浸ること」に容易に変質してしまうので

注意が必要です。

試験の合否が「累計の勉強時間数」や「過去問の回転数」で決まるというの

ならともかく、

バットをデタラメに1万回振り回していても

試合でヒットを打てるようにはならないのと同様、

勉強も「こなした時間数」以上に「何を、どのように学んだのか」が

モノを言います。

また過去問も、「何回解いたか」ではなく

解いた時に何を学び、身につけたか」の方がはるかに重要です。

 是非、「量」ではなく「質」を重視した学習の実践を心がけてみてください。

 

「練習は嘘をつかないって言葉があるけど、

 頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ。」

―ダルビッシュ有(Twitterのつぶやきより)

 

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