【1次試験】問題の出題形式の特性を意識して勉強する
あけましておめでとうございます!日曜朝のサイトヲ@タキプロです。
当ブログをお読みの方の大願成就=中小企業診断士試験合格の
後押しができるよう、今年も精一杯努めていく所存です。
2013年も、タキプロ及びタキプロブログを
どうぞ宜しくお願い致します。
本日は「科目ごとの出題の特性(1次試験)」についてお話しします。
初学者の方でしたら、早い人は2~3科目のインプット学習を終え、
アウトプット学習(受験校であれば答練/問題演習、独学の方であれば
過去問を解くなど)も始まっている頃かと思います。
1次試験は受験科目の幅広さもさることながら、
問題の出題形式のパターンもまたバラエティに富んでいます。
ここでは、1次試験の出題形式をざっくりと4つの類型にまとめてみました。
テキストなどに載っている知識がほぼそのままの形で問われる問題
→一番オーソドックスな形式です。
インプット学習の量がそのまま得点力に繋がりやすい反面、
中小企業経営政策のように暗記、暗記のオンパレードになると、
勉強がしんどく感じられることも…。
復習の繰り返しで、記憶の定着をしっかりと図ってください。
計算や数式処理が要求される問題
→財務会計や経済学に多く見られる形式です。
上記の科目を苦手にされている方は、この形式の問題に苦手意識を
持たれているケースが多いのではないでしょうか?
一見するととっつきにくい問題ではありますが、一度解法の
パターンを身につけてしまえば、逆に得点源になり得ます。
テキストレベルの知識を「応用」できないと正誤判断ができない問題
→一番厄介なのがこのパターン。
テキストレベルの知識がケーススタディのように具体的な
例に置き換えられていたり、逆に極端に抽象化されているなど、
やたら難解、しかも問題によっては長文で、
選択肢の文意を取るのにも四苦八苦するような問題です。
こうした問題は、テキストに載っている用語をいくら棒暗記しても
決して解けるようにはなりません。
企業経営理論(特に前半の経営戦略や組織論)や経営法務に
多く見られます。
こうした科目で、「テキストの内容をしっかり覚えたのに
点数が伸びない…」とお悩みの方は、テキストの知識を再確認する
だけでなく、
「その知識がどのようにアレンジされて選択肢に使われているか」
「『誤った選択肢』がどのように組み立てられているか
(アレンジされた個別の知識の誤り?文のロジックの誤り?等)」
などを検証し、
自分が犯した正誤の判断ミスを矯正する必要があることが多いです。
テキストなどに載っていない知識が要求される問題
→TAC社のデータリサーチで、正答率20%未満(難易度E)と
判定されるような問題です。
もちろん、優先順位は大きく下げて構いません(苦笑)。
再び出題される可能性があるのかどうかも定かでない難問の
対策に時間を費やすよりも、出題頻度の高い重要項目を繰り返し
復習して記憶を定着させる方が、学習の費用対効果はずっと高く
なるはずです。
「アウトプット学習」を始めるにあたっては、
学習する科目(解こうする問題)が~のどのパターンに当たるか
を意識して、復習の仕方も出題形式に合わせて柔軟に変えていく
必要があります。
そうすることで、得点力をより効率的に上げることができるはず。
問題の出題形式の特性を意識して、メリハリのある勉強を心がけましょう。
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