【みっつんの勉強会ブログ・第24回】池井戸潤ファンのみっつんが語る中小企業サクセスストーリー「陸王」の魅力

おはようございます/こんにちは みっつんです。
今回は「ゆるわだ」で失礼します。少しの空き時間でも勉強に割きたいと思っている皆さんにはいささかお伝えしづらいのですが、テレビ番組に関する話題です。
昨年10月から12月にかけて放送されたTBS日曜劇場「陸王」はご覧になりましたか? 池井戸潤ファンのみっつんとしては、毎週日曜夜を心待ちにしていました。
池井戸潤さん原作の作品としては、「下町ロケット」(直木賞受賞作)と「ルーズヴェルト・ゲーム」、「オレたちバブル入行組」(「半沢直樹」)が日曜劇場枠で放送されたほか、「株価暴落」、「鉄の骨」、「銀行総務特命」(「花咲舞が黙ってない」)、「民王」、「七つの会議」、「ようこそ、わが家へ」、「アキラとあきら」等がいずれも連続ドラマ化され、好評を博してきました。銀行員出身の池井戸さんの作品の多くは銀行員が主人公もしくは重要な役割をしており、リアリティのある金融小説として広く人気があります。
「陸王」は、埼玉県の足袋製造を生業とする中小企業「こはぜ屋」が、倒産の危機や大手企業の妨害にあいながらも、新素材を使ったランニングシューズの開発に奮闘する物語です。主役のこはぜ屋の社長を役所広司さんが演じ、山﨑賢人さんや竹内涼真さん、上白石萌音さんといった人気若手俳優をはじめとする豪華なキャスティングや、長期にわたる大規模なロケ撮影でも話題となりました。12/24の最終回の視聴率は20.5%(関東地区)を記録しました。
みっつんが注目したのは、風間俊介さん演じる「こはぜ屋」の新事業に期待を寄せる従来ないタイプの銀行員・坂本と、志賀廣太郎さん演じる「こはぜ屋」の経理担当専務・富島です。
坂本は、こはぜ屋の将来性を予見し新事業推進を積極的に提案しますが、その融資を巡って銀行の支店長と対立し、別の支店に異動させられてしまいますが、その後もこはぜ屋の「チーム陸王」には参加します。自身は銀行員としてできることに限界を感じ、ベンチャーキャピタルに転職します。
富島は、多額の初期投資を必要とする「チーム陸王」の積極策に最初は懐疑的な立場をとっていましたが、それは企業の存続を第一に考えたためでした。その後も経理担当として多額の出費を伴うプロジェクトを慎重に進めるように社内のブレーキ役を買っていました。
彼らの行動は中小企業を支援する視点からみてかなり納得性の高いものだと思いました。事業を成功させるのは、技術力や経営力ももちろんですが、こうした有能な人材をいかに適材適所で活用していくかが重要だと思いました。

池井戸ファンのみっつんとしては、長瀬智也さん主演で6月に公開予定の映画「空飛ぶタイヤ」の公開が楽しみです。池井戸作品3作目の出演となる高橋一生さんにも注目しています。

最後に、「陸王」に関する2つの記事のリンクをご参考までに掲載します。
陸王、こはぜ屋「宮沢社長」新聞広告に出演!
陸王が中小企業庁の「下請かけこみ寺」の新聞広告に採用された、という記事です。
『陸王』は中小企業経営の教科書! こはぜ屋の「SWOT」「成長戦略」を分析してみた(家入龍太)
Yahoo!ニュースより。こはぜ屋のSWOT分析、成長戦略分析が詳細に記載されており、かなりの力作となっています。

明日は関西から:スーさんです。お楽しみに。

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