財務アレルギー持ちでも何とかなる! by竜ちゃん
はじめまして!タキプロ11期名古屋メンバーの竜ちゃんと申します。
まさか自分がタキプロのブログを書くことになるなんて…。人生何があるか分かりませんね!
これから1年間、どうぞ宜しくお願いいたします!
私は1次試験の財務・会計や2次試験の事例Ⅳが超絶苦手でしたので、同じ苦手意識をお持ちの受験生の方にとって少しでもお役に立つことができたらと思っております!
◆簡単に自己紹介
私は受験校TACの通学講座を利用し、1次試験を2回、2次試験を1回で合格しました。
1年目は、1次・2次ストレート合格コース ※1次不合格のため2次講義への集中力はほぼ無し
2年目は、2次上級コース ※1次対策は独学、2次対策を4月よりスタート
を選択しました。
年齢・性別:30代男性
職業:製造業の営業職 ですが領域は印刷や広告などの企業PR支援
受験歴:1次試験2回、2次試験1回
得意科目:1次試験…企業経営理論 2次試験…事例Ⅱ
保有資格:無し
◆中小企業診断士を目指した理由
中小企業を支援する経営コンサルサントになりたいと思ったからです。
私は日頃から中小企業の経営者・経営陣と仕事での繋がりがあり、印刷物や広告関係の提案・支援を行っているのですが、
顧客から人材採用・育成、新規事業企画・PR、別法人立ち上げのためのCI・VI構築、補助金・助成金を利用した各種提案などを相談されることが増え、現在の業務領域ではカバーできなくなりました。色々と調べていると、これは経営コンサルタントの領域だと分かり、さらに中小企業診断士という国家資格の存在を知ることとなりました。
これまでの仕事人生においてたくさんの人に恵まれ、支えられ助けられてきましたので、これからは自分がたくさんの人を支えたり助けになったりしたい、さらに漠然と抱いていた一国一城の主を目指したいという思いともリンクし、資格取得を機に経営コンサルタントとして独立したい!最短で目指すなら受験校だ!と熱い気持ちを抱えてTACのドアを叩いたのでした。
◆学習時間と得点結果
ー2018年 1年目ー
【1次試験】学習時間:700時間
合 経済学・経済政策 60点
__財務・会計 52点
合 企業経営理論 68点
合 運営管理 63点
__経営法務 40点
__経営情報システム 56点
合 中小企業経営・政策 60点 計399点 4科目合格
【2次試験】学習時間:30時間
__未受験
ー2019年 2年目ー
【1次試験】学習時間:200時間
合 財務・会計 68点
合 経営法務 76点
合 経営情報システム 64点
__中小企業経営・政策 51点 計259点 1次試験合格
※経済学・経済政策、企業経営理論、運営管理は科目免除申請し、4科目受験
※中小企業経営・政策で得点を稼ごうと思いましたが足を引っ張られました…
【2次試験】学習時間:150時間
A 事例Ⅰ 63点
A 事例Ⅱ 77点
A 事例Ⅲ 60点
B 事例Ⅳ 52点 計252点 2次試験合格
◆使用した教材・学習環境
【1次試験】
TACテキスト、トレーニング(問題集)
※1年目、2年目共通 2年目は、1年目に使っていたテキストを使用(中小企業経営・政策のみTACのテキスト・問題集2019年度版を書店で購入)
【2次試験】
TACテキスト、答練 ふぞろいな合格答案エピソード11 2018年度版、30日完成!事例Ⅳ合格点突破計算問題集2018年度版(ともに同友館)
※2年目のみ
◆財務・会計&事例Ⅳに対するアレルギー
文系であり学生の頃から数学が苦手でした。学習を始めた頃の私は基本的な簿記の知識すら無かったため財務・会計の攻略が急務の課題でしたが、同じカテゴリーの問題を解いていても、数字が変わったら初見のように感じ、応用が利かなくなる始末…。
ついには「財務」と聞くだけでテンションが落ちる財務アレルギーに陥ってしまいました。ホント大嫌いでした(笑)1年目はそのアレルギーから抜け出せず、また他の科目も戦略らしい戦略を立てられないまま1次試験に臨んだため、敗退。
2年目、そんな私が苦手科目とどうやってうまく付き合い、合格まで辿り着くことができたかと言いますと、中小企業診断士試験の合格基準を最大限利用しようと決めました。だって、苦手なものはしょうがない。苦手科目に嵌ったまま非効率な時間を使うか、得意科目に効率的に時間を使うか…。考えた結果、全ての科目が40点以上ありさえすれば、どの科目で得点したって一緒だろ!?と思い、財務・会計や事例Ⅳは全ての領域を理解することを捨て、頻出ポイントだけをしっかりと抑えることにしました。
苦手な人の良いところだけを見るようなイメージでしょうか。最低点の40点は死守し、50点なら万々歳だと。
私の上記得点を見ても、苦手を克服してはいないのが分かるかと思います。その代わりに得意分野の企業経営理論や事例Ⅰ・Ⅱ、2018年の反動で易化するであろう経営法務を合格基準よりも上振れる得点を稼げるように時間配分を行いました。得意分野は他の科目の倍、時間をかけたと思います。自分自身のSWOT分析を行い、強みを伸ばし、弱みから来るダメージを最小限にしたという感じでしょうか。
満遍なく勉強をしている方から見たら大博打のように見えるかもしれませんが、結果的にこの方法が功を奏し、2年目には1次試験、2次試験をパスすることができました。
ただ、この方法にはリスクがあり、苦手科目である財務・会計や事例Ⅳの頻出ポイントを取りこぼしたら足切りになってしまうので、頻出ポイントだけはどんなに遅く帰宅した日でも必ず計算問題を1問は解くというルールを決めて、少しずつ財務アレルギーを無くしていきました。酔っぱらって帰った日もとりあえず問題集は開いてました。(そのまま力尽きた日もありましたが…)
そんなこんなで、今でも苦手意識は消えていませんが、こんな合格体験談もあるんだなと参考にしていただけたら幸いです。
◆合格によって得られるもの&私の考え
- 達成感!!(これが一番)
- ビジネスにおいて横断的な知識を持つことができること
- 新たな人との出会いがあること、診断士試験で学んだ内容は活動においても重要だと分かったこと
私は資格が人生を変えてくれるとは思ってはいませんが、自分次第で人生をより充実したものにするためのきっかけにすることは可能だと思います!何より資格を通して得られた知識と自律の精神は自身にとっての「強み」となりました。
私は試験勉強によって積み重ねた知識は後退しないと思っています。
今日机に向かった1時間、もっと言えば今日解いた1問すら、未来の合格に必ず繋がります。少なくとも私はそうやって自分を奮い立たせていました!
長くなりましたが、オリンピックイヤーの中小企業診断士合格者が一人でも多く生まれるよう、情報発信していけたらと思います!
次回は関東メンバーのぱんださんです。お楽しみに!
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