効果的な過去問の取り組み方(前編)
こんばんは。名古屋のちおりんです。
今回は2週にわたって、効果的な過去問の取り組み方を紹介していきます。
診断士取得を目指す方の中で、システムエンジニアの方も多いと思います。その中で、情報処理技術者試験の受験経験がある方も多いのではないでしょうか?私も元システムエンジニアで、ソフトウェア開発技術者(=当時。経営情報システムを受験免除することができます)を取得しています。
情報処理技術者試験も午前試験は、診断士と同じく4択構成です。が、診断士の1次試験を情報処理技術者試験と同じ要領で勉強していると、大失敗します。診断士は情報処理技術者試験とは以下の点で大きく異なります。
■情報処理技術者(午前)
①試験問題の50%〜60%が過去問そのまま、もしくは類似問題。
②そのまま過去問が出題された場合、問題の意味や途中経過がよくわからなくても、結論である解答(ア・イ・ウ・エ)を知っていれば、正解できる。
③選択肢の内容がシンプル(単語レベルの問題も多い)
→「過去問を繰り返し解く」勉強をすれば、必ず突破できると言われています。
■中小企業診断士(1次試験)
①同じ問題は二度と出題されない。すべて新作問題。
②過去問の解答(ア・イ・ウ・エ)を知っていても、全く役に立たない。
③選択肢の内容が複雑で(文が長い)、論理的なつながりを考える必要がある。
→「過去問を繰り返し解く」ことだけでは、突破できない。
このような違いがあるため、診断士1次試験を突破するにあたり、初めて見る問題に対応する力が必要です。自分が持っている知識を最大限に使って考え、適切な解答を導き出すという応用力が求められます。「自分が持っている知識」は多ければ多いほど、適切な解答を導き出せる確率が高くなります。
今この時期、「自分が持っている知識」を確実に増やすことが1次試験突破のカギとなります。そのためには「過去問を繰り返し解く」のではなく、1つ1つの過去問に対して、なぜその選択肢が正解(もしくは不正解)なのか?を追求していくことが効果的です。正解がわかったら次の問題へ〜ではなく、正解としなかった選択肢についても「なぜそれが不正解なのか?」「どう訂正したら正解となるのか?」を考えることによって、選択肢の数だけ知識を習得することができます。
具体的な取り組み方法(ノート等に記述する内容など)は、次週紹介します。
最後にタキプロ勉強会&セミナーのご案内です。
タキプロ勉強会のお知らせ
【3月の予定(東京)】
・3/31(日) 9時半~12時 八丁堀区民館 題材:H24事例4&よろず相談会
*題材の事例について事前に解答を作成し、5部程度コピーをお持ちください。
【3月の予定(名古屋)】
日時 :3月23日(土)13:00~
会場 :広小路キッチンマツヤ(名古屋市中区錦1-20-22 広小路YMDビル)
定員 :20名
内容 :2次試験 解法について(事例Ⅲを中心に)
参加費:無料
対象者 :中小企業診断士を目指す人
※事前に今年度の試験問題(食肉製品C社)を解いてきてくれると助かります。
※勉強会のあとには懇親会も予定しております!
参加申込ページはこちら
【名古屋勉強会 お問い合せ先】
ryu_exlay@yahoo.co.jp
タキプロセミナーのお知らせ
・3/23(土) 13時~16時半 月島区民館
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