【ケイン・濃スギの話⑩】モチベーションとメンタル byケイン
◇自己紹介&ケイン・濃スギの話 2回目の2次事例Ⅳ〜失敗談〜→こちら
口述試験を受験された皆様、本当に1年間お疲れ様でした。今年は日程や環境等、例年以上に気を使う事が多かったと思います。年末年始はゆっくり身体を休めて頂ければと思います。一方で残念ながら合格に及ばなかった方もおられます。私も2回、2次試験に落ちていますが、この時期の何とも言えない辛さは今も覚えています。
今回は過去2回の2次試験不合格時のモチベーションとメンタルの話をさせて頂きます。
受験動機
まずこの試験を受けるに当たっては、人それぞれの動機やモチベーションがあると思います。自分の場合は、
①30を過ぎて、もっと知識をつけたいと思った(=会社で得られる知識に限界を感じた)。ビジネス系の資格で何が良いかと考えた時にこの資格しかないなと思った。
②漠然と社会と将来の不透明感に不安を感じた。会社だけに左右されるのでなく、自分で将来に向けた人生のオプションを持っておきたいと思った。
③格好良いから
今思うと漠然としてます・・。正直、資格が無くとも会社員としてはやっていけますし、資格を取ったとしても独立とかも全然考えていませんでした。(動機付け弱いですね…。)
1回目の不合格時
翌年は1次試験免除での受験となるので、もちろん悔しかったですし時間が制約される(特に娘と遊ぶ時間)というもどかしさはあったものの、時間が無い中で要点だけを勉強してきたので、何だか物足りないまま試験を迎えていました。2次の演習は嫌いでなく、もう少し詳しく知りたいという欲求もあったので多少なりとも前向きな気分でした。
2回目の不合格時
絶対の自信を持って臨んだ2回目の2次試験は本当に厳しいものでした。多くの時間を費やし、犠牲にし、5月に産まれた子供の分娩室までテキスト持参していました(今思えばひどいですね・・・)。そんな中で不合格となった時には、本当に何ともやり切れない感情でした。ここでもう辞めよう・・・。何と時間の無駄を・・・。これもう受からないんじゃ・・・。 また1次試験からの再スタート。受かる保証は何も無い。また家族に迷惑かける・・・。
悩みましたが家族とも話合い、最終的にはもう1年受ける事にしました。この感情は試験に受かる事でしか晴らせないとも思っていました。ここまで来たらもう絶対引け無い、負けられない・・・。背水の陣とはこの事かという感情でした。
不合格から得る物
私は受かった年を含めて、それぞれ全く違う感覚を得ました。その中に大きな成長も感じました。
それは知識はもちろんですが、メンタル的な成長の方が大きかったと思います。
多年度に渡る試験は本当に辛いものです。しかし、考え方一つで得るものも大きいと思います。
私の場合、最終的には動機云々よりも、自分への挑戦や執念という様な精神的な感情が自分を突き動かしました。
結果として運良く合格する事ができましたが、合格する事で見える世界も今までに無い新鮮な感覚でした。
色々な事情で試験を断念される方もおられるかもしれません。
資格取得は出来ずとも勉強を通して得た物は大きな財産になります。
結果は変えられませんが、考え方は変えられます。
得た物を糧にして次のステップに活かせるかどうか、考え方次第だと思います。
1日1日を大切に、日々成長。(去年の自分のコンセプトです)
最後に 来年度2次試験を受験される方へ
筆記試験からの流れで、演習部分をいきなり取組みたくなりますが、
何とか試験に間に合わせたという感覚の方は、まず基礎に立ち返ることも選択肢かなと思います。
(私の失敗要因の1つはそれだったと思います。)
基礎が大切な理由として、下記があります。
①知識が定着し、応用問題が理解しやすくなる
②この試験が相対評価である以上、基礎問題は絶対落とせない
時間はたっぷりある様で、基礎固めをしていると意外と時間が無いと思います。
1年に1回しかチャンスがない試験ですので、10回に2〜3回高得点を取るよりも、10回とも60点以上が取れる安定感の方が大切です。そのためには基礎がしっかり固まっている必要があります。
本の一例ですが「考える技術・書く技術」、「財務三表一体理解法」等が印象に残っています。
人それぞれのペースや対応があると思いますので、一例として考えて頂ければ幸いです。
次回は「けんけん」さんの登場です。お楽しみに!
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