全体戦略を立てよう! by ぶらんち
こんにちは。タキプロ12期のぶらんちと申します。
これから1年間、少しでも受験生の皆様のお役に立つ情報を発信していきますので、よろしくお願いします!
目次
■自己紹介
年代/性別:40代/男性
職種 :システムエンジニア(SE) → ITコンサルタント
受験歴 :1次2回、2次2回
勉強時間 :1次900時間、2次650時間
勉強方法 :1年目 Web通信講座、2~3年目 予備校通学
得意科目 :財務・会計(すでに忘れかけてますが…)
不得意科目:経済学・経済政策、経営法務(すでに忘れています)
■診断士を目指したきっかけ
SE時代に、あるプロジェクトでコンサルタントの方に出会ったのがきっかけです。
それまで周囲には一つの技術を極める「スペシャリスト」を目指す人ばかりでしたが、コンサルタントの広い知識を組み合わせる「ゼネラリスト」という生き方に強い魅力を感じ、思い切ってコンサルタント会社に転職することとしました。
入社当初は「いよいよゼネラリストへの第一歩だ!」と息巻いていたのですが、現実はそんなに甘くなく、来るのはSEの延長線上の仕事ばかり…。
今となってはとても恥ずかしいのですが、そもそもコンサルの世界って「Up or Out(昇進するか、さもなくば去れ)」なんですよね。
激しい競争の中で結果を残し続けることが求められる仕事であり、何も知らない中年なんて構ってもらえませんでした(哀)。
「誰も教えてくれないのか、じゃあ自分で勉強するか」ということでいろいろと調べるうちに、中小企業診断士という国家資格があることを知るわけです。
■受験遍歴
1年目(平成30年度)
私が中小企業診断士のことを知ったのが2017年(平成29年)8月。ちょうどその年の1次試験が終わったタイミングでした。
情報システム以外ほぼ未知の領域でしたので、1次試験範囲を一通り学習することにしました。
1科目あたり2週間をかけてWeb講座を受講していったのですが、7科目もあるにも関わらずシリアルに取り組んだため、3か月以上かかってしまいました。そこからはなるべくバランスよく勉強しようと、1日に2・3科目を並行して取り組むようにしました。
当時「通勤時間以外は勉強しない」と決めていたので、1日に勉強できる時間は2時間程度でした。ところが「経済学・経済政策」のマクロ経済のところで理解が追い付かなくなり、だんだんと勉強時間の比重が崩れ始めていきました。
2018年(平成30年)4月頃に開眼するまで「経済学・経済政策」ばかり勉強する日々が続き、気づけば他の科目の学習量が圧倒的に足らない状態になってしまい、結局この年は「経済学・経済政策」「運営管理」の2科目のみ合格、惨敗したのでした。
2年目(令和元年度)
2年目は計画的に勉強しようと、カリキュラムが決められている「予備校」に通うことにしました。
この選択が私にとっては転機でした。
勉強のルーティーンが確立され、各科目ともみるみる成績が伸び、無事残り5科目に合格することができました。
<当時のルーティーン>
平日: 業務終了後、近くのカフェ or 予備校の自習室で21:00まで勉強してから帰宅
土曜: 遊ぶ(家族サービスなど)
日曜: 終日予備校
2次試験も同じようにルーティンに沿って勉強を進めました。
ただし予備校の答練や模試ばかりに注力してしまい、最後には肝心の過去問を回す時間が足りなくなってしまいました。
結局答案作成が上達しないまま本番を迎え、あえなく不合格となってしまいました。
(ちなみに結果はBBBBでした…)
3年目(令和2年度)
あえて1次試験の保険受験はやめて、2次試験対策に専念することにしました。
「今年不合格だったらあきらめよう」と背水の陣で、予備校も変えて臨みました。
2年目の反省から、10年分の過去問をひたすらやり続けました。
各予備校の模範解答を集めては、比較分析をして自分なりの模範解答をつくったりしました。
そうこうするうちに自分の型のようなものが出来てきて、答案に「自分はこう考えました」を表現できるようになった(と思います)。
試験本番は落ち着いて対処することができ、無事合格することができました。
■全体戦略を立てよう
振り返ってみると、ぜんぜん計画性がなかったですね。
「通勤時間以外は勉強しない」「土曜は遊ぶ」などは、家族に負担を軽くしたいという想いからだったのですが、もっと戦略的に時間を使って1年で合格していれば、もっと家族の負担は少なかったのではないか、と反省しています(出来たかどうかは別ですが)。
合格した今、「もしこんな風に計画していたら1年でストレート合格できたかもな」というものをご紹介いたします。
①最初に全体把握をして学習計画を立てる
まず最初に1次試験の7科目を軽く一通り学習して、自分の得意・不得意を見極め、それぞれの総学習時間を設定します。
合格までの学習時間は平均1,000時間と言われています。1年でやり切ろうと思ったら1日3時間近く学習時間を確保する必要があります。
自身の仕事環境や家族への負担も考慮して、「1日に確保できる学習時間」を念頭に割り振っていきます。
②主要3科目に重点を置く
1次試験科目と2次試験科目の関連性は以下の通りです。
2次試験につながる科目は深い理解が必要なので、「企業経営理論」「財務・会計」「運営管理」は早いうちから重点的に勉強します。
(私の場合は、時間のかかる「経済学・経済政策」もプラス)
5月ゴールデンウィークくらいまでに一通り仕上げ、その後は暗記要素の多い「経営情報システム」「経営法務」「中小企業経営・中小企業政策」に比重をスイッチしていくのが良いと思います(暗記ものはすぐ忘れてしまうので、直前期に集中して覚えたほうが効率的と思います)。
③2次試験対策は早い段階から始める!
コロナ禍で令和3年度は変則的かもしれませんが、通常1次試験本番(8月初旬)から2次試験本番(10月下旬)まで、約3ヶ月しか期間がありません。そのため、1次試験本番が終わってから2次対策を始める、ではやはりリスクが高いです。4月頃までに、2次試験の過去問を2年分くらいは解いておくことをお勧めします。
特に事例Ⅳの勉強は「財務・会計」の得点安定化につながりますので、特にお勧めです!
■まとめ
いかがでしたでしょうか?
初回から長文となり申し訳ないです…。
ちなみに、ぶらんちはタキプロWeb勉強会にも参画しています。
「こんなこと聞いていいのかな・・・」と思うようなことでも、気軽に質問できる環境ですので、ブログと合わせて覗いて頂けると幸いです!
次回はぬましさんの登場です。
お楽しみに!
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