【タキブロ+】「自分に合った」解き方を見つけよう! byすー
読者の皆様、いつもブログを読んでくださりありがとうございます。
タキプロ13期のすーです。
1次試験を受けられた方お疲れ様でした!
今回のタキブロ+は「二次試験対策の始め方」を7日間に渡り集中連載します。
(「タキブロ+」って何?という方はこちらもご確認ください!)
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目次
■すーって、どんな人?(自己紹介)
タキプロのブログには初登場なので、まずは簡単に自己紹介を。
年代/性別:30代/女性
職種 :公務員
受験歴 :1次1回、2次1回
勉強方法 :1次 ほぼ独学
2次 予備校通信(TAC2次本科)
「ストレート合格」に見えますが、診断士のテキストを初めて手にしたのは、なんと10年前!
仕事や私生活でいろいろあり、やっと受験できたのが、令和3年度だったという感じです。
一次試験、二次試験ともに、得意科目も苦手科目もなく「バランス型」です。
一次試験の勉強ばかりに気を取られ、
二次試験の勉強は、一次試験終了後に自己採点をして「通過したっぽい!」と判明してから、焦って始めました。
「二次試験の勉強って、どうしたらいいの?」
「待って!二次試験まで全然時間ない!!」
と焦っている方に
私の失敗と、演習方法をお伝えすることで、
二次試験までの貴重な時間で行う演習が、少しでも有意義になるように、書いていこうと思います。
よろしくお願いします!
■もくじ
この記事でお伝えするのは、大きく分けて次の2つです。
①すーの失敗から学ぶ、二次試験の勉強スタート方法
②「自分に合う」二次試験の解き方を見つける演習方法
本当は、最終的な私の解き方なども書きたいところですが、今回は「二次試験対策の始め方」なので。
勉強のスタート方法と、実際の勉強方法を中心にお伝えします!
1 すーの失敗から学ぶ、二次試験勉強スタート方法
自己紹介にも書きましたが、本当に一次試験が終わった後に、初めて二次試験がどんな試験なのかを知りました。
この時点でも、既に失敗している感は否めないのですが…
私の失敗は、次の2つです。
①二次試験の解き方の正解を、誰かが教えてくれると思っていた
②「過去問は大事にしなければいけない」という謎の思い込みがあった
この2の失敗を、皆さんが繰り返さないように、説明していきます。
1-1 二次試験の解き方の正解を、誰かが教えてくれると思っていた
まず、ご存じの通り、二次試験は「記述試験」です。
また、「模範解答」なるものも、公表されていません。
この時点で、一次試験の択一試験のように「答え」のある試験とは、勉強の仕方が異なります。
にもかかわらず、
「誰かが、解き方を教えてくれるはず」
「どこかに、正しい解き方があるはず」
と思っていた私は、初回のTACの講座を聞いて
「どうやって解けばいいんだ…」
「何にも教えてくれないじゃないか…」
と途方に暮れた記憶があります。
※TACの講座の意味を分かるレベルに、当時の私がいなかっただけです。
この後、TACの教材にはとても助けられました。
二次試験の勉強を始めた当初は、本当に
「どうやって解けばいいのか」
が全く分かりませんでした。
でも、二次試験の演習を重ね、合格した今思うことは
二次試験に、普遍的な、誰にでも当てはまる「解き方の正解」はない
ということです。
トライ&エラーで、いろんな方法を演習で試していくことで、自分に合う方法を見つけるしかないと思っています。
とはいえ、どうやって解くか、参考にするものが全くないと、手を付けられないという方もいると思います。
そこでまず、二次試験のお作法や、考え方が書いてある本を数冊読んでみてください。
「解き方にはいろんなパターンがあるんだな」
と知ることが第一歩です!
私がTACの通信講座以外に参考にしたのは、次の2冊です。
・「解き方の黄金手順」(黄金手順執筆チーム、中央経済社)
・「まとめシート」流!ゼロから始める2次対策(野網 美帆子)
繰り返しになりますが、二次試験の解き方に正解はありません。
参考書も、あくまで「参考」で、自分で解かなければわからないということを、頭に入れながら読んでみてください。
1-2 「過去問は大事にしなければいけない」という謎の思い込みがあった
当然のことなのですが、
一次試験と違い、二次試験は1つの事例につき、毎年度1つの与件文しかありません。
そこで私は、
「二次試験の過去問に早々に手を付けるのは、もったいない」
という謎の思い込みをしてしまいました。
この思い込みの裏には
「過去問を繰り返すことは、内容を覚えてしまって意味がないのではないか」
という考えも隠れています。
確かに、初見で解ける過去問には限りがあります。
ですが、過去問を解く以外に、自分の解き方を試す方法はないのです。
そして、過去問は複数回解くことにも、意味があります。
というより、繰り返すことに意味のある勉強方法を取り入れる、という感じでしょうか。
過去問を大事にしすぎず、ぜひぜひ演習を重ねてください!
2「自分に合う」二次試験の解き方を見つける演習方法
「二次試験の解き方に正解はない」のはわかったし、
「過去問も大事にしすぎちゃいけない」のはわかったけれど。
「自分に合う解き方、どうやって見つけるの?」
となりますよね。
早速、私がどうやって勉強を進めていたかをお伝えします。
一言でいうと、
「参考書などで気になった方法を、過去問で試すこと」
ただ、それだけです。
やっぱり、読んだだけでは、
・どうやって解くのか
・その解き方が自分に合っているのか
は分かりません。
実際に、その方法で演習をしてみる必要があります。
洋服を買う時も、雑誌を見ただけ、服を持って鏡の前に立ってみただけでは、似合うかはわからず、試着が必要なのと同じです。
まずは1つ真似する解き方を決めて、その通りに解いてみる。
そして、
・どこが合わなかったか
・どこは自分に合っているか
を演習ごとに振り返ります。
そして、ほかにも気になる方法があれば、それを試す。
これの繰り返しです。
ここで意識したいのが、なぜその方法を試すのか、目的を持つことです。
例えば、
目的:設問に関係する部分を視覚的にわかりやすくする
手段:蛍光ペンで、設問ごとに与件文を色分けする
のような感じです。
この方法で演習をしてみると、
確かに、設問のつながりはパッと見てわかるようになったけれど、
ペンの持ち替えに時間がかかってしまい、解答時間が十分とれなった。
などの感想が出てきて、次の方法を探すポイントになります。
演習にあたって、私は次の3つを行っていました。
①目標設定と採点前後の振り返り
②時間計測
③勉強会に参加する(たまに)
この3つについて、詳細に説明していきます。
2-1 目標設定と採点前後の振り返り
まず、目標設定です。
先にも述べましたが、「なぜ、何を目的にその問題を解くのか」を考え、かつ、どこかに書いておくことが重要です。
私は、毎回演習を解く前に、表紙に書くことが多かったです。
表紙に書いておけば、なくなる心配もなく、後から見直すときにも何を考えながら解いていたのかが、すぐにわかります。
目標は、仰々しいものである必要はありません。
例えば、カラーペンを~の様に使う、レイヤーを意識して解く、見直しの時間を10分残すなどです。
次に、問題を解いた後すぐ、採点の前に「直後の感想」を書きます。
「直後の感想」は、問題を解き終わった瞬間の、自分の感想です。
これも、解答用紙の裏などに、書いていきます。
解く前に設定した、目標を見つつ、それに対してどうだったか
の視点で書くのもおすすめです。
これは、自分の感覚(主観)と、答え合わせ・振替り後の感想のギャップを確認するためです。
演習直後は出来なかったと思ったところが、実はできてたり、
逆に出来たと思ってたところが、実はできていなかったりと、
採点前後で、目標の達成度合いや感想にギャップがあります。
そして最後に、採点後の振り返りです。
例えば、キーワードが抜けていた、だけで終わらず、次に解くときどうすれば、その抜けを防げるかなど、「次の演習でのアクション」まで含めて振り返るとよいです。
次に問題を解くとき、前回の感想を踏まえた目標設定をし、これを繰り返すことで、自分に合う解き方が見えてきます。
2-2 時間計測
二次試験は、時間との勝負です。
演習でも、常に時間を計り、時間を意識してください。
ただ計るだけでなく、毎回必ず制限時間になったら一回ペンを置いてください。
今の実力で、時間内にどこまでできるたのか、を振り返ることに意味があります。
制限時間を超えても解きたい場合は、ペンの色を変えるなど
時間内にできた部分とそれ以降の部分を分けることをお勧めします。
ただ80分計るだけではなく、できれば、もっと細かく時間測ります。
私は、演習を解く前に大きめの付箋に
・開始時刻
・設問解釈
・与件文①
・与件文②
・解答メモ
・見直し
と、自分の解答スタイルのメモを書き、
演習中、その項目が終わったら、項目の横にその時刻を書いていました。
こうすることで、振り返りの時に、どの項目に何分かかっているのかを把握することができます。
項目ごとにかかっている時間を把握していると、
・与件文を読むのに時間がかかっている
・解答メモに時間をかけすぎている
など、 80分という試験時間をどう使っているかを、細かく分析できます。
演習を重ねるごとに、解き方のスタイルに変更があれば、この項目もどんどん変えていきましょう。
大事なのは、「80分をどう使うか」を常に意識することです。
2-3 勉強会に参加する(たまに)
タキプロのブログだから、ではないですが
勉強会に(たまに)参加してみることは、とてもいいことだと思います。
勉強会に参加するメリットは2つ。
①ほかの参加者の解答にコメントすることで、根拠や論理の組み立てができるようになる。
②自分の解答が「伝わるものになっているか」を知ることができ、改善のヒントを得られる。
勉強会では、ほかの参加者の解答にコメントをしていきます。
ほかの参加者の解答にツッコミを入れる際、「根拠なく、無責任なコメントはできない」という意識が働きます。
同じ問題でも、自分の解答を書く時以上に、根拠を探し、論理的に話そうとするはずです。
その「根拠探し」「論理の組み立て」が、①のメリットにつながり、自分の解答作成に生きてきます。
また、なかなか「人に採点してもらう」「人に解答を見てもらう」機会はないと思います。
自分では「書いているつもり」でも、悲しいことに、その解答では「伝わらない」ことが多々あります。
「書いているつもり」なのに、「伝わらない」原因には
・必要なキーワードが書かれていない
・因果関係が分からない
などがあります。
口頭で言葉で説明すると伝わるのに、解答欄の文字数の中に、伝わるようにかけていないのです。
勉強会では
「本当は、こういう意図で書いたんだけど・・・」
と説明すると、ほかの参加者から、
「それが言いたいのなら…」
「ここまで書かないと伝わらない」
「こう書いた方が分かりやすい」
など、他者視点を取り込むことができます。
参加者も正解を知っているわけではないですが、
「言いたいことが伝わる文章になっているか」を知るには、とってもいいチャンスです。
勉強会は、参加者全員にとってWIN-WINなものなので、タイミングが合えば、ぜひ1度参加してみてほしいなと思います。
■おまけ(使った文房具)
私は最終的に
・シャーペン(クルトガ ゴムを別のものに付け替え)
・フリクションの蛍光ペン
・フリクションのボールペン
に落ち着きました。
二次試験は、たくさん文字を書くので
自分に合った文房具が見つけることも大切です!
皆さんの参考になれば、うれしいです。
■おわりに
長々書いてきましたが、私は短期間で自分の解き方を確立するために
かなり大変な思いをしました。
特に、最初に書いた失敗2つで1か月ほど時間をロスした気がします。
これから勉強を始める皆さんが、私と同じ失敗を繰り返すことなく
少しでも二次試験までの時間を有意義に使ってもらえたら、うれしいです。
皆さん一人一人に合った二次試験の解答方法が見つかりますように!
次回のタキブロ+「二次試験対策の始め方」はゆっちさんの登場です!
お楽しみに!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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とても参考になりました。
今、自分はまだ解き方のマイセオリーを模索していますが
なかなか光が見えず、途方に暮れています。
今回の記事で、進むべき方向性、やるべきことが見えて
きました。
愚直にやっていきます。諦めません!!!
同業なので、今後、資格の活用方法なども記事にして
いただければ幸いです。
ありがとうございました。