2次試験の事例Ⅳの苦手を克服してくれた書籍について byベグライト
読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ14期のベグライトと申します。
本日は2次試験の事例Ⅳに関するお話です。
なお、私の本業はITエンジニアで、財務会計とは、これまで無縁の世界で生きてきました。
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■私の事例Ⅳの戦績
令和3年の秋に初めて2次試験に挑戦しました。
結果は以下のとおり惨敗でした。
・令和3年 事例Ⅳ D(点数未確認)
不合格になるのは、多数の理由があると思いますが、最大の理由は「本質を理解していなかった」につきると思っております。
私は独学の受験生なのですが、多くの受験生同様に「事例Ⅳの全知全ノウ」を使って学習しておりました。
一部の受験生の間で話題になっている「イケカコ」も購入したのですが、内容的にまったくわからず、結局一度も使いませんでした。
そのため「事例Ⅳの全知全ノウ」に的を絞って勉強したのですが、今にして思えば公式を暗記することに躍起になっておりました。
参考書の問題を解けることに満足しており、応用にまったく対応できていなかったのだと思います。
恥ずかしながら「アカウンティング」と「ファイナンス」の違いも分かっておらず、あやふやな状態で試験に臨んでいたのです。
結果、試験当日は解けない問題だらけでした。
半分、泣きそうになりながら、後半はほぼ空白で終わったという、惨敗中の惨敗で終わったのです。
当時思ったことは、、
「事例Ⅳがある限り、この試験は自分は永遠に受からない・・」
といったように、半ば諦めの気持ちでした。
その結果、不合格後、4月ぐらいまでは、何も手につかない状態でした。
しかし、もう一度だけ記念で受験しようと思い、学習方法の見直しから入りました。
取った方法は「アカウンティング」と「ファイナンス」の基礎と本質を知る作戦です。。
専門の書籍を読み、そこで得た知識を、ファイナルペーパーのメモに貯めていく形をとったのです。
■事例Ⅳ弱者に自信を与えてくれた本
会計力と戦略思考力
戦略は企業毎に異なっていて、それが如実に表れるのが会計だということが理解できた本です。
事例1~3にも活きる、5フォースモデルの話もでていて、実際の業界の実例をもとに精緻に記載されております。
ファイナンスと事業数値化力
企業活動とは、お金を集めてそれを最大化することであり、その手段の妥当性を測るのがファイナンスであるということが理解できた本です。
DCF法の問題点なども記載されており、初年度の自分には気づけなかった点が大量に記載されておりました。
上記2冊はいずれも文庫本なのですが、読み応え十分な内容になっております。
■読書後に感じた手応え
2022年の5月は、参考書は一切開かずに財務と会計に関する読書に終始しました。
そして、6月に入ってから参考書を使った学習を再開しました。
一番最初に使ったテキストは「イケカコ」です。
前年度、購入はしたものの、内容がまったく理解できず未開封だった「劇薬のテキスト」です。
恐る恐る、もう一度チャレンジしたところ「相変わらず難しい!」が最初に思った感想でした。
しかし、書いてある内容や、回答を見ると何故かスッと理解できるようになっておりました。
そのため1か月で、3周することができ、相当自信につながったのを覚えております。
7月以降は他の事例の学習も再開したため、事例Ⅳも過去問学習に切り替えました。
しかし、10月の直前期に、再度「イケカコ」の復習をしました。
そのころには、あれだけ苦手だった事例Ⅳに、ほんの少しだけ自信がついていたのです。
■試験結果
令和4年、2度目の受験結果は次の通りです。
・令和4年 2度目の受験 A(78点)
正直、一生懸命、本を読んだ割には、胸を張れるレベルではないとは思います。
しかし1年間で点数を30-40点引き上げることができたのは基礎と本質の理解に努め、劇薬である「イケカコ」を何度も解いたのが要因だと感じております。
なお、余談にはなりますが、令和4年は事例Ⅰが、まさかの48点だったため、事例Ⅳの得点に助けられました。
■おわりに
中小企業診断士を目指す方は、様々なバックボーンを持っています。
私のように、財務会計が苦手な方もいれば、金融関係にお勤めで、財務会計を得意としている方もいます。
そのため、全員に最適な学習方法はないと思います。
しかし、共通して言えるのは、基礎と本質の重要性だと思います。
参考書や過去問を解く前に、基礎学習をやるのは時間の無駄と思われますが、初年度の不合格を通じて、結局、それが一番の近道になると感じました。
受験生の皆さんも、これから2次試験に向けて、いよいよスパートを切っていく季節だと思います。
学習をしていく中で、必ずスランプや、行き詰まりが来ると思いますが、その時は、勉強の仕方を見つめなおしてみてはどうでしょうか。
私の場合は、基礎と本質を読書で学ぶという作戦を取りましたが、最近ではYoutubeや、ブログなどでも良質なコンテンツがありますので、自分にあった方法を採用するのが良いと思います。
皆さんの合格が1%でも上がりますように・・・。
心からお祈り申し上げます。
次回はまさっきさんの登場です。
お楽しみに!
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