タキプロ的おすすめ書籍「会計ドレッシング」
おはようございます!ふくまにあ@タキプロ九州です
やっとお正月休みから抜けて、こちら九州でも寒い毎日を、熱く熱くがんばっています!
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
今の季節は空気が乾燥してますので、風邪には十分注意してくださいね
さて、さっそく今週のおすすめ書籍をご紹介しましょうね。「会計ドレッシング 村井直志」です。
- 会計ドレッシング/村井 直志
- ¥1,680
- Amazon.co.jp
ここでの「会計ドレッシング」とは、「粉飾・横領」のことを指します。
最近では、オリンパスや大王製紙の会計ドレッシングニュースが耳に新しいところですよね
ふくまにあは、仕事上、このドレッシングにはちょこちょこ出くわします。
特に中小企業では人的資源が限られていますので、ジョブローテーションができにくく、ひとりの人に長期間に渡って権限が集中します。
「粉飾」の場合は経営者が自ら関わり、「横領」の場合は一般の従業員が手を染めますよね
いずれにせよ、最初から粉飾・横領をしてやろうと思っている人はほとんどおらず、
色んな外部の圧力を受け、「これぐらいなら」と、手を染めざるをえない状況に陥るのでしょう。
人間にとって「環境」ってものすごく大切なものだと考えさせられます。
また、その「環境」を作るのが経営者の大切な仕事です。
この本には、会計ドレッシングの事例として10社の有名企業が紹介されています。
また、会計監査で不正を隠ぺいしようとする企業側と会計士の攻防もおもしろいところです。
監査の時に、会計士がポストに投函した「残高確認書」をポストの前で待ち伏せして回収した、とか、
読んでいますと、いち会社員がここまでやる?のオンパサード!
会社員にとっての会社ってどういう存在なんだ?と考えますね。
この本は、事例の紹介でありながら、小説仕立てにもなっており、ユーモアを交えた文章がとても好ましいです。
会計の素人でもすらすらと読むことができます
会計ドレッシング関係の本では抜群に親切な良書だと思います
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