私の合格を決めた参考書(二次試験 事例Ⅱ)

皆さん、こんばんは!
 
東京マラソンの雰囲気に感動して来年
の挑戦を即決したショリ@タキプロです。
  
 さて、私の合格を決めたテキスト・
参考書等とその使い方というテーマで
皆さんに私が推薦するのは、
 
スモールビジネスマーケティング
(以下、『スモビ』)です。
 著 者:岩崎邦彦
 発行所:㈱中央経済社
 定価 :二千円
 
 恐らく著者が事例Ⅱの作問者ではない
かと言われています。
 私は、『スモビ』で事例Ⅱの相場感を
効率的に養うことができました。
<事例の相場感>
 『スモビ』には、中小の現状、作問者
が考える中小のあるべき姿、また、それ
に近づくための具体的施策、 逆にして
はいけないことが、根拠と共に示されて
います。
 一読すれば、中小企業に対する作問者
の世界観をぼんやりながら理解すること
ができます。個性的な店作り、大手との
差別化、価格競争回避、等、事例Ⅱの根
底に流れるテ-マを感じられます。
 
 また、細かく見ていけば、『スモビ』
内の各論点ごとの作問者の主張を知るこ
とができます。例えば、以下の通りです。
作問者が評価する事を○、評価しない事
をXとします。
 
X 大手との価格競争
X 大手との同質化
X 広く浅い品揃え 
X 標準的なサ-ビスを提供
 
○ 大手との価格回避
○ とんがった経営
○ 狭く深い品揃え
○ 事例企業ならではのサ-ビスを提供
 無論、試験では与件の文脈や流れが
優先ですが
、評価されない方向性と評価
されやすい方向性を知っているだけでも
与件の解釈の幅が限定され、理解がだ
いぶ楽になる
と思います。
 また、解釈の方向性がまったくわから
ずお手上げなら、『スモビ』の方向性に
頼ってもよいのではないでしょうか。
  
 二次試験が「答えが公表されない試
験である」ため、過去問から作問者の価
値観や判断基準を類推することには限界
があります。
 
 『スモビ』を活用し、数多くの明確な
主張に触れることで、作問者の価値観や
判断基準のイメージをより鮮明に持ちま
しょう。 
 
<効率的>
 
 読む労に対して効果が大きいので効率
的だと思います。
 
 『スモビ』のページ数は略150ページ
です。一日でも読み切れる量です。
 私の場合、一日で解ける事例は、復習
も入れると二年分が限界でしたが、『ス
モビ』一読で得られる気付きは、事例二
年分x一回解き、で得られる気付きを超
えています。
 
 『スモビ』は合格される方のほとん
どが読んでいます。本としてはページ
数の割に少々高いかもしれませんが、
ライバルに差別化されないために読ん
でください。読む価値は必ずあります。
 
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