タキプロ的おすすめ書籍「すべらない敬語」
やっと春らしい陽気になってきました!みなさまいかがお過ごしでしょうか?
ふくまにあは、確定申告のお祭り騒ぎが終わり、なかなか回復しない体力に寄る年波を感じておる今日このごろです
さて、さっそく今週もおすすめ書籍をご紹介しましょうね。先週に引き続き、今週も、ことばにまつわる本です。「すべらない敬語 槇原しげる」です。
¥714
しかし最近は、やたらへりくだる表現が多くなりましたよねー。
ふくまにあ、まわりくどい言い方が苦手ですので、時にイライラっとすることもあります
本で紹介されている「おタバコはご遠慮させて頂いております」、「本日のメニューはこちらのようになってございます」
などは、「ややこしいんだよーもう」と思っていました。
そんな、それぞれがそれぞれにデコり始めた敬語ですが、国は平成19年に指針を出していたそうです。
敬語の指針(平成19年2月2日 文化審議会答申)
http://blog.ameba.jp/ucs/entry/srventryinsertinput.do
これには新しい敬語の種類が書いてあります。
1 尊敬語(「いらっしゃる・おっしゃる」型)
2 謙譲語Ⅰ(「伺う・申し上げる」型)
3 謙譲語Ⅱ(丁重語)(「参る・申す」型)
4 丁寧語(「です・ます」型)
5 美化語(「お酒・お料理」型
「5つもあるんかいっ」と一瞬のけぞりそうになりましたが、槇原さんによれば、今までの敬語マナーよりもずっとシンプルで柔軟になったそうです。
例えば、今までは誤りとされていた使い方も、今の時代にマッチするとして許容しているそうです。
二重敬語や何にでも「お」を付けること、「頂く」の乱発なども「気持ちを表す表現」としてゆるやかに認め、
つまり、敬語を
「固定的・絶対的な法則」としてとらえるのではなく、
その都度、主体的な選択や判断で自ら表現するものであるとして、
「相互尊重」「自己表現」のツール
として位置付けているようです。
敬語は、相手と良い関係を作るため、作りたいために日本人が苦心して進化させていったものですものね。
また、本の後半は、敬語使いの名手として、久米さん、小倉さん、みのもんたさんなどしゃべりの達人の技を槇原さんが解説しています。
達人は、敬語と敬語でない部分を瞬間的に自由自在に使い分けて、緩急をつけ、聞き手を引きつけ離さないんですね。
この本には、敬語にまつわる素朴な疑問から達人の技までがずらずらーっと出てきます。
とても薄い本ですが、敬語にまつわる教えは大量です。
改めて「敬語っていいな、おもしろいな、日本語大好き」と思った1冊でした
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