【子育てと勉強の両立】家事率先のススメ! Byたく

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ14期のたくと申します。

特別企画、「子育てと勉強の両立」をテーマとしたブログの2本目となります。

子育てと勉強を両立しながら合格を掴み取った14期メンバーが、月一ペース、リレー形式で発信してまいりますので、どうぞお楽しみに!

過去の記事はこちら。

第1回:https://www.takipro.com/takiblo-plus/107394/

タキプロ15期メンバー募集
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■はじめに

例に倣ってまずは自己紹介から

名前:たく

年代:30代・男性

職業:零細製造業(自営)

受験歴:一次)2回、二次)1回

勉強時間:一次)650時間、二次)100時間

学習方法:一次)通信講座、二次)通信講座+独学

好きな科目:事例Ⅲ

好きな言葉:努力した者が全て報われるとは限らん。しかし、成功した者は皆すべからく努力しておる‼(漫画「はじめの一歩」鴨川会長)

家族構成:妻(専業)、子供(当時6歳、4歳、0歳)

■受験のきっかけ

なぜ子供がまだ小さいこのタイミングで診断士を目指そうと思ったのかですが,,,

新型コロナウイルスの流行が少なからず事業に影響を及ぼしたことから、この状況が続いたとしても不自由なく暮らしていける環境にするにはどうしたらいいか、かなり悩んでいた時期がありました。

私の仕事は上記の通り、自営の製造業(婿入りの2代目)です。かなり特殊な業界なのですが、職人の高齢化やコロナによる売り上げ減少から廃業をする個人事業主が近年非常に多く、また材料の仕入れすら危うい状況になりつつあり、「ものづくり」の環境に並々ならぬ危機感も抱いていました。

将来子供が事業を継ぐにしろ、継がないにしろこの環境は何とかしないといけない!と思い立ったのが受験のきっかけでした。

■優先順位は家族・子育て>勉強

「さて、決意はしたもののどのように家庭と勉強を両立しようか。」

まず最初にその問題にぶち当たります。

個人的にですが、「家族ありきの勉強」が大前提なので、家庭は蔑ろにできない、困った,,,予備校に通う時間も金銭的余裕もない,,,

我が家の場合、上が6歳、4歳のわんぱく小僧二人組で遊び相手はもちろん、片付けしないことに怒ったり、風呂に入れたり、寝かし付けをしたり,,,。加えて、一番下の0歳にはご飯をあげたり、おむつを替えたり、お風呂後に保湿液を塗ったり,,,と、自分の時間の確保は難しいことは明白でした。

ただ、そんな状況でしたが、勉強への焦りはありませんでした。

というのは、診断士の試験はご存じの通り、一発ですべて合格しなければいけない、という訳ではありません。

これを最大限に利用して、家庭への負担を極力少なくし、コツコツ無理なく合格を目指しました。

■平日・土日の過ごし方

具体的な過ごし方ですが、土日共に「勉強は早朝のみ」と決めていました。というか、その時間帯でしか時間の確保ができない環境でした。時間でいうと日に1~2時間ほどだと思います。

それ以外の時間はというと、

平日の朝は、妻と台所に立ち、子供たちの朝食の準備、幼稚園に行く前に体温を測り、一番下の子のおむつ替えと着替えを済ませて、曜日によっては燃えるごみ等を回収して捨てておいたり。

夜仕事から帰れば、上に書いた通り、風呂・寝かし付けをしたり、場合によっては妻にそれをやってもらう間に、洗い物や米炊き等分担していました。一番下の子は夜泣きもちらほらしていたので深夜に起こされたりなんかもありましたね。

土日になれば、朝は私が一番早く起きているので、朝食全員分作るのがマスト事項で、場合によっては昼食、夕食も作ったりしていました。幸い料理が結構好きで楽しんでやっていたのでストレスの発散みたいな部分はありました。他には洗い物、風呂掃除、洗濯物等、できる家事は率先してやっておくようにしていました。

これだけ読むと「なんだ、単なる家事できるアピールじゃねーか」と思うかもしれませんが、私がこう立ち回っていたのには訳があります。 妻に先んじて色々な家事や育児に取り組んでおいて、勉強に対して意見を言わせない為でもありました。つまり、早朝に勉強してても普段と同じ、もしくはそれ以上にパフォーマンスできるんだぜ!と見せつけていた部分もあります。

■「見えない家事・名もなき家事」を意識する

よく耳にすると思いますが「見えない家事・名もなき家事」というのがあります。自分の知らないところで妻に幼稚園とのやりとりや子供の行事・予定の確認、予防接種の予約や子供のための親同士のコミュニケーション、離乳食を別途用意したり等、自分には普段できないことをやってもらっている、と意識しながら普段を過ごしておくのが重要です。

中には仕事をしている身で専業、もしくは育休中の奥様に対して「俺がこれだけ働いてきてまだ家のことしろって言うのか!」とか考えちゃう人も少なからずいるはずです。今、ドキッてなった人いませんか?そんな場合は家庭の在り方を客観的に俯瞰して見てみましょう。

■学習方法について

閑話休題、話の方向性を変えまして、じゃあどんな風に勉強やってきたかについてもお話ししたいと思います。

私の場合は平日・土日共に早朝の1~2時間が勝負です。

一次試験対策では、とにかくアウトプット重視、これに尽きます。加えて、これと決めた教材以外は一切手を付けませんでした。とにかく教材を信じてその守備範囲だけは守れるように繰り返す。あとは試験で分からないのは「常識的に考えてアドリブで対応!」と開き直る。

とにかく勉強時間が限られますので、ある程度割り切り、2か年計画の「足切り回避のトータル合格」を目標に広く浅くで進めていました。

二次試験対策としては、一次合格後に始めたので、これまた時間がありません。

まず初めにやったことはとりあえず過去問をやってみて、「ふぞろいな合格答案」の回答とキーワードを見る、これをしました。

当然ながら絶望的にできていなかったので、ここから情報収集を始めます。主にYouTubeで参考になりそうな動画を片っ端から吸い上げて見ていました。そこで、自分なりの結論として、

設問の問われ方と字数に対する回答方法決めておく。

ということと

事例ごとに対象企業の課題解決の方向性はある程度決まっているので、汎用的に使える言い回しは自分の引き出しとして覚えておく。

この2点です。

このようにして、短時間でかなり粗削りながらも回答を作れるように仕上げました。

はっきり言って、なぜ合格できたのか分からないくらいの完成度です。勉強期間中は一度も時間内に事例を解き終わったことがないくらいです。

■おわりに

こうして振り返ってみると、やはり家庭・子育てと勉強の両立はハードルが高いと感じます。

私のやり方は多分万人ができる立ち回りではないと思っています。特に料理が好きだったことは大きなポイントだったかなと思います。料理をすることで家庭・子育をしつつ、かつ自分のストレス発散にもなっていました。

今子育て中の受験生は「家庭・子育てをしつつ、自分のストレス発散」にもなるようなことが見つかれば、家庭円満で受験期間を過ごせるのではないでしょうか。個人的に料理はお勧めです。


次回は あっさ さんの登場です。お楽しみに!

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