これからも楽しく勉強しましょう!by たじま

読者のみなさん、明けましておめでとうございます。
タキプロ13期のたじまです。

箱根駅伝マニアなので、年始は箱根の沿道やテレビでランナーを応援して、過ごしています。

今回は、診断士試験の後の勉強について、少しお話をしてみようと思います。

■「ポスト診断士試験」の勉強について

診断士試験が終わった皆様は、新しい勉強を始める方が多いです。実務の勉強はもちろん、新しい資格を「ポスト診断士試験」の勉強としてチャレンジされる方がとても多いです。というのも、受験したばかりの方はわかると思うのですが、ちょっと「診断士ロス」になってしまうんですよね。私も2022年は別の資格にチャレンジしています。

私の周りで最も多いのはリテールマーケティング(販売士)で、ITストラテジスト、宅建士、簿記二級、キャリアコンサルティング技能士、社会保険労務士、行政書士など、でした。一方で、新しい分野に着手するのではなく、診断士試験で学んだ知識をさらに深める、というのも良いですよね。「それ以上知りたいなら合格後に勉強しましょうね」などと、資格予備校の先生などに止められた方もいらっしゃいますよね。いまがチャンスです。

「さらに深める」具体的な方法は、診断士試験の出題委員の先生方の著書を読むというのはオススメです。というのも、診断士試験の出題委員の先生方は経営学などの研究の第一人者ばかりで、著書を理解することで中小企業診断士の仕事に関わる研究の最前線を知ることができるからです。実務にも、受験勉強を続けるにも、役に立つこと間違いなしです(個人的には、実務では、予想以上に知識を求められている印象です)。

またスケジュール的にも今がベストであると考えます。というのも、

・合格した人は、合格後、実務補習やら協会活動やら実務やらで忙しくなる(から、やらない)

・不合格&再挑戦の人は、もっと直結した勉強で忙しくなる(から、やらない)

と、ここから先のスケジュールはなる方が多いでしょうから、少し遠回りだけど実りの多い勉強をするなら、新年の(やたらとモチベーションの上がっている)この時期に着手してしまうのが、ちょうど良いタイミングだと思います!

※これから受験する人は、受験勉強を優先しましょう!

勉強の仕方ですが、一人で黙々と読むのも良いですが、みんなでやるのも良いですよね。みんなで各章を担当して、その章については担当者に語っていただく「勉強会」形式も良いです。担当者は、精度の高い要約を作成する、というよりも一通り読んだ上で自分の経験も踏まえて何か語れるようにしておく、というものが多いです。また「もくもく会」と称して、みんなで集まって黙々と勉強をする中の書籍として選ぶのも良さそうです。個人的には、診断士受験生から現役の診断士までをターゲットとした、こういった書籍の勉強会を独自企画してやりたいなあ…なんて、妄想しています。

出題委員の先生方の著書を独断と偏見で数冊紹介!

中小企業診断士試験の試験委員は毎年、公表されます。

令和4年度は、こちらです。令和4年度は、11名の基本委員と、35名の出題委員で構成されていました。また、令和4年度から新しく「石崎徹先生」「大久保寛基先生」「丹下英明先生」「細海昌一郎先生」が出題委員に加わっています。

全部紹介するととんでもない分量になってしまうので、今回の記事では、最近出題委員になられた先生を中心に、独断と偏見で数冊だけ紹介できれば、と考えています。その他の著書についてはAmazonなどで著者名を入れていただけると出てきます。

『わかりやすいマーケティング・コミュニケーションと広告』(2019)

令和4年度から出題委員になられた石崎徹先生の著書です。私自身、「プロモーションに強い診断士」でやっているので、勉強したいところです。

『変革とパラドックスの組織論』(2015)

令和3年度から出題委員になられた山岡徹先生の著書です。組織変革が成功した時に発生する「逆説的な事象(=パラドックス)」についての分析です。

『組織論 補訂版』(2010)

長年出題委員を務められている桑田耕太郎先生と田尾雅夫先生による組織論。桑田先生は組織論の研究者としても著名な方で、一次試験の企業経営理論の組織論の分野の数問はこの本をかなり参照されている印象を受けます。

『小さな会社を強くする ブランドづくりの教科書』(2013)

長年出題委員を務められている岩崎邦彦先生の中小企業のブランドづくりに関する著書。岩崎先生は「引き算の経営」や「スモールビジネス・マーケティング」など、中小企業のマーケティング活動に重要な概念を多く提示しています。また上記著書をはじめとして、一般向けに書かれている書籍が多く、出題委員が書かれた書籍の中では特に読みやすい印象です。ウェブ上でも多く記事を書かれていますので、ぜひ探して読んでみて下さい。

『事業承継の経営学』(2019)

令和3年度から出題委員を担当されている、落合康裕先生の事業承継に関する著書。落合先生はファミリービジネス研究の第一人者(余談ですが2023年現在、先述の岩崎邦彦先生と静岡県立大学の同僚ですね)。診断士実務でも事業承継は本当に増えてきています。体系的に知識を学んでおくことはクライアントに対する説得力という点で効果大です。

■さいごに

これで私の投稿は終わりです。

私は、根本的に移り気で、集中力がなく、その代わり好奇心旺盛で、やるべき正攻法の勉強(例:過去問を繰り返す)がどうしても飽きてしまうタイプでした(もちろん超重要なので、受験される皆様は耐えてやって下さいね…!)。

そこで、このタキプロブログでは、正攻法の勉強がやる気にならない時でも診断士試験勉強を楽しみつつ、一歩でも進むための工夫がお伝えできていたら、と思って毎回、執筆していました。こんな意図が伝わるにせよ、伝わらないにせよ、読者の皆様に少しでもお役に立つことができていれば嬉しいです。

たじまは今後、診断士実務でどんどん頑張って参ります。合格後、どこかでお会いするかもしれませんね…!ぜひ診断士実務の世界でもそれ以外の世界でも、お会いしたら気軽にお声がけくださいね!

というところで、一年間ありがとうございました!&今後ともよろしくお願いします!


次回はtanayanさんの登場です。
お楽しみに!

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