副業診断士を目指すなら知っておくべき3つの落とし穴byオレラパ
読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ13期のオレラパです。
今回、副業診断士の落とし穴というテーマでお話しさせて頂きます。
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目次
■はじめに
私は、最初から独立を見据えていたわけではなく、副業診断士を目指していました。
月に5万円ほどのお小遣いがあったらいいな、レベルです。
ですが、軽く営業したら案件が取れたので、「診断士ってどんな営業をすべきなんだろう」というテーマのもとに本気で営業してしまい、落とし穴にハマってしまい、独立する事になりました。
ハッキリ言ってしまえば、落とし穴の全ては時間に関するものです。
経営資源とは、「ヒト・モノ・カネ・情報」そして「時間」です。
「具体的に何で時間が無くなるの?」という理由がある訳でもありません。
ただ、ひたすら時間がありません。
その為、職場に自分のパソコンを持ち込んで、昼休憩の時間にパンを頬張りながら事業計画書を書くのが普通です。
ちなみに私は、中小企業診断士って何?というレベルの地方都市に住んでいます。
東京や大阪、名古屋のように案件がゴロゴロ転がっている訳ではないです。
という事を踏まえて、お話を聞いてください。
■落とし穴①「家族との時間皆無」
全くないですね、はい。
研究会のリアル参加に関しても、車で1時間はかかります。
往復の時間、懇親会の時間を考慮すると半日が軽く潰れます。
しかも、この時期は路面が凍結し、事故のリスクもあります。
また、仕事に繋がらない研究会もあり、運営でこき使われる事もあります。
4月~6月は営業が取れなかったので、研究会の参加や営業で家族との時間だけが潰れていきました。理解がある妻なので、思っている事はあっても、口には出しませんでした。
ですが、ふと気づいたときには、家族との時間がなく、父として夫として何もできていないと気付きました。私は独学だったので、受験生時代から迷惑をかけているつもりはありませんでしたが、ふと我に返ると申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまいました。
それからは家族との時間を一番大事にすることにしました。
受験生の方も忘れないでくださいね。
■落とし穴②「自分の時間皆無」
診断士取得後、行政書士を目指そうと思いました。
ですが、そういった学びの時間はありません。
自分の時間は、補助金の事業計画作成、訪問先へ持参する資料作りや提案書を書くための情報収集、そしてメール対応で潰れます。
「診断士を取得してからが本当の勉強だ」と先輩方が仰っていますが、まさにその通りです。
何を勉強するの?=専門知識です。診断士の勉強は浅く広いものです。
診断士の勉強だけでは、専門家派遣に呼ばれたとしてもクライアントの役に立つことはできません。実務に落とし込むための勉強が必要です。
結局、行政書士試験の参考書は購入したものの、殆ど開く事がなく1年が終わりました。
また、副業で稼いで遊びまくろう!!と思っていましたが、本当に浅はかでした。
それまで行っていたトレーニングジムに行く余裕すらなく、常にギリギリまで追い詰められています。もしかしたらキャパオーバーかもしれませんが、来たものを断ることも出来ず、受け続けています。終わっても次の案件が待ち構えているので、最近は補助金の締め切りも気にならなくなりました。毎日追い詰められ、自分の時間は持てません。
■落とし穴③「本業が疎かに」
まあ、当然の結果です。
以前よりは定時で帰るようにもなりましたし、仕事中にクライアントから電話が入ることもあります。そんなことを繰り返していれば、本業が疎かになるのは当たり前です。
今回、本職の繁忙期と研究会の運営作業が重なり、かなりキツイ思いをしました。
研究会の参加メンバーの要求が厳しく、スマホへの通知が止まらない状態で、本業中に対応したりもしていました。副業は本業がしっかりしてこその副業です。
■そうならない為に!報酬金額別オススメ作業!!
副業希望であれば、落とし穴にハマらないようにしましょう。
その為に、まず自分がどのような活動をしたいのかを考えましょう。
初めに、月にどれくらいの報酬が欲しいのかを考えてみましょう。
注意点としてですが、どのような活動をしたいかを考えると、場合によっては低報酬の割に工程が多く割に合わない事もあります。報酬ベースで考えるのが妥当です。
報酬ベースで考えて、その報酬をオーバーしないようにスケジューリングするか、場合によっては断るケースもあるかもしれません。仕事をセーブする必要があるという事です。
■月3万円コース
一番楽ですね。おススメは専門家派遣です。
報酬が払われるまでの期間が短く、遅くても翌月にはすぐに報酬を手に入れる事が出来ます。
自分の時間もありますし、家族の時間、学びの時間もあります。
ここで注意すべきなのは専門的知識が必要となる事です。
特に駆け出しだと、登録は出来ても呼ばれない事が多いです。
例)○○支援センター 登録専門家
例)中小企業119(旧ミラサポ)
例)商工会登録エキスパート(募集は1月~2月)
■月5万円コース
バランス型ですね。
専門家派遣を2回入れるか、顧問契約で月5万円も良いと思います。
専門家派遣の場合、例えば中小企業119は大体3回~5回行く事が多いのですが、
継続的に獲得するとなると実績か専門知識が必要となります。もしくは、他の専門家派遣と合わせ技で獲得する方法もありますが、やはり実績か専門知識が必要です。
■月10万円~コース
専門家派遣のみでこの金額を取るのは難しいです。
顧問契約が理想ですね。月一回、顧問先に訪問するだけであれば、ワークライフバランスも両立できますし、自分の時間も家族との時間も確保できます。
補助金で獲得する場合は、自治体の補助金がおススメです。入金ベースで報酬の請求タイミングを決めれば、作業~採択~実績報告まで半年以内で報酬が発生します。(着手金を頂いても良いかもしれません。)
大型の補助金で獲得しようとすると、報酬の請求タイミングによっては回収まで1年ほどかかることもあり、モチベーションが低下します。事例Ⅳで言えば「売掛金の早期回収」ってやつですね。プラットフォームや先輩診断士からの依頼だと着手金がもらえない事もありますので、事前に確認は必須です。
私は補助金も専門家派遣もセミナーやライティングまで何でもやっていますが、顧問契約2社ぐらい持っていた方が自分の学びの時間が取れるのではないかな、と最近ずっと思っています。
最後に
ワークライフバランスを考慮したい貴方へのアドバイスです。
・何を差し置いても家族最優先!
・大型補助金申請は年間1件までに留めましょう。
・参加研究会をしぼり、ZOOMで参加できるものはZOOMで参加しましょう。
・学びの時間、コンテンツ作成の時間は必要!
・意図的に診断士の仕事をセーブしましょう。
・断る時は明確に断らない方が良いです。強く断ると二度と呼ばれなくなります。
実際に副業診断士で成功している方もいますが、仕事が少ない協会だと独立診断士に仕事を振ることが多いです。もし思うように仕事が得られない場合、自社集客、もしくは営業が必要です。
参考になれば幸いです。
次回はニクキューさんの登場です。
お楽しみに!
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