あなたは、なぜ中小企業診断士の資格を取ろうと思いましたか？by アライ

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読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ１３期のアライと申します。
今回が多分タキプロでの最後のブログとなります。
短い間ですが、お付き合いいただきありがとうございました。

最初は事例Ⅳについて書かせていただきました。→こちら
2回目は、合格体験記です。→こちら
3回目は、事例Ⅰについて書きました。→こちら
4回目は、2次試験のノウハウを書きました。→こちら
5回目は、開業して日本銀行券をゲットするまでの記事です。→こちら

■気がつけば合格して1年
■なんで診断士の資格取ろうとしたんだっけ…？
■ふと立ち止まりました
■自分はなぜ診断士になったのか
■おわりに

■気がつけば合格して1年

気がつけば、昨年の2月2日に合格してから約1年が経ちました。7月の実務補修と実務従事を経て15ポイント獲得し、9月に登録、10月に副業で開業、11月に認定経営等革新支援機関になるための、「中小企業経営改善計画策定支援研修」を受け、現在は、そろそろ1期分の青色確定申告ができるので、支援機関の登録を申請しようと検討しています。

本業の仕事をしながら、並行して診断士の活動も少しずつ始動していましたが、正直に申し上げると、この1年、人生に迷走していました！！！！！

中小企業診断士の資格あるしぃ…コンサルとか余裕で転職できるだろ→惨敗　普通に書類でも落ちました。副業とか開業したりしてると不利なのかも…とか思いました。（言い訳）
今は、独立したいなぁ…とか、うじうじ悩みつつ、結局まだ現状のままサラリーマンをしながら、ちょこちょこ副業の仕事をいただいたりしております。

■なんで診断士の資格取ろうとしたんだっけ…？

調子に乗って転職活動をしている時、コンサルや事業会社、支援機関など色々な会社へ応募しましたが、独占業務もない資格ですので、余裕でバンバン面接や書類で落とされました。やっぱり、資格あるだけじゃだめだなぁ…と自省してます。
~~人間性が悪いとか言っちゃダメ~~

転職活動をしているうちに、段々、自分でも何がしたいのかよくわからなくなってきました。なんで中小企業診断士の資格を取得しようと思ったんだっけ…？転職するため？お姉ちゃんの店でドヤるため？受験生支援するため？独立するため…？副業してお小遣い稼ぐため…？うーん…なんでだっけ…。

目標を立てて、そのゴールに導くコンサルタントにあるまじき、人生の迷いっぷりでした。なぜ診断士の資格を取得しようと思ったのか、自分でもわからなくなっていたと思います。

■ふと立ち止まりました

あるコンサル会社の面接に行った際、どんな会社を支援対象としているか質問しました。すると、「うちは売上規模が最低1億、最大10億くらいの会社を支援しています。売上1億はないとコンサルフィーを払えないし、10億を超えると、クライアントはもっと大きいコンサル会社に行きますので。あと、うちは副業禁止なので、仮に入社したら個人の事務所では活動できなくなります。」と回答いただきました。その場では、まぁ確かにフィーを払えなきゃそうなるよな、と納得しましたが、なんとなく、その言葉がずっと気にかかってました。

後日、飲み友達の大先輩の独立コンサルタントに、その話と、「売上1億未満の会社こそ、支援する者が必要なのではないか。」という持論を話しました。すると、その大先輩の独立コンサルタントは、「そういう人達のために俺たち独立のコンサルタントがいるんよ。」と教えてくれました。これはまさに、目からウロコが落ちるように自分に気づきを与えてくれました。

■自分はなぜ診断士になったのか

以前、私が雇われの社長をしていた時、消費税も払えない、前の代表の時の社員から労基署に刺される、銀行から債務の連帯保証人になることを求められる、などめちゃくちゃキツイ経験をして、一時はベッドから起き上がれない時もありました。

上記の先輩コンサルタントの話を聞き、自分が今の会社に来て、診断士を目指したきっかけは、自分みたいに小規模な会社で辛い経験をする社長をなくしたいからだったな…と腹落ちしました。そうなると、自分の中で気持ちの整理が付き、自分は小規模事業者の支援に力を入れて、自分で自由に動ける副業もしくは独立が合っているのではないか、という結論に自分で答えを見出すことができました。