【タキブロ+】診断士合格者のホコタテ -矛盾-Ⅳ byまぁしぃ
読者の皆様、いつもブログを読んでくださりありがとうございます。
タキブロ+今回のテーマは「診断士合格者のホコタテ-矛盾-」です。
全4回の連載記事でお送りしてまいりました。
いよいよ本日が最終日。
今回は私、まぁしぃがブログを書かせていただきます。
ホコタテ3回戦を終え、本日は感想戦!
受験生の悩みに答えたり、ホコタテで議論を交わした感想をまとめました。
ぜひ最後までお読みください♪
前回までのホコタテⅠ~Ⅲは、「タキブロ+」のタグでご確認ください。
(「タキブロ+」って何?という方はこちらもご確認ください!)
4回目のホコタテ座談会メンバーもこの4人でお送りしてまいります!
バチバチした議論もここまで!
今日はゆっくり読ましてもらおか~♪
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目次
■はじめに
これで第4回ですね。
今回はホコタテ感想戦!
ん?これは対決形式ではない!?
そうですね。
今回はなんて言うか…
「お疲れ様でした♨」って感じですかね(笑)
急にえらいのんびりした感じやね♨
その代わり、勉強会やセミナーのアンケート結果を確認して、受験生の悩みを用意してきました。ホコタテで議論を交わした我々が皆さんの悩みにお答えしていきましょう!
その他にも、受験生におすすめしたい良問や我々の思い出の事例、ホコタテをやってみての感想から診断士試験ってこうだよねという気づきをお伝えできればと思っています。
受験生の皆さんのお役に立てれば良いですね!
対決しなくても内容盛り沢山ですね!
進行はすっかりお馴染みのヒデキンさんよろしく~!
はいは~い!お任せあれ!
■受験生の悩み①「試験中の色ペンの使い方」
最初の受験生のお悩みは「試験中の色ペンの使い方」です!
皆さんどれくらいの色をどんな風に使っていましたか?
私は4色+シャーペンのボールペンを使っていましたよ。
与件文を読むときにSWOT&キーワードチェックに使用しました。
S:赤、W:青、O:緑、T:黒、その他キーワード:シャーペンで分けていました。
与件文以外は特に色分けはしていないですね。
でも、色ペンを使わない人もいますよね?
やはり、与件文に目印を付ける感じですね。
色は使わずシャーペン一本でという人もいますよね。
色を使わない人の理由も聞いてみたいですね!
私、実は色ペンは使わず、シャーペン1本でした!
理由は色を変えるのがめんどくさいのと、色を分ける必要性を感じなかったからですかね。
与件文を読むときはSWOTに分類していましたが、シャーペンで線を引いてS・W・O・Tの文字を小さくメモ書きするだけで事足りてました。
私はまぁしぃさんとみやっちさんの中間くらいですかね。
3色ボールペンを使用していました。
SとO:赤、WとT:青、その他:緑で分けていました。
みやっちさんと同じように、それぞれSとかOという文字のメモを書き込んでいました。
あとは、与件文の内容から欄外に線を引っ張って、設問に使いそうなキーワードについてメモ書きをしていました。
Wordの校正ツールのように、チェックポイントが欄外に表示されてコメント的に拾える仕組みですかね?
そうですね!
過去問を解いているときに、時間に追われると必要と思っていたキーワードを解答に盛り込み忘れることがあったんです。
そうした抜け漏れが無いように、欄外のメモに書きだして、最後にシャーペンでキーワードを使ったかチェックするようにしていました。
私はマーカーを使って設問ごとに色を使い分けていました。
4問なら4色、5問なら5色といった感じで、各設問のキーワードとなりそうなところに線を引いました。
更に!カラーボールペンでSWOTチェックもしていました!SO:青、WT:赤とかでみやっちさんのように文字のメモもやっていました。
更に!シャーペンでメモ書きも記入していました!
流石、受験歴10年オーバー伝説の多年度生hide_kingdom!
色ペン使いの魔術師やね!
しかし、見事に4人とも対応方法が違うな~。
私も設問ごとに色分けしようとチャレンジしたことあるんですよ!
10色のボールペンセットを買ってきて練習したんですが、全然使いこなせない(汗)
間違うんですよ!とにかく!
すぐに、あっ…ここはこの色じゃなかったってなる(笑)
1年目はそもそも時間に追われて解答メモも作らず、解答直書きという受験生だったので、これで多色ボールペンまで使いこなすとか無理やん!というのが正直な感想でした。
結果、4色SWOTくらいに使い分けるのがちょうど良く、設問との関連は与件文欄外に設問番号を大きな数字でメモしておくくらいに落ち着いた感じですね。
私もそうでした!
設問ごとに色分けではなく、与件文欄外に関連するであろう設問番号をメモしていました。
結局キーワードレベルだと設問との関連を掴み切れてなかったんです。
もっと大きく、この段落の内容はこの設問と関係していそうくらいなら掴めていたので、そうしていた感じです。
■受験生の悩み②「与件文を深く読むコツ」
「色ペンの使い方」の回答内容は、「与件文を深く読むコツ」という悩みの回答にも繫がりそうですね!こちらはどうですか?
私の1年目は、試験が始まったらいきなり与件文を読み始めて深く読めていなかった反省がありました。
2年目は、まず設問分析に時間を割いて、設問の条件とか押さえるべきポイントを読み取ることを優先させました。その結果、与件文から拾うべき内容が抽象的な話ではなく、「これに関するこういった内容が与件文に書かれているはず!」と探すべきキーワードが具体化されていきました。
そして探すべき具体的キーワードを後々作成する解答メモに先に書いておき、このメモを与件文の横に置いてチェックしながら読んでいました。
設問分析について詳しくはブログに書きましたので読んでみてください。
私も同じような感じですね。
設問文を先に読み込んで、どのような情報を拾う必要があるか明確化してから与件文を読んでいました。
与件文を深く読むコツというより、与件文から設問に答えるための情報を正確に抜き出す方法として大事だと思いますね。
私は与件文をざっと一周読んでから、設問を確認して、もう一度詳しく読みながらキーワードを探すようにしていました。
与件文を読む際のポイントとして、何かの受け売りですが、「だが」「しかし」などの接続詞に注意しろというのがあったので、シャーペンで線を引いて接続詞に注意しながら読んでいました。
与件文って内容が面白いので、つい楽しく読んでしまうのですが、あまり物語として深く読まないようには気を付けていました。
私のポイントとしては、設問読解の前に、与件文の第一段落と最終段落だけ先に読んでいました。第一段落には企業の概要、最終段落には企業の将来の方向性が書かれていて、この企業が上手くいっていて拡大希望か、それとも転落傾向にあって巻き返したいのかなどがわかります。そのニュアンスを汲み取った後に設問を読んでいました。
他には例えば事例Ⅰは何代にも渡る経営者が登場することが多く、時系列が読みにくいですよね。その場合、年代の移り変わりに線を引いて区切っていました。
事例Ⅲは、図表などが出てくると与件文のどこの話か大胆に線を引いてわかるようにしていました。
■受験生の悩み③「試験の時間配分」
最後のお悩みは「試験の時間配分」について、どうですか?
10分で与件を読んで、25分で解答骨子を作成して、合計35分が過ぎたら必ず解答に着手するということを守っていました。とにかく決めていたのは、時間が来たら考えがまとまっていなくても、解答を書くということでした。結局、解答を書かなければ点数になりませんからね!
解答メモの作り方も色々ありますよね。
私はメモからいきなり解答を書ける気がしなかったので、解答用紙に余白用紙を重ねてマス目の下書き用紙を作成して、解答の下書きを一部書くことである程度当りをつけてから、本番の解答用紙に解答を書いていました。
時間配分については、沢山事例を解くと勝手に感覚が体に染みついてきます。時間配分がわからず、試験中に焦るのはまだ経験が足りないということとも言えます。ホコタテⅢの議題でもありましたが、なるべく多くの問題に触れておくと感覚は掴めると思います。
さすが多年度生の鏡やな
って経験量が違い過ぎるわ!笑
あと、私は80分の試験で60分くらいまで解答骨子の作成をしていました。解答作成時間は20分です。周りからは先に解答を書き始める音が聞こえてきますが、焦る気持ちをグッとこらえて自分のペースを貫くようにしていました。
私も事例Ⅰ~Ⅲはまっぺさんと同じで設問分析・与件文読解・解答骨子作成で35分くらい、残り時間で解答作成です。この時間配分のバランスを崩すと解答を書ききれないということを1年目に思い知りました…。
事例Ⅳは少し違うと思っていて、事前に自分なりに解く優先順位をつけておきます。満点狙いの問題と、時間があれば解く問題で分けておく感じです。あとは当日の難易度を見て最終判断をしていました。
私は逆算で考えていて、1年目の時から解答は最低20分あれば全部書ききれるように練習をしてきました。そこから少し余裕を持って30分が私の解答記入のデフォルト時間となりました。
1年目の最大の反省は、解答を考える時間が圧倒的に不足していたことでした。そのため、思考時間に25分を当てました。
80分-(記述:30分+思考:25分)=残り25分程度を設問分析、与件文読解、メモ取りに使っていました。この25分の短縮も挑戦しましたが、これ以上短くはならず、時間配分はしっくりきていたので、これで良いかと落ち着きました。
■受験生におすすめしたい良問
さて、次は受験生におすすめの良問ということですが…
これはどなたか紹介できる方はいますか?
良問の定義とかも難しいですよね…
これ私がテーマ設定したんですが、やっぱり難しいですよね(笑)
定義・基準は今回の座談会では「個人的に思う」ということでお許しください!笑
今回はちょい緩めの雰囲気やし、まぁええんちゃうか~♨
つっこミンにもご了承いただけたということで本題に戻りますね!
過去問とにらめっこして見つけてきたんですよ私の思う良問。
ずばり、令和元年の事例Ⅰです。
葉たばこ乾燥企業の問題?
そうです!
まず、設問が100字×5問なんですよ。近年のトレンド値なので、本番を想定した演習問題として適切だと感じていました。
また、毎年絶対ではないながら頻出論点の組織改変系の問題あり!事例科目を問わずトレンドであるIT活用の問題あり!
バランスが良いなという印象で、個人的良問に推薦させていただきました。
ただ、癖があるのは「最大の理由」が2問も出てくるところですね…
事例や設問をそこまで深く見ているのは素晴らしいですね!
私は診断士になってから役立ちそうな事例という視点で探してみました。
そうすると同じく令和元年の事例Ⅱネイルサロンの事例が良いなと思いました。
自分たちの強み、競合の存在などが明確に示されていて、マーケティングを実施して具体的な施策を提案していく内容です。結構実務に直結させられそうな事例だと感じました。
私は事例Ⅱだと平成30年が良いと思っています!
令和2年とかの他の年にもあるのですが、設問によってターゲットが変わるんですよね。
事例Ⅱはターゲット選定が大きなカギを握るので、一事例の中で複数のターゲット選定を意識させられる問題はお得だし、良問だと感じました。
確かに事例Ⅱでターゲットはものすごく大事ですよね。
私は苦手なこともあって事例Ⅳの良問だけは全く思い浮かばなかったのですが、どなたかありますか?
■私の思い出の事例
良問というか、思い出深い事例になりますが、事例Ⅳは令和2年のステーキ店の事例ですね。
ステーキ店以外にも多角化経営している企業の話でしたよね?
そうです。その第2問設問2ですね。
①ステーキ店の営業継続
②カジュアルレストランへの業態転換
③即時変転して資産売却
の条件が1ページ丸々使ってずらっと書いてある問題でした。
見た瞬間にうわーっ!これはやられた!となりましたね(笑)
わかります(笑)
私は令和2年惨敗でしたので、どの事例も思い出深いのですが、特にこの問題は強烈な記憶として残っていますね!
いくら過去問をやっていてもこんな問題は見たことないということで面喰いましたね(笑)
10年以上のベテランでも見たことない問題で面喰うことがあるんやね…
私はまだ出ていない事例Ⅲで、平成28年のカット野菜の問題が印象深いですね。
この問題は他の事例Ⅲの問題と比べると比較的に優しめだったので、解いて自信をつけた覚えがあります。
なるほど。
確かにこの年の事例Ⅲは解きやすいですね。
この事例のC社は親会社の100%子会社で、親会社からの影響を考慮して解答に盛り込まなければならないんですよね。系列企業の関係性にまで留意して解く必要があるのは事例Ⅲには珍しいなと感じたのを覚えています。
それに、フィッシュボーン(特性要因図)が出てくるのも面白いですよね。事例Ⅲは機械系の製造企業が多い中で、食品加工業ならではの図表などが出てくるのも印象的でした。
私が思い出深いのは自分が失敗したやつです。昨年令和2年の事例Ⅰは大失敗したのでよく覚えています。
特に第3問の「直販方式を取り入れた執行役員が部下の営業担当者に伸ばすことを求めた能力」についての問題。もう何を答えていいのかわからなくなって、頭が真っ白になりました。これは忘れられないですね。
振り返ると、与件文からの抜き出しだけでは解けない問題で、設問で問われている解答の方向性をしっかりと捉えて、知識などを活用して解く問題なんですよね。自分の対応力不足が露呈した思い出の事例・設問でした。
確かに令和2年事例ⅠはA社長への問いがほとんど出てこない珍しい事例で印象に残っていますね。
私も同じく令和2年不合格なのですが、事例Ⅱ第3問設問1のアンゾフの「製品・市場マトリックス」の問題が記憶に残っています。アンゾフのマトリックスなんて1次試験学習でも散々やり尽くして当たり前の知識になっていたのに、いざ2次試験で問われると、基本と思っていたことがよく分からなくなって不安になるというのを思い知りました。
■ホコタテをやってみての感想
最後はホコタテ座談会をやってみての感想です!
皆さんいかがでしたか?
私は独学で受験あるあるとかを共有しあえる相手がいなかったので、こういう機会に、皆さんが様々なやり方、考え方でスタイルを確立されているのを知れて楽しかったです。
ホコタテの番組のようにどっちが正しいとかはなかなか決められないと思いました。
同じ合格を勝ち取った同士でも、色々な考えがあることが感じられて、興味深いディスカッションでした。
今回のテーマで、一見対立している立場に見えても解答へのアプローチは似ているケースは結構あるのが印象的でした。
とても面白かったです。
同意ですね。
対立構造のディスカッション企画でしたが、根本は一緒で、アプローチだけちょっと違ったりして面白かったです。
あと、多年度生は私だけだったので、早く合格する方はちゃんと工夫して、戦略を持って対応していたのだと知りました。私はあまり深く考えず、泥くさいやり方をしていたので、これを早く知って実践しておけばもう少し早く受かったかもしれません。ただ、早く受かってたら皆さんと同期ではなかったので、これはこれで良かったのかなとも思います(笑)
とても楽しかったです。ありがとうございました。
締めはブログ班リーダーよろしく!
ご指名をいただきましたので(笑)
一応曲りなりにもブログ班リーダーですので、少しブログに絡めて感想を言いますね。
ブログって皆さんが持つそれぞれのノウハウを書いていると思うんです。
例えばこの4人がブログを書けば、それぞれ持っているノウハウは違うことが、今回のホコタテでわかりました。
だから、受験生の方も誰かのブログを読んで、「このやり方だとなかなか上手くいかない」と思ったとしても、他にしっくりくるブログが必ずあると思います。
そして、そういうノウハウが他よりたくさん集まっているのがタキプロの良さだと思っています。
ぜひ、色々なブログを読んで、自分にしっくり来る情報を掴んで欲しいですね。
本当に合格者だって十人十色ですからね。
タキプロに入って、それが知れて本当に良かったと思いました。
ホコタテをやってみて、「そのやり方では上手くいかないんじゃないですか」というやりとりが合格者同士でも発生していましたよね。
だから、受験生の方たちが同じように感じることがあっても、それは普通のことです。自分が今より一歩でも合格に近づいたり、成長できる情報を選んで獲得していただきたいと改めて思いました。
ありがとうございました。
■おわりに
今回は対立構造の座談会をやりましたけど、どちらが正しいとか決める必要は全くなくて、自分に合ったやり方や考え方を学んでもらえたら良いということを受験生の方たちにお伝えしたいです。
まぁどっちの立場でも合格してますからね(笑)
そう!笑
結局4人とも合格しているので、どっちにしようで悩む必要は無いですね!
受験生の皆さんには色々な情報を得ていただきたいと思います。情報が少ないと選択肢も少なくなってしまいますからね。
今回の企画でも色々な情報が発信されたと思うので、ぜひ自分に合ったものを選んでください!
なんで最後のアイコンだけイケメン風やねん!
やめさしてもらうわ!
2週にわたり全4回でお送りしてきた「診断士合格者のホコタテ-矛盾-」もこれで終了です。
いかがでしたか?
合格者それぞれ様々なやり方、考え方がありましたが、受験生の皆さんも同じです。
自分に合ったやり方で努力を積み重ねて、必ずや合格を勝ち取ってくださいね!
皆さんの合格をお祈りしております。
次回の「タキブロ+」は「地方受験生のためのチェックポイント」です!
お楽しみに!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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