経営法務を勝ち取るための戦略 byけー
■自己紹介
読者のみなさん、はじめまして!
タキプロ13期のけーと言います。
中小企業診断士に憧れすぎて中小企業支援機関に転職をする程情熱を持って試験勉強に取り組みました!
ただ、合格するまでに6年間を要しました・・・。
この6年間の奮闘記についてはまた別の機会にお伝えしようかと思いますが、合格まで時間が掛かった分皆様にお伝えできることもあるかと思います。
これから1年間私の学習方法や成功例、失敗談について公開し、少しでも皆様の学習のお役に立てればと思っておりますのでどうぞよろしくお願いいたします!
第1回目は「経営法務を勝ち取るための戦略」をテーマにお伝えいたします。
■経営法務の学習について
皆さんは、経営法務のテキストを読み進めることは楽しいですか?高いモチベーションを持って過去問の学習に取り組んでいますか?
私が受験初年度に初めて経営法務の学習に取り掛かった時に大きな衝撃を受けました。
それは、企業経営理論や財務・会計等を初めて勉強した時に、純粋に「面白い!!」「ワクワクする!!」という気持ちに駆られたのに対して、経営法務については「何が書いてあるか分からない・・・」「覚えることが多すぎる泣」など、兎に角物凄い勢いで負のエネルギーが私の全身を支配しました。
「全然楽しくないし、こんなの得点源となる科目じゃないよ・・・」
強くそう思った科目でした。
実際に経営法務の過去6年間の科目合格率は下記の通り、他の科目と比べても低いです。
年度 | 科目受験者数(人) | 科目合格者数(人) | 科目合格率(%) |
平成28年度 | 13,259 | 839 | 6.3 |
平成29年度 | 14,269 | 1,192 | 8.4 |
平成30年度 | 13,854 | 713 | 5.1 |
令和元年度 | 15,074 | 1530 | 10.1 |
令和2年度 | 11,568 | 1390 | 12.0 |
令和3年度 | 15,683 | 2,013 | 12.8 |
■経営法務を勝ち取るために
科目合格率から見ても経営法務は得点源にならない科目と言われています。科目合格制度を利用する際にもし他科目に合格していたとしても、経営法務のみを受験して合格点を目指すのはハイリスクであることは皆様ご理解いただけたかと思います。
とは言え、経営法務を一定程度の点数を取らないと一次試験に合格出来ないので、負担をなるべく軽減して合格できる戦略を考える必要があります。
そこで、私が過去6年間の一次試験の勉強の中で掴んだ、「経営法務を勝ち取るための戦略」についてご紹介します!!
※飽くまで経営法務が苦手な方、思う様に得点を取れない方を対象とした戦略になります。
戦略はただ一つ・・・!!それは、
「経営法務の足切りを防いだ上で試験に合格するための学習戦略を立てる」ことです!!
具体的には経営法務は足切りを防ぐことに特化し、その分他の科目学習に時間を充てて得意科目を伸ばしていく戦略になります。
- 経営法務は足切りにならないための学習を行う
- 経営法務以外に得点源となる科目を2つ以上作る
の2点について詳しくご説明します。
■経営法務は足切りにならないための学習を行う
この戦略は、経営法務を足切りのボーダーラインである40点以上を100%取るための戦略になります!
経営法務は、例年通りですと25問出題され1問4点の配点になります(稀に1問5点の年もありました)。
従って、足切りにならないためには、25問中10問に正解しさえすれば良いのです。
私は実際に、6割や5割を取ることを目指すのではなく、足切りを防ぐために確実に得点すべき経営法務の分野は何かという考えで学習計画を立てました。
そして、6年間積み重ねて分かったことは暗記系の問題のみほぼ100%解ける様にしておけば、必ず足切りは回避出来るということです。
特に知的財産関連法や会社法については毎年必ず出題されますし難易度も民法等の問題と比べると難しくないので、この2つの法律を中心に学習していきましょう。
また、学習法としてはテキストを斜め読みしたら直ぐに過去問に当たることをお勧めします。
経営法務独特の言い回しのため、テキストをじっくり読み進めても時間がかかるしモチベーションも低下してしまうからです。
過去問を解くに当たっては、事業承継や裁判例、細かい論点に関する問題など理解しようとしても時間の無駄だと思うので堂々と切り捨ててしまいましょう。
そして、余力は経営法務以外の学習に充てましょう!!
■経営法務以外に得点源となる科目を2つ以上作る
経営法務は40点取れれば良い戦略ですので少なくとも20点を他の科目で補完しないと一次試験の合格点に達することが出来ません。
20点を経営法務以外の科目のみで取るのは一見難しいと感じるかも知れませんが、意外と簡単です。
例えば経済学や財務会計は毎年問題の難易度が安定していますので、この2科目それぞれ70点取ってしまえばもうカバー出来てしまいます。
もちろん420点を目指していたのであれば、急に得意科目の難易度が上がった年にぶつかってしまうと合格が遠のいてしまいます。
私が行っていた戦略では、各科目の得点目標を下記の通りにしていました。得意科目は経済学と財務会計、運用管理でしたが欲張らず70点を目指すこととしていました。
経済学:70点
財務会計:70点
企業経営理論:65点
運営管理:70点
経営法務:40点
経営情報システム:60点(免除)
中小企業経営・政策:60点
合計:435点
15点の余裕を持たせる学習をすることで、気持ちもだいぶ楽になります。
また、基本的に得点源=自分の得意分野になると思いますので、高いモチベーションを持って一次試験の学習に臨めると思います。
■おわりに
如何でしたでしょうか。
今回は、経営法務を勝ち取る戦略ということで、如何に経営法務の学習に時間を割くことなく一次試験の合格を勝ち取るかという戦略についてご紹介しました。
限られた時間の中で効率的に学習を進めることが重要だと思います。
皆さんの学習計画のお役に立てたら幸いです。
さて、次回はYumaさんの登場です。
お楽しみに!
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